公金着服は許されない犯罪。しかし、10円玉ばかりってみみっちい犯罪だこと。名古屋の市バスは日常的に利用しており、小銭入れの整理をかねて1円・5円・10円を混ぜてよく支払っているのだが、オイラが払ったバス運賃が市バスの両替金になって、それが運転士の懐に消えているか思うと怒りを覚える。ネコババしたアホ運転士が在籍していたのは、中川・猪高・緑・野並の4営業所。おい、いつも使っている路線は猪高営業所管轄じゃないか。大丈夫か? バス運賃は利便性の対価であり、公共交通に対する応援の意思でもある。運転士の生活費じゃないんだぞ!!モラル低すぎ。 私も名鉄バスで経験があるのだが、運賃の入れ過ぎなどの理由で料金箱から両替用の硬貨を出してもらうことが稀にある。その際は運転士が運賃箱のボタンを押して操作をする必要があり、10円玉1つ取り出すのに5秒ほどかかる。1日に1050回も操作していたアホ運転士は、勤務時間のうち休憩時間に限らずターミナルなどで発車待ちのトイレ休憩の時間も使って5250秒≒87.5分も勤しんでいたわけで呆れてモノが言えない。1台のバスで10円玉が1万円分もないはずだから、複数のバスを乗り換えていたはず。10円玉欲しさに必死のあまり、肝心な安全運転が疎かになるかと思うとゾッとする。 中日新聞(http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2009071802000156.html)によると、
(不正行為を行っていたのは)運輸主事(41)、同(58)、再雇用職員(60)、同(62)、嘱託員(67)。6月初旬に嘱託員が出庫前に料金箱を不正に操作するのを同僚が発見、1446人の全運転手の操作記録から4人が浮上した。 5人は、返金用の10円硬貨払い戻し機能を使って10円硬貨を10枚出しては現金投入口に投入。そこで返却ボタンを押すと、100円硬貨に両替される仕組みを利用して100円玉を集めた。さらに同様にして100円硬貨5枚を500円硬貨に替えていた。 10円硬貨の払い出しは通常は1カ月に一度程度だが、5人は乗務日に、ほぼ毎日していた。1日に1050枚払い出し1万500円を持ち帰ったケースも。犯行を認めた2人は「経験として知った」などと話している。
10円玉ばかりじゃ重いからって、逆両替で盗みまくるとは巧妙だわ。また、ベテラン運転士ばかりというのも気がかり。根っからの計画犯じゃないか。運賃箱にこんな機能を付けるのは、バス運転士の間で運賃の不正流用が慢性的に行われていたことを証明するようなものだ。これを事業者は知っていたはずである。これが氷山の一角だったりして。きちんと調べたら、赤字の1%でも補填できたりして。 先日は大阪でバス営業所員が勝手にバス営業所内で自動販売機を設置して手数料収入を得る例や、バス営業所敷地内を無断で開墾し野菜栽培に精を出していたことが発覚するなど、バス運転士の不祥事が目立つ。また、運転士が販売用に常備している回数券・バスカードに加え、金券ショップで購入した券を正規ルートに混ぜて販売し差益を…なんて噂も聞いたことがある。氷山の一角なのだろうが、どうかこれらの犯罪行為はネタや妄想の範囲内でとどめ、実行しないように願うばかりだ。
名古屋市は17日、市バスの男性運転手5人が客に過払い金を返却するため、運転手用に設置されている10円玉払い戻しボタンを連打するなどの手口で、両替金計約87万円を着服していたと発表した。うち1人の着服額は約37万円にも上り、1日に1050回もボタンを押したことがあったという。 同市によると、5人は41~67歳(嘱託職員含む)で、うち2人は「昼食代に使った」などと話しているが、1050回連打した運転手を含む3人は関与を否定しているという。市は近く愛知県警に被害届を出す方針。 引用元:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090718-00000003-jij-soci
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