これまたショックです。 刑事ドラマの名作の一つ「特捜最前線」は、よく見ていました。10代の頃(15年程前)、名古屋テレビがお昼前に延々と「これでもかっ!」ってばかりにテープが擦り切れるぐらいに特捜最前線の再放送を流していたので。 どうしても、バイオレンス路線の桜井(藤岡弘)・吉野(誠直也)や、台本なのかアドリブかわからないすごい演技の船村(おやっさん・大滝秀治)、そしてエンディングソングの「私だけの十字架」が印象深いんだけど、個人的には夏夕介さん演じる叶刑事が好きだった。 施設に捨てられた捨て子という設定で、一匹狼からだんだん人情味が出てくる人としての成長の姿が見られる刑事だった。屈折した影のある刑事で生い立ちの話となると「複雑なんで…。」と話を濁らせるのがお決まりだった。トラブルに巻き込まれるパターンが多かったが、特捜最前線の後半を盛りたてた功労者だったと思う。 犯人を逮捕し事件が解決しても何ともやりきれない、「Gメン'75」を上回る独特なエンディングが好きでした。特捜最前線って、年齢重ねるほどドラマの良さがズッシリと心の奥へ伝わってきます。あのようなドラマ、ぜひ作ってくれないかな。
まだ、59歳。ということは特捜最前線出演時は30代前半だったんだ。ホント、早すぎる。 ご冥福をお祈りいたします。
久しぶりに聴きたくなりました。「私だけの十字架」
テレビドラマ「特捜最前線」などで知られる俳優の夏夕介さん(本名・田浦久幸)が27日、胃がんのため死去した。59歳だった。通夜は30日午後7時、告別式は31日午前11時、東京都国分寺市並木町2の33の13の鳳林院で。喪主は妻のめぐみさん。 夏さんは熊本県出身。昭和44年に芸能界デビュー。テレビドラマ「純愛山河愛と誠」でヒロインの相手役をつとめて人気を集めた。その後も「宇宙鉄人キョーダイン」「特捜最前線」などのドラマに出演、映画や舞台などでも活躍した。妻のめぐみさんは元女優。長女は宝塚歌劇団の娘役、愛花ちさきさん。
引用元:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100127-00000597-san-ent
テーマ:テレビドラマ - ジャンル:テレビ・ラジオ
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