明知鉄道レポート第3弾です。さて、DMVがレール上に現れます。
 DMVがバスから列車に変身する瞬間です。
 タイヤから車輪に入れ替わるまで10秒ほどでした。驚くほどスムーズです。車輪が出ると車体はやや上向きになります。恵那市役所職員の説明と共にこれを3回繰り返しました。
 どうも車両下部にカメラがあって、車輪がレールに乗っているかどうかを確認できるようですが、念のため明知鉄道の気動車運転士が目視確認を行います。
 ホームから拍手に見送られて、DMVは岩村駅を出発して行きました。しかし、明智~岩村間を明知鉄道と並行する国道を走らせるというのは、逆に明知鉄道を自身で否定しているようで、ちょっと複雑な気持ちになりました。
 普段使用していない側線から本線へ侵入するため、ポイントも手動操作。保線員の方がポイント通過を目視確認しています。DMVは無事にポイントを通過、明智に向けて出発しました。ちなみにDMVは最高速度75㎞なのだそうですが、明知鉄道では40㎞に抑えられていたそうです。 さて、岩村に放置された私。明智行列車は1時間後なので、岩村の街を散策し(その模様は別項で)、1時間後の列車で次の花白駅へ。駅前にある花白温泉で汗を流した後、駅前の国道363号線を走行するDMVを撮影します。街を走るDMVを撮影しようとすると、朝イチで現地入りするか、クルマで現地入りするしか方法が無く、列車として撮影をしているとバスとしての撮影ができないので、ここで待ち構えることにしました。
 走るDMVはまるで幼稚園の通園バスのようでした。ところで、DMVの後ろに連なるクルマの列。「名古屋」「尾張小牧」をはじめ、県外ナンバーが多かったです。撮り鉄の皆さんでしょう。明知鉄道のDMVレポートのサイトをいくつか見ましたが、特に道の駅・山岡おばあちゃん市の画像のあるものは、3日間ずっと明知鉄道に張り付いた人か、体験乗車に当選した人以外はクルマで乗り込んでいる人に違いありません。公共交通のイベントだというのに、公共交通には1円もカネを使わないくせに、写真だけをとって満足している連中って、同じ領域の趣味人として情けなく思います。
 次の列車で明智へ向かいます。
 明智駅へ到着後、少し岩村寄りのところに明智駅のモードチェンジ場がありました。警備員が多いですが、若干ながら同業者の姿も見られました。
 明智駅の設備は岩村駅のそれに比べると簡素なものでした。今回の試験走行では
 さて、DMVが明智駅に到着です。今回の実験では事故防止のためすべての踏切に警備員を配置したそうです。貴重なDMVを事故で失うわけにはいきませんからね。
 さて、ここで「列車」から「バス」にモードチェンジします。
 モードチェンジは10秒ほどで完了。
 何事もなかったかのように、普通のバスとして岩村に戻って行きました。
恵那市など地元では明知鉄道にDNVの導入を結構大マジで検討しているとか。今後は沿線地域の事情を見ながら明知鉄道を考えてみます(続く)。
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