「改札が早く通過できる」以外のメリットの無い、ICカードの負け組・JR東海の「TOICA」が反撃に出てくる。 JR東海の公式HPより引用しながら簡単にコメントしてみたい。
1.TOICAの利用エリアを拡大します 御殿場線(沼津・御殿場間)、身延線(富士・西富士宮間)、飯田線(豊橋・豊川間)、高山本線(岐阜・美濃太田間)、太多線(多治見・美濃太田間)の33駅に、TOICAの利用エリアを拡大。
TOICA利用可能エリアはただ東西に長いだけで、三島・沼津、静岡、豊橋、岐阜の各交通圏を包括する役割をまったく果たせていなかった。無人駅の多い高山線や飯田線の列車終着駅である岐阜駅や豊橋駅では、乗車券を持たない利用者が駅の有人改札に殺到するのが常態化し、改札口の混雑に拍車をかけていた。本来、ICカードは無人駅利用者の利便性向上や運賃の適正収受などメリットが多いのにJR東海はこれを放置していた。飯田線については、豊橋への利用が多い新城まで伸ばしてもよかったと思うが、無人駅の整備に予算が回らなかった(というか回さなかった)のだろうか。
2.TOICA定期券による新幹線乗車サービスを開始します ・TOICA定期券を新幹線自動改札機にタッチしていただくだけで、定期券区間内の東海道新幹線の普通車自由席にご乗車いただけるようになります
これもすぐやれそうだったのに、長いこと時間がかかりましたね。
3.TOICA電子マネーサービスを開始します ・東海道新幹線ののぞみ停車駅、静岡駅、浜松駅を中心とした駅構内の売店等でのお買い物に便利なように、TOICAに電子マネー機能を追加します。 ・また、平成22年春以降、東海圏を中心とした駅構内、駅ビル、市中において、電子マネーの利用可能店舗の拡大を順次進めます。
2009年2月13日の中日新聞紙面において、JR東海はTOICAでの電子マネーについて、『現在勉強中』であるとの報道がなされたが、結構早く終わったようですね。ところで、名古屋駅のキオスクで「EDY」を導入した際に、なぜ検討しなかったのでしょうかね?
4.サービスの開始 平成22年春目途
1年先ですか・・・。
これまでの後向き姿勢を改めたJR東海。電子マネー事業の今後に注目です。
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