まさか、WBC出場拒否がドラゴンズだったとは・・・。
11/22の中日新聞朝刊より
『・・・国内12球団では、うち1球団の全候補者が辞退。原監督は球団名を伏せたが、「1球団で1人も協力者がいなかったのは寂しい」と漏らした。』
たったこれだけ。良く思うとすごい紙面だわ。記事も小さかったし。ちなみに大本営中スポでは『中日らしい』という大本営らしからぬ身内の憶測記事として処理するお粗末振り。
北京五輪の大失敗が選手に大きな不安を与えてしまったのは事実であり、主力選手を拠出した影響がペナントレース後半に中日・阪神の大ブレーキをもたらし、巨人の優勝につながったのも事実。ただ、その失敗を踏まえた新体制の下で蓋も開かないうちに辞退するというのはちょっと残念。特に浅尾・高橋にとっては飛躍の契機になったはず(仮にWBCに出場してもワンポイント当番程度だというのに)。各選手の体調を把握していないので安易に批判もできないが。ただ、「シーズン通じての活躍ができてから」と述べた浅尾にはガッカリ。じゃ、それは何年後にできるのか? 彼にそこまで依存せねばならないほどドラゴンズの投手陣も脆弱ではないし、まだ若手の氏に2ケタ勝利など過剰な期待はしていない。気負いすぎだ。
ドラゴンズファンとして1つだけ擁護すると、巨人や日ハムなどと違い、選手層が高齢化の上で薄っぺらくなった今の中日で選手を何人も拠出してしまうと、WBC開催は3月なので開幕ダッシュは絶望的な上に、そこで怪我でもすれば前半戦は相当苦しい展開になるという悲観的な予想が首脳陣や選手にあるのだろう。ウッズが去り、憲信・中村ノリもFAで退団濃厚である中日、明らかな戦力ダウンでオレ竜最大の危機となる来シーズンを目前に5人も要請されてはね・・・。ただ、一斉に辞退を出したタイミングが悪かった。
常に怪我と背中合わせでありながら、いつでもフィールドに立てるように整えるのがプロ選手だ。怪我が怖いという理由で辞退ってことはないだろうが、たまの世界大会で対応できないというのはプロ選手として少し残念だ。
テーマ:中日ドラゴンズ - ジャンル:スポーツ
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