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名古屋・広隆堂ブログ
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広隆堂(こうりゅうどう)

Author:広隆堂(こうりゅうどう)
FC2ブログへようこそ!
1976年10月26日名古屋市千種区生まれ。小学校卒業まで名古屋で暮らし、中学・高校時代を岐阜の山奥で過ごす。都会へあこがれ、大学卒業後、名古屋へ舞い戻る。乗り物と旅行、そして中日ドラゴンズを心から愛する。
 子どもの頃からモノ集めに凝っていたが、最近はポイント集めに凝っており、特に航空会社(ANA・JAL)のマイル集めに熱中している。
 人と同じ事をするのが苦手。協調性が無いせいもあって集団で浮きやすい。できないことを無理にするのは疲れるので、典型的なオレ流・ワンマンだとよく言われながら、迷惑をかけないように好き勝手にやっています。
【「広隆堂」の由来】
 「こうりゅうどう」と読んでください。名前は本名の姓名から一字ずつ頂き、人が集う意味のある字「堂」を加えたものです。コミュニケーションの場として活性化されることを願って名付けました。古臭い名前ですが、本人はかなり真剣に考えて付けました。

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明知鉄道の現状と課題2
明知鉄道レポートは第8弾の今回で最終回です。先回は、観光客に依存する安易な対策では明知鉄道は守れないことをお話ししました。今回はその代案として、沿線住民主導による明知鉄道の振興策について考えてみたいと思います。そもそも、ローカル線は沿線住民の利用無くして成立しないのです。これまでに過去帳入りした鉄道の中には、並行するバス路線に客を奪われて「用無し」の烙印を押されて消えたものもありますが、観光客が集まったからローカル線が生き返るなんてことは極めて稀なことなのです。明知鉄道については並行するバス路線を廃止して、明知鉄道への集約を図るなどの動きがあります。しかし、不安材料は残ります。その点をいくつか紹介します。

 まず、人口減少について。これは全国的な傾向(自然減)であり、都市近郊でも人口減少が起こっていることを考慮すれば、特別深刻に考える必要はないかと思います。むじろ、自然な流れです。明知鉄道で心配なのはお得意様の高校生が激減してしまったことです。沿線にあった県立高校のうち、2007年に岩村高校と明智商業高校と統合し明智に恵那南高校が誕生。岩村高校は恵那南高校岩村校舎として残ったものの、2009年3月に廃校となり岩村から高校が無くなってしまったダメージが大きくなっています。今年から旧岩村高校の敷地に恵那市街から県立恵那特別支援学校が移転してきましたが、特別支援学校という性格上スクールバスによる通学者も多いため、旧岩村高校の穴埋めの決定打としては弱いとみられます。沿線には阿木高校がある他は、いずれも恵那・明智の両端に分散してしまったため、高校生を明知鉄道へ誘導する事が難しくなっています。
 次に生活経済圏の問題です。まず恵那市街はJR中央線沿い、特に中津川方面への流れが強く、恵南地域への利用者は少数派です。また、同じ恵那市・恵南地域でも岩村を境に経済圏が微妙に変わります。恵南地域でも特に山岡・明智方面では、恵那方面への往来と共に瑞浪方面への往来が伝統的に強くなります。山岡では一旦廃止になった東濃鉄道の瑞浪行きバスが旧山岡町のコミュニティバスとして復活し、運転本数は少ないものの現在も恵那市のコミュニティバスとして継承されています。また、明智では明知鉄道に加え瑞浪へ行く東濃鉄道のバス路線があって、その戦いは明知鉄道の前身・国鉄明知線が開通した1934(昭和9)年までさかのぼります。戦後は運行本数の多さから東濃鉄道が圧勝。バスは社内有数のドル箱路線として大躍進しますが、クルマの台頭で鉄道・バス共に利用者が激減、明知線は国鉄の廃止対象路線に選ばれてしまいます。明知鉄道として第3セクター移管後、毎年1,000万円ほどの赤字を出しながら鉄道を残しました。一方、バスも乗客減少が深刻で、いまや県の補助金無くして成立しない状況にまで衰退してしまいましたが、運転本数では明知鉄道より多く、バス優位は現在も続いています。
DSCN4722_convert_20100620072741.jpg
(明知鉄道明智駅の運賃表)
 東濃鉄道は2002年2月に上限運賃を500円に設定する運賃制度の変更を行い、明智~瑞浪間の運賃も870円から500円に実に42%もの大幅値下げを実施しました。したがって、多治見・名古屋方面へ行く場合は明知鉄道(恵那経由)より東濃鉄道バス(瑞浪経由)の方が大幅に優位になりました。その比較を以下に出してみます。

 明智~名古屋 恵那経由1,780円、瑞浪経由1,320円
 明智~千種  恵那経由1,780円、瑞浪経由1,220円
 明智~多治見 恵那経由1,240円、瑞浪経由730円

 したがって、山岡・明智方面からの明知鉄道利用は、恵那市街又は中津川方面への利用客が中心となります。地図しか見ていないと明智方面へは誰もが明知鉄道を使うものと思われがちですが、地元ではこんな事情が長年展開されているのです。

大きな地図で見る
 そして、最後は明知鉄道から離れた地域の問題。岩村町から国道257号線をクルマで走ること約15分、岐阜県の南東のはずれにある上矢作町の存在です。愛知県・長野県との県境に位置するこのエリアは人口2,400人ほどですが、長年恵那市街への往来が強いエリアにも関わらず、恵那市街への交通アクセスが悪いことが住民の間に潜在的な不満として残っていたようです。
 この地域へはJR恵那駅前から直通の路線バスが東濃鉄道の手で運行されていましたが、赤字のために廃止。一時は恵那市の自主運行バスとして継承した時期もありましたが、明知鉄道への恵南地域アクセスの一本化のために岩村駅発着に変更されて現在に至ります。ところが、バス運転本数が少ないことから中津川市内の高校への通学ができず、家族が毎日岩村駅まで送迎しているケースもあるようです。明知鉄道の大株主である恵那市は高校生の通学を恵那市内で完結しているものと考えているようで、これでは明知鉄道から離れた地域は、進学したい高校の選択肢自体が狭められてしまいます。
【参考】恵那市地域懇談会(2月・上矢作町)
http://www.city.ena.lg.jp/uploads/fckeditor/uid000009_201003100757513572c309.pdf

 さて、これらの課題を乗り換えたうえで、どうすればよいか。いくつか書いてみます。
 まず、利用機会の創設をするべく、明知鉄道は駅の増設を進めてきました。今後も進めるべきでしょう。現在、恵那~東野間に「学頭」駅(仮称)の設置計画が進んでいます。この駅は恵那高校への通学客と周辺住民の利用が見込まれます。また、恵那駅から恵那高校までが徒歩20分ほどなので、夏・冬・悪天候時にはJR中央線からの乗継利用も想定可能かと思います。残り、東野~飯沼間にある浜井場地区と小野川地区に駅を設置すれば、完璧になります。並行するコミュニティバスは廃止すればよく、浮いた予算を明知鉄道へ回すこともできます。
 山岡・明智方面の人を恵那市街まで引き寄せるには、相当なパワーが必要になるかと思います。そのため、現在は区間運転も無く、すべての列車が全区間を運転していますが、今後は恵那市街への往来が強固な岩村以北を重視し、恵那~岩村などの区間運転も検討すべきでしょう。ただ、現状で最も効果があるのは、その区間運転にDMVを導入することです。
 そして、最も現実的なのは、明知鉄道から離れた地域からの直通輸送機関としてDMVを導入することです。特に上矢作町はこれに向いています。上矢作町は伝統的に恵那市街への直行バスを求めています。だったら、岩村駅でレールに乗せ換えて恵那~岩村~上矢作をDMVで結んでしまえばいいじゃないですか。平日は上矢作直通専用とし、週末は観光路線で使用する。これが最もバランスが良く、理にかなっているじゃないですか。現在、明知鉄道で離合(列車交換)設備があるのは岩村駅だけです。したがって、恵那~岩村間にもう1ヶ所離合設備のある駅を設置する必要があります。阿木駅のそれを復活させるのも一考ですが、機能的には東野駅又は今度新設予定の学頭駅あたりがベターじゃないでしょうか。現状ではDMVは恵那駅で転回及びモードチェンジが不可能なので、それを可能にするスペースも必要です。そのまま、DMVをバックで運行する手もありますが、単純な話で前方確認ができません(バックモニターだけでは不完全)からお上の許可が下りない可能性が高いと思うんです。
 また、「バスと列車で運転士が2人必要で、人件費がかかる」という指摘が一部であります。今回の社会実験では明知鉄道の列車運転士と東濃鉄道のバス運転士の2人がDMVに乗り込みましたが、これは社会実験であるため暫定的処置であることを混同しているだけです。この問題は明知鉄道の運転士が「大型2種運転免許」を取得すれば済むだけの話です。ただ、自動車教習所へ通うとなれば1人当たり40万円ほどかかることや、取得の支障がないような運転士の人員配置構築が大変な上、運転士全員の取得が前提(∵明知鉄道は少数精鋭だから)なので、それまでの期間の経済的かつ人的負担が明知鉄道に大きくのしかかってしまいますから、その財政的サポートを県や恵那市が行わねばなりません。
SSCN4777.jpg
 恵那市は次回、鉄道から離れた上矢作町や串原地区を対象に実験を行うそうですが、明智鉄道で本格的にDMVを導入するのなら、こちらのタイプになるかと思います。DMVは公共交通に大きな一石を投じているのは間違いありませんが、まだまだ課題は山積しています。しかし、鉄道とバスの利点を持ち合わせた特性を生かして、各地で活躍してくれることを願い、この特集に幕を下ろしたいと思います。(完)
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テーマ:岐阜県 - ジャンル:地域情報