岐阜県知事選挙が公示されました。 ここ数回は自民党と共産党の候補が出るだけという、極めて形式的かつ盛り上がりの少ないつまらない選挙でしたが、今回は4人が出馬、更に55年ぶりに自民党が分裂し、自民党推薦候補が2人出たことから、俄然面白い展開となってきました。自民党内では13期連続当選の県会議員のドンが現職知事の「多選批判」をすると、今度は国会議員が県会議員のドンを「長老支配政治」と批判する始末。しかも、批判する岐阜県選出の国会議員は一人除いて全員世襲でしかも多選だったりします。すると、県会議員のドンが政界引退を口にして退路を断つという、どっちもどっちな展開。 自治体の首長、特に知事という役職は特殊な職で、現職の知事でも5選以上の多選知事は全国にも数名います(ちなみに最長は石川県の7選)。最近では国会議員でも「はぐれ」な人がキャリア形成なのか、国会議員としての活動範囲に限界を感じたのか、県知事や政令都市の市長や東京特別区の区長を狙うケースもあることから、やはり、この首長という職は美味しい職なんだと感じます。 ただ、私の暮らす岐阜県東濃地方は、岐阜市を中心とする岐阜県行政の中では岐阜県発足から150年を経ても、なお「化外の地」として冷遇されているエリアです。岐阜市よりも名古屋市への距離が近いことから、岐阜市中心の岐阜県行政に対しても関心が薄い有権者が多いのが現状です。しかし、東濃地方ではリニア中央新幹線問題や、弊ブログでも取り上げました「東美濃」問題など、課題も山積しており、東濃地方の課題に対して県知事候補はどう考え、対案を提示するのか。そこに注目したいと思います。 さて、結果はどうなることやら。私も良く吟味して投票したいと思います。
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テーマ:政治・地方自治・選挙 - ジャンル:政治・経済
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