名古屋・広隆堂ブログ
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広隆堂(こうりゅうどう)

Author:広隆堂(こうりゅうどう)
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1976年10月26日名古屋市千種区生まれ。小学校卒業まで名古屋で暮らし、中学・高校時代を岐阜の山奥で過ごす。都会へあこがれ、大学卒業後、名古屋へ舞い戻る。乗り物と旅行、そして中日ドラゴンズを心から愛する。
 子どもの頃からモノ集めに凝っていたが、最近はポイント集めに凝っており、特に航空会社(ANA・JAL)のマイル集めに熱中している。
 人と同じ事をするのが苦手。協調性が無いせいもあって集団で浮きやすい。できないことを無理にするのは疲れるので、典型的なオレ流・ワンマンだとよく言われながら、迷惑をかけないように好き勝手にやっています。
【「広隆堂」の由来】
 「こうりゅうどう」と読んでください。名前は本名の姓名から一字ずつ頂き、人が集う意味のある字「堂」を加えたものです。コミュニケーションの場として活性化されることを願って名付けました。古臭い名前ですが、本人はかなり真剣に考えて付けました。

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ある酒蔵の最期
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 9月某日、中部経済新聞を読んでいたら、非常に残念な記事が飛び込んできました。岐阜県八百津町の古田酒造さんが経営に行き詰まり、自己破産の準備に入ったとのこと。負債総額は約4億5,000万円。
 古田酒造さんといえば「雪中寒梅」「蘇水峡」などの銘柄で知られ、特に「雪中寒梅」は岐阜県内で「白川郷」「美濃菊」「千代菊」「奥飛騨」「女城主」などと並ぶメジャー銘柄の一つで、酒屋さんに限らずスーパーやコンビニでも簡単に手に入るほど知名度も高い銘柄で、愛知県内でも手に入りやすい岐阜県の日本酒でした(画像は2012年9月21日中部経済新聞より)。
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 名古屋市内、某酒販量販店にて。
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 10月某日、八百津町へ行ってみました。八百津町は名古屋から名鉄電車とバスを乗り継いで約2時間。木曽川沿いの街で人口1万人ほど。木曽川上流から流してきた材木をここで集積し、筏に仕立てて桑名や名古屋に運ぶ運材の中継基地として、また、木曽川の舟運の上流端としても栄えました。現在も和菓子店や酒蔵が多く残るのは、その名残でもあります。
 八百津には「玉柏」で知られる蔵元やまださん、「花盛」で知られる花盛酒造さん、そして古田酒造さんと3軒の酒蔵がありました。他の蔵が和菓子店と共に八百津町のメインストリートにあるのに対して、古田酒造さんは八百津町中心部から少し東へ行ったところに蔵を構えていました。
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 どうもこちらは裏側のようでしたので、表へ回ってみました。古田酒造さんは1887年創業。明治時代中頃からこの地で醸造を続けてきました。蔵は比較的新しく、改築していたようです。ちなみに、最盛期は1993年6月期決算で8億円の売上があったとか。
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 古田酒造さんの建物。やや小さいながら、杉玉もぶら下がっていました。そして、玄関にはこんな張り紙が。
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 蔵元の無念さが伝わってくる張り紙です。中部経済新聞の報道によれば、事業停止日が9月10日。この日は単に2度目の不渡りが出てしまっただけなのかもしれませんが、この日付は結構重要です。
 酒蔵では10月下旬から新しい酒造りが本格的に始まります。しかし、杜氏さんへの給与が払えないなんてことは酒蔵として許されませんし、繊細な作業を要求される酒造りでカネの話が頭をよぎるようでは、雑味の残るできそこないの酒になってしまうことでしょう。自転車操業の様なことまでして強行する手もあるかもしれませんが、既に原料購入にも事欠くほど運転資金が完全に枯渇していたのかもしれません。
 したがって、新年度の製造計画を立てる時点に杜氏さんを呼ぶかどうか、そこで最終決断をせねばならなかったのでしょうね。先日、岐阜県内のバロー某店で今年8月に製造・出荷した「雪中寒梅」1升瓶を発見しました。これが本当に最後の最期だったのかと思うと感慨深いものがあります。
 今年の6月期で売上高が8,800万円。17~8年で全盛期の1/10にまで減ってしまったのは、新聞報道による「規制緩和や日本酒離れ」という外的要因だけではないように思います。日本酒離れは既に数十年続いている現象です。苦しい台所事情を抱えながらも頑張っている蔵元は全国各地にあります。そこで思い当たるのは、やはり根本的に経営面に問題があったわけです。
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 八百津の3蔵でも「玉柏」「花盛」に比べ、「雪中寒梅」の販路は広範囲に及んでいました。その安易な拡大志向や設備拡充による不要な投資が自らの首を絞めてしまったのではないでしょうか。企業として、地域の為、蔵元の伝統やプライドなど体裁を守るがために、本当に守らねばならないモノを守りきれなくなったのが、今回の結果を招いたのでしょう。
 蔵元の張り紙には「廃業」とあるだけで、倒産や破産といった文字はありませんでした。蔵元側のプライドだったのかもしれません。しかし、張り紙の横にある、もう1枚の張り紙が現実を叩きつけていました。こちらには可児市の弁護士事務所の名前で「破産」という文言がハッキリと書かれていました。
 「雪中寒梅」は岐阜県を中心にまだ店頭で残っているところもあります。今年の年末年始辺り、幻になる「雪中寒梅」を呑む最後のチャンスになりそうです。最後に1度呑んでみたいものです。
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テーマ:日本酒 - ジャンル:グルメ

金虎酒造酒蔵開き
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 名古屋の都心から最も近い酒蔵はどこか、ご存知ですか?名古屋市民でも意外と知らない方が多いかと思います。実は都心から直線距離で約3km、名古屋の北のターミナル・大曽根からほど近い、北区山田にある金虎酒造さんです。今回は3月17日に行われました酒蔵公開の模様をお届けします。
 大曽根から国道19号線を春日井方面に10分ほど歩くと到着です。国道沿いに渋い建物があるので、すぐに分かると思います。ここ数年は、毎年春に行われる名古屋市交通局主催の「駅ちかウォーキング」というイベントに合わせて酒蔵公開を行っています。ウォーキング参加者の皆さんは黒川から上飯田を経由して歩いておられますが、私は日本酒だけが目的なものですから、大曽根から直接訪問してきました。
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 金虎酒造さんは弘化二年(1845年)に初代大阪屋善兵衛が酒造業を始めて以来、代々越後杜氏の技によって伝統を守って来た蔵です。屋号の「金虎」は名古屋城名物の金鯱と、三代目善兵衛が寅年生まれであった事より命名されたとのこと。昭和20年5月の名古屋大空襲で名古屋城と同時に蔵を焼失したものの復活。現在は名古屋市内では貴重な酒蔵の一つです。最近では、名古屋城本丸御殿の再建を願って吟醸酒「本丸御殿」を造るなど、名古屋城との縁を持っています。
 現在、名古屋市内には酒蔵が5軒ありますが、うち3軒は緑区大高、1軒は守山区。いずれも昭和の市町村合併で名古屋市になった郊外地域であり、庄内川の内側にある金虎酒造さんは名古屋旧市街に残る唯一の酒蔵でもあります。
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 木造の渋い蔵の中では、吟醸酒「本丸御殿」と生原酒「寒造りしぼりたて」の試飲がありました。個人的には純米酒希望でしたが、蔵元のイチ推しが本丸御殿とのこと。試飲した2品とも、日々の食中酒向きの非常に呑みやすいスッキリとしたお酒でした。
 「本丸御殿」は愛知県産酒造好適米「夢山水」を全量使い、精米歩合50%の高品質規格。これ以外の主な商品は、麹米に五百万石、掛米に一般米を使用しているそうです。こちらの酒蔵の特徴の一つが、価格の安さ。どの商品もリーズナブル。本丸御殿は1.8Lが2,870円、720mlが1,275円、純米酒も1.8Lが2,100円、720mlが860円。お値打ち感があるのは、いかにも名古屋らしさ。名古屋市の北区・東区・守山区を中心に、街の酒屋さんで手に入ります。
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 帰り際に蔵元で梅酒製造時に使った梅と、なぜか「ウコンの力」のプレゼント。梅酒の試飲があれど、梅をもらえるのは非常に珍しいサービスでした。こちらの蔵では、最近は梅酒にも力を入れているとのこと。雨の降る寒い日でしたが甘酒で体も温まり、「名古屋の酒」を楽しむことができました。

金虎酒造公式HP
http://www.kintora.jp/

テーマ:日本酒 - ジャンル:グルメ

「四海王」福井酒造酒蔵開き
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 3月4日、『四海王』のブランドで知られる愛知県豊橋市にある福井酒造の酒蔵見学に行ってきました。少し前に読んだ本でこの蔵の話題が出ており、手造りが基本の醸造で機械化に1980年代から取り組み、新種品評会で金賞を獲得している蔵。機械化しても大量生産に移らず、200本限定の大吟醸から純米酒までカバーする蔵。今回名鉄の『三河の酒紀行』というハイキングイベントに参加しており、酒蔵開放を行うというので強い関心を持って豊橋まで出かけてきました。
 まずJRで豊橋まで行き、豊橋鉄道渥美線に乗り換え南栄駅まで乗ります。豊橋はかつて暮らしていた街なので良く知っているつもりでしたが、まだまだ知らないことばかりだったのかと痛感させられました。南栄駅から歩いて15分ほど。まさか、13年前に自分が通った悪しき思い出しかないY自動車学校の向かいにあったとは!
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 福井酒造さんは1912年(明治45年)に渥美半島の福江(現在の田原市)で創業し、今年が記念すべき100年目。敷地内の地下102mから水を引いているそうです。中に入ると、酒蔵見学の整理券を配布していたので確保。整理券番号は「四海王」の4番。良い番号を頂きました。
 酒蔵見学までの時間があるので、試飲を堪能。私は個人的に純米吟醸の四海王「真」と本醸造が良かったです。純米大吟醸も作れど、基本は純米酒や本醸造が軸というだけに、手頃な商品でも手が込んであるのがよく伝わる酒です。そして、樽酒や甘酒も美味い!
 今回のイベントでは豊橋名物ヤマサちくわや渥美半島の干物、蒲郡のミカンなど、地元の特産品販売もありました。蔵の表では七輪のサービスもあって、買った干物をその場で焼いてつまみに宴会が盛り上がっていました。撮影していると宴会会場からお誘いをいただき、輪に入れていただきました。みんな酔いも回っているせいか、上機嫌な! こんなフレンドリーな蔵開きは初めてです。
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 さて、酒蔵見学の時間が来ましたので、蔵の中へ行ってみましょう!
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 酒蔵見学は社長さん自らハンドマイクを持って案内して下さいました。まず、瓶詰めのシーンを公開。酒蔵内部見学の多くは、瓶詰め工程を醸造と関係ないと思っているのか、見学ルートから外したり紅白幕で隠している蔵が結構多いため、見学者用にわざわざ製造ラインを動かしてくれる蔵は非常に珍しいです。
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 空瓶が1本ずつラインで流れてきます。空瓶がフルゲート揃うとノズルが降りて来て、瓶の上部をつかむと一斉に持ち上げて酒を詰めていきます。なお、今回は見学用に水を使用していました。この機会1台で1升瓶から1号瓶まで対応できるそうです。規定量を詰めると、瓶は降ろされ、コンベアで次の工程に運ばれます。
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 職人さんが軽くフタをかぶせて、
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 機械を使って1本ずつ蓋を密封し、次の工程(ラベル貼り等)に進んでいきます。
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 奥へ進み階段を下りると、ズラリと並んだタンク群。社長さんの説明によれば、タンク1つで8,000L。1升瓶で換算すると約6,000本になるそうです。生涯かけても飲みきれない量です。また、タンクの中に落ちると炭酸ガスによって即死するそうです。酒って結構怖いものですね。なお、タンクはホーロー製で魔法瓶の様な構造になっているそうです。
 そして、醸造に使われる麹の試食もありました。これも珍しい。初めて食べましたが、甘いですね。
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 そして、これが福井酒造の名物、液化槽です。ここからが福井酒造の真骨頂です。日本酒の醸造は手造りであることが原則であり、機械化されているのは大手醸造メーカーに限られているものと思いがちです。しかし、こちらでは1980年代から原料である米を液化し、コンピュータ管理による醸造を行っているのです。これを見たくて今回豊橋までやって来たのです。
  この酒蔵、1980年頃から杜氏・蔵人の確保の難しさから、自社での蔵人育成を行うかシステムの抜本的に変更するかの選択を迫られていたそうです。醸造にコンピューターを導入した長野県の酒蔵のビデオを一緒に見たエンジニアから「米を砕いて液化すればできると思う」という言葉を聞き、これをヒントに液化システムによる醸造を思い立ったそうです。
 酒造りは米を蒸し、窯から取り出して平らに伸ばして冷やし、発酵用タンクに移すなど重労働が続きます。ところが、米と水に液化酵素加えて液化すると蒸し米工程を飛ばして一気に発酵段階に移ることができ、労働の効率化ができます。この研究は1956年の時点で理化学研究所が発表していたのですが、「米1トンに対して使える酵素の量は2000分の1まで」という酒税法の規定があり、この量では米を液化できなかったことから実用化する酒蔵はありませんでした。しかし、それから25年も経過しており、技術改良で克服できると確信し開発に取り組みました。
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 1984年冬に機械を一新し液化システムを導入。その後、試行錯誤や共同開発者との決別などありましたが、専門機関や大学の協力もあって、1990年に液化酵素を用いて米を煮るタンクの温度を沸点近くまで上げる「高温強火炊き酒造りシステム」が完成。その後もタンクの水の自動計量装置やタンクの温度設定できるコンピュータ制御など、バージョンアップが続けられているそうで、このシステムは山形県から山口県まで全国6つの蔵で導入されているそうです。
 米を液化した酒粕とはどんなものか、現物を見たかったのですが既に品切れで見られず残念。ただ、振る舞われた甘酒の美味さを見るに、このシステムの完成度が相当高いことは良く分かりました。

 製造に限らず、機械化によって商品や仕事において人間性が損なわれると良く言いますが、その機械を操るのは所詮人間。機械も所詮道具でしかないのですから、品質を左右するのは人間の操作、つまりカギは人にあるのです。作業効率化は現在社会に課せられた至上命題でありますが、電算化・機械化は表面上の効率化であって、それを使いこなす人の力無くして本質的な効率化は達成できないのです。
 酒造りに限らず、現代のあらゆることに通じる哲学的な真理を突かれ、美味い酒を飲みながら唸る福井酒造の酒蔵開放でした。

【参考】『幻の地酒尽くし-酒師が選ぶ蔵元の美酒-』木村克己 青春出版社2003年

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國盛 酒の文化館一般公開
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 今回は3月3日に行ってきました、愛知県半田市にある「國盛」のブランドで知られる中埜酒造さんの運営する資料館「酒の文化館」の一般公開の模様をお届けします。
 本来、この施設の見学は事前予約制なのですが、今回は「はんだ蔵のまち桃の節句」という街ぐるみのイベントの一環で自由に見学ができるということで行ってきました。
 知多半島は江戸時代は灘・伏見と並ぶ3大醸造地として栄えました。知多半島東海岸の半田周辺は特に盛んで、灘・伏見よりも江戸へ早く商品を供給できる地の利の良さから、江戸時代後期から明治初頭までの間に隆盛を極めたそうです。その半田の中心にある中埜酒造さんの「酒の文化館」はJR半田駅から徒歩10分ほど。同じく半田発祥の企業「ミツカン」の本社を通り過ぎ、渋い蔵が立ち並ぶ半田運河の手前の筋を入ったところにあります。
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 中埜酒造は江戸時代末期の1844年(弘化元年)創業。1909年(明治42年)「丸中酒造合資会社」に法人化。1965年(昭和40年)株式会社に組織変更。1990年(平成2年)「中埜酒造株式会社」に商号変更し、現在に至ります。「中埜」という名称を使うあたり、同じ半田でしかも目と鼻の先にあるミツカンとの関係が気になります。調べて見ると、やはりミツカングループに属していた時期があるようですが、現在は若干の一部交流や人事業務について協力しているのみで独自路線を歩み始めているそうです。
 酒蔵の歴史を確認した上でさっそく館内に入ります。この資料館は1985年(昭和60年)に新工場の完成と稼動を機に創設された中埜酒造の企業博物館で、かつての酒蔵を利用し日本酒造り工程や酒造りの道具などが展示されているほか、酒の試飲も可能です。
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 展示物はかつて使われていたモノばかりでサプライズ無し。個人的には現在の醸造技術を見たいところですが、今回の見学は酒蔵では無く資料館ですから仕方ないところでしょうか。今回は桃の節句ということもあり、雛飾りも展示されていました。
 そして、酒蔵見学の本丸・試飲コーナーです。なぜか、ここでは試飲コーナーだけ撮影禁止。中埜酒造さんのオールスターキャストのうち、「國盛」吟醸や「半田郷」などを堪能。最近その筋で話題の「知多娘。」限定レーベルを知多娘のキャラクター声優による試飲もありました(だから撮影禁止?)。アルコール度数がやや低めで日本酒ビギナー向け。この蔵元では脇に置かれがちの梅酒にも手抜きなし。この蔵オリジナルの「ローズ梅酒」がなかなか美味。スルスルと呑めてしまいます。すぐ脇には販売ブースもあり、お土産を確保できました。
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 今回のイベント「はんだ蔵のまち桃の節句」の一環で、知多半島の醸造をテーマとした展示イベントが行われているということで、酒の文化館からJR半田駅を通り過ぎ15分ほど歩き名鉄知多半田駅前にある「クラシティ半田」というビルへやってきました。
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 ビルの一角にはこんなスペースも。その筋で噂の「知多娘。」コーナー。ヲタはカネ持っていますから、地域おこしをこういう視点からアプローチするセンスはなかなかのものです。でも、このブースには入らずサラリと通り過ぎまして、3階のホールで行われていました「醸しの半島、知多 酒とビール」という企画展を見に行きました。
 今回のイベントを主催する財団法人招鶴亭文庫さんは、平成20年1月に半田市に設立され、ミツカン創業家である中埜家文書の寄贈を受け、江戸時代以降の半田を含む知多半島地域の経済史や文化史の解明に繋がる様々な資料についての学術的な調査・研究を行っているそうです。
 特に中埜家の文書は、食酢醸造業その他の事業に関わる帳簿や書状、地域の成立過程や人々の暮らしがわかる記録など、総計約20万点の文書が残されており、食酢の製造・流通に限らず、酒造業、銀行業、酪農業など財貨・サービスの生産・分配・消費といった経済活動や、衣食住の文化に関わる貴重な記録が残されているそうです。
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 冒頭でも述べましたが、半田を含む知多半島地域は江戸時代から日本有数の酒造地域であり、現在、この地域で盛んに醸造されている食酢も酒造業が生み出す酒粕から考案されたものです。醸造王国だった知多半島がいかにして隆盛を迎え、そして競合に敗れ酒造が衰退したのか、資料を交えてその経緯を知ることができました。会場内は撮影NG(下記の招鶴亭文庫さん公式サイトより一部ご覧いただけます)でしたが、スタッフの方が実に丁寧で分かりやすい説明をして下さり、昭和戦前まで隆盛を極めた半田発祥の「カブトビール」のクリアファイルのお土産付きで非常に濃い展示でした。
 知多半島の醸造が盛んになったのは、米を原料とする酒の統制が徹底的に行われていた江戸時代、天明の大飢饉で全国的に酒造が制限を受けるなか、飢饉の影響が軽重だった尾張藩は酒造規制が緩く、江戸へ供給できたことから知多酒の名は一気に広まったそうです。
 ただ、知多酒がその後失速してしまったのは、精米技術の問題(酒質が悪かった)と水源の確保が限界になってしまった(知多半島は慢性的な水不足で、これを解消したのは昭和30年代の愛知用水完成まで待つ必要があった)こと、更には明治初頭の松方正義による酒造税の大増税で知多半島の半数の酒造家が廃業又は転業してしまったのが大きかったそうです。
 それでも、この地域の人々は再び立ち上がり、戦前に「カブトビール」でもう一度隆盛を極めています。ミツカンは既に日本を代表する醸造メーカーです。知多半島の醸造スピリッツは、世代を越えて現在も継承されているのです。

【参考】
中埜酒造
http://www.nakanoshuzou.jp/
財団法人招鶴亭文庫
http://shoukakutei.or.jp/index.html

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岐阜の地酒に酔う2011
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 現在、岐阜県には酒蔵が57軒あるそうです。そのうちの28軒もの酒蔵が参加する大変貴重な日本酒の一大イベント「岐阜の地酒に酔う2011」というイベントが、JR岐阜駅前にある「じゅうろくプラザ」で7月11日に行われました。今回は、その模様をお届けします。
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 今回は先着300名の予約制。大急ぎで申し込みましたが、何の返事もないので不安ながら当日乗り込むと予約が入っており無事に入場できました。どうも、定員300名のところ、320名ほどの予約者がいたとか。
 2,000円の参加費を支払って、いよいよ会場へ。参加費の一部は、東日本大震災の義援金として寄付されるとのこと。少しですが役立ててください。
 今回は、各蔵元お薦めのアテ(おつまみ)を用意していただいており、各蔵元の方と楽しくお酒と会話を楽しませていただきました。
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 なんせ、28もの蔵元さんが集結しています。しかも、イベント時間は13:00~16:00の3時間限定。1軒、1杯でも多くのお酒と出会わねばならず(?)、必然的にピッチが早くなります。
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 中津川市恵那醸造さんの「鯨波」。純米吟醸の美味さは神がかりレベルです。
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 瑞浪市の中島醸造さんの「小左衛門」。意欲的な蔵として、その名を全国に広めています。
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 我らが土岐市の「千古乃岩」さんも出展していました。
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 飛騨古川の「蓬莱」さん。PR戦略の上手な蔵ですが、その味にも抜かりなし。
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 揖斐川町の所酒造さん。酸といえば「房島屋」。房島屋といえば「酸」です。

 他に印象に残ったのは、多治見市の「三千盛」、高山市の「久寿玉」の超辛口、そして下呂市の「天領どぶろく」。自社商品の「飛騨牛しぐれ」との相性が最高でした。
 会場にいる日本酒ファンの方とも意見交換が進み、本当に楽しいイベントでした。あっという間に3時間で不覚にも久しぶりに泥酔してしまいました。

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飛騨美濃酒蔵の集い
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 2010年春の地酒イベントの締めくくり、4月25日に岐阜駅前アクティブGで行われた「飛騨美濃酒蔵の集い」の模様をお届けします。
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 岐阜県内の酒屋さんと酒蔵がタイアップ。愛知県・徳島県の酒蔵も特別参加しての大試飲会でした。入場料1,000円払い入場。午後1時から4時までの3時間でしたが、会場直後から日本酒ファンが殺到。大変なにぎわいでした。
 参加した酒蔵は以下の通り。
 鯨波、玉柏、三千盛、初緑、千代菊、榮一、美濃天狗、御代櫻、達磨正宗、天領、房島屋、長良川、三千櫻(ここまですべて岐阜県)、蓬莱泉(愛知県)、芳水(徳島県)
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 古酒のパイオニア「達磨正宗」の白木酒造さん。つまみがポッキーやマーブルブルチョコレート(お菓子)なので「?」と思いましたが、このコンビネーションが結構いい。
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 激ウマ地酒・弊ブログ勝手に推奨の恵那醸造さんの「鯨波」。漬物も激ウマでした。

 他に印象に残ったのは、
・所酒造さんの「房島屋うす濁り」:力量の入り具合が違いますね。
・天領酒造さん「天領どぶろく」:買い占めたくなるような美味さでした。
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 何杯飲んだだろうか。忘れてしまうくらい呑みまくりました。2時半を過ぎると試飲分をすべて空けてしまう酒蔵が続出。何杯も飲む人も(私を含め)いましたから、当然の結果ですわ、美味すぎますから。3時半頃に照明を落とし追い出しがスタート。でも、随分遅くまで頑張りましたが、酔いがまわって来たので退場。
 企画した酒屋さん・酒蔵の方も大変でしょうが、素敵なイベントをありがとう。良い気分で帰路に就きました。来年はもうちょっとストック増やしてくれると嬉しいな。

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デパートでの地酒めぐり(京都編)
 日本酒にハマってからは、地方へ行きますと酒蔵や酒屋さんを巡りたいのですが、土地勘も時間も無い。そういう時に便利なのがデパートです。デパートの酒売り場の力の入れ方は、同時に百貨店が地域に根差しているかどうかのバロメーターだったりします。
 京都へ行く際も、デパートを訪ねました。



 必ず地元のお酒が並んでいるので、聞いたことの無い銘柄との出会いが旅の思い出をより濃いものにしてくれます。


 こんな銘柄も「ハンチョウ」って、TBSで流れていたドラマのタイトルじゃないですか。しかも、ロゴも同じ。版権とか大丈夫なの?ラベルを見ると「佐々木酒造」の名が。これで点と点がつながりました。京都市内にある佐々木酒造は俳優の佐々木蔵之介さんの実家なんですね。酒が情報を伝えてくれました。
佐々木酒造公式サイト:http://jurakudai.com/web/index.html

 ちなみに、京都の百貨店の日本酒充実度ランキング。
1位:伊勢丹
2位:大丸
3位:高島屋
 伊勢丹は立地的に電車(特に新幹線利用者)向けなのか小瓶の日本酒(地酒)の揃えが良く、しかも冷えていたのがポイント。後発店故に強みを発揮している。大丸も品ぞろえでは伊勢丹と変わりないが、通路がやや狭く落ち着いて見られなかったのが惜しい。「京都銘酒」コーナーが良い。1位と2位は僅差。
 高島屋は上位2つに比べるとやや劣る。売り場が狭いのに、1升瓶中心のラインナップ。内容はパッとしませんが、試飲のオバちゃんがしこたま飲ませてくれたので1本お買い上げとなりました。

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「小左衛門」中島醸造蔵元開き
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 4月18日、「小左衛門」「始禄」のブランドで知られる岐阜県瑞浪市の中島醸造さんへ出かけました。今回はその模様をお届けします。「小左衛門」は既に地元に限らず、全国的にも知られるようになっていますので、楽しみにしていました。
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 名古屋からJR中央線の電車に揺られて45分。瑞浪駅から徒歩10分ほどのところにあります。瑞浪駅を降り立った人が50名ぐらいの一個連隊として、中島醸造へ向かって行きました。受付もすごいことになっています。
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 本当はこの先、製造の現場を見たかったのですが、今回のイベントでは非公開でした。
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 受付を済ましコップを受け取って、蔵の建物へ邪魔します。すると…。
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 中島酒造の大試飲大会が繰り広げられていました。ズラリと瓶が並び、お好きなようにと試飲はセルフサービスなんです。これには驚きでした。ここまで大盤振る舞いの蔵も珍しいです。
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 「小左衛門」といえば、バリエーションの多さも魅力です。これだけじゃないですよ。
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 まだまだあります。中島醸造オールスターズ。
 試飲できるお酒の種類も20種類以上。徹底的に呑み倒して、お酒の美味しさを舌に叩き込んでおきました。
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 嬉しいのは熱燗でも試飲できたこと。燗にすることで味わいが広がるお酒もありますよね。
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 昼間から日本酒を楽しむ、濃い日曜日でした。

テーマ:日本酒 - ジャンル:グルメ



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