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名古屋・広隆堂ブログ
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広隆堂(こうりゅうどう)

Author:広隆堂(こうりゅうどう)
FC2ブログへようこそ!
1976年10月26日名古屋市千種区生まれ。小学校卒業まで名古屋で暮らし、中学・高校時代を岐阜の山奥で過ごす。都会へあこがれ、大学卒業後、名古屋へ舞い戻る。乗り物と旅行、そして中日ドラゴンズを心から愛する。
 子どもの頃からモノ集めに凝っていたが、最近はポイント集めに凝っており、特に航空会社(ANA・JAL)のマイル集めに熱中している。
 人と同じ事をするのが苦手。協調性が無いせいもあって集団で浮きやすい。できないことを無理にするのは疲れるので、典型的なオレ流・ワンマンだとよく言われながら、迷惑をかけないように好き勝手にやっています。
【「広隆堂」の由来】
 「こうりゅうどう」と読んでください。名前は本名の姓名から一字ずつ頂き、人が集う意味のある字「堂」を加えたものです。コミュニケーションの場として活性化されることを願って名付けました。古臭い名前ですが、本人はかなり真剣に考えて付けました。

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明知鉄道の現状と課題1
明知鉄道レポート第7弾です。ここからは明知鉄道沿線の現状を見ながら、思うことを書き綴りたいと思います。
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 明知鉄道を含め、赤字ローカル線をどう維持するかという問題は全国各地で議論が進んでいます。ありきたりの意見として「沿線の観光化を進めて休日の行楽客を誘致する」というものがあります。
 確かに観光客で活性化できれば、それに超したことはありません。ただ、現実的な視点で見ると、観光客でローカル鉄道線を活性化させるのは大変難しいものであり、観光客誘致は安易な発想で手を出すと大やけどする「劇薬」なのです。現に多くの鉄道が観光客を当てにして、失敗を繰り返しているではないですか。仮に成功しても観光にはブームがあります。波に乗ればいいですが、ブームもいつかは終わります。終われば観光地も寂れてしまうのです。熱海や宮崎・南紀がいい例です。
 そんな、波の大きい不安定な観光客を当てにする行為は、その場しのぎの博打と変わらない無謀な賭けに過ぎず、本質的にローカル鉄道を救うものではありません。同じ第3セクター鉄道の北近畿タンゴ鉄道は観光客誘致を目的に新型列車新造や鉄道線の電化事業に手を出しましたが、本命だった京阪神からの観光客が丹後まで足を運んでくれず、巨額の累積赤字に苦しんでいます。
 この種で唯一の例外は銚子電鉄(千葉県)です。副業の濡れ煎餅の功績もありますが、あれは首都圏から日帰りで行けるという立地条件が週末の利用者減少を観光客で補っているのであって、あれが3大都市圏以外の純粋なローカル線ならとっくに過去帳入りしていたかもしれません。また、銚子電鉄を救ったといわれる「ぬれ煎餅」は、仕入品ではなく自社製造している点も注目せねばなりません。明知鉄道でも煎餅を販売していますが、販売のみで製造はしていないので利益率が低く、価格も割高にせざるをえないので販売に限度があり、直接的な売上貢献にまでは至らないのです。
 そもそも、利用者の流動を考慮する必要があります。1週間のうち土曜・日曜・祝日の利用客(=観光客)が主体になっている鉄道というと、箱根登山鉄道、伊豆急行、黒部渓谷鉄道、ディズニーリゾートラインなど数える程度です。その他、国内の圧倒的多数の鉄道会社は平日の利用者が主体であって、休日の利用者減少に伴う損益を平日利用者の運賃収入で補っているのが現状です。確実に利用者を増やしたいなら、地元住民が利用する平日の利用者を増やすのが先決なのです。そもそも、観光に傾倒するあまり、沿線住民がそっぽを向けてしまったローカル線は存続できないのです。
 繰り返しになりますが、この現実を棚に上げて「観光客でローカル鉄道線を活性化させよう」なんて発想は絵に書いた餅なのであって、現実性に欠けた妄想に過ぎないのです。したがって、ローカル線を活性化させたいなら、平日に利用する沿線住民の掘り起こしが不可欠であって、沿線住民が乗らなくなればローカル線は過去帳入りを免れることはできないのです。

 今回のイベントでも驚いたのは、明知鉄道を利用せずにクルマで現地入りした鉄道ファンの多さ。これには閉口するほかありませんでした。単行列車(1両編成)でも辛うじて座席が埋まる程度の乗車しかない明知鉄道。各地からお客さんを招くために行ったはずのイベントなのに、それを裏切って明知鉄道や地元に1円もカネを落とさない連中。呆れてモノが言えません。せめて、明智駅又は極楽駅前のバロー又は明智駅前の観光用駐車場に停車させて1区でも明知鉄道を利用するぐらいのことはすべきじゃなかったのでしょうか(バローだって、昼食や菓子・ジュース類を買っておけば問題ないですよ)。イベントを開いた明知鉄道や沿線地域への感謝の気持ちって無いのでしょうか。写真を撮りたいだけで公共交通に対しての認識が欠落した人の多さにはただただ呆れるばかりでした。
 これも繰り返しですが、体験乗車参加者及びマスコミ以外で、クルマ以外のアプローチが難しい山岡町の道の駅「おばあちゃん市山岡」でのDMVの撮影を行った各サイトおよびブログの作者も同様です。そんな倫理感でローカル線や公共交通が語る無神経ぶり。そんな自己満足な文章に説得力はありません。
 これが「観光」の現実です。

 明知鉄道の沿線、特に岩村町から南は旧恵那郡の南部であることから地元では「恵南(けいなん)」と呼ばれます。この恵南地域の街は、観光振興においては先駆的な地域でした。沿線の観光振興について真剣に取り組みましたところ、致命的な弱点を地元の人は知ったのです。それは、個々の観光スポットの力が弱いこと。岩村も明智も街並みが売りでもブランド力が無い。沿線唯一の温泉・花白温泉も湧出量が少なすぎて観光客に対応できない。観光スポットが個々で観光客を引っ張る力が無かったのです。
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 だから、観光客による鉄道振興を考えた明知鉄道も自ら観光スポットを創出する必要性を感じたのです。ただ、お客さんを乗せるだけでは芸が無い。そこで始めたのが「寒天列車」に代表されるグルメ列車の運行です。第3セクター鉄道では先駆者であり、国内の鉄道でも異色の企画として注目されました。列車を単なる輸送機関から観光スポットに変えた「企画力の勝利」でした。グルメ列車はその後、「じねんじょ列車」「きのこ列車」「山菜列車」など地元の素材を生かした企画で続編が続き、リピーター客の掘り起こしまで行っています。
 何とか売り上げを出したい、そこでグッズやせんべい、更には使用済みの切符まで売るようになりました。使用済みの切符は1枚20円。でも、何とか収入につなげたいとする明知鉄道の必死さを感じます。
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 今回のDMVはあくまで「客寄せパンダ」に過ぎず、無料で乗車できたために予約段階で満席という結果をもたらしましたが、これが有償運行となった場合、果たしてお客さんが乗ってくれるかは大いに疑問です。特に明智~岩村間では、道路が線路と平行する国道363号線しかないため、自社で自社路線を否定する自虐的な行為をせねばなりません。これでは何のためのDMV導入かわからなくなります。
 安易な観光への傾倒は明智鉄道そのものを苦しめかねません。それでも観光を推しますか?

 じゃ、その代案をこの後、書いてみることにします。(続く)
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テーマ:鉄道旅行 - ジャンル:旅行