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名古屋・広隆堂ブログ
名古屋から発信する、少し偏った情報と管理人の徒然なる平凡な日記。乗り物・旅・名古屋の情報・時事ネタ・テレビ・ラジオを中心にあれこれ思うことを書き綴ります!がんばろう、日本!がんばろう、東北!そして、がんばろう、自分。
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広隆堂(こうりゅうどう)

Author:広隆堂(こうりゅうどう)
FC2ブログへようこそ!
1976年10月26日名古屋市千種区生まれ。小学校卒業まで名古屋で暮らし、中学・高校時代を岐阜の山奥で過ごす。都会へあこがれ、大学卒業後、名古屋へ舞い戻る。乗り物と旅行、そして中日ドラゴンズを心から愛する。
 子どもの頃からモノ集めに凝っていたが、最近はポイント集めに凝っており、特に航空会社(ANA・JAL)のマイル集めに熱中している。
 人と同じ事をするのが苦手。協調性が無いせいもあって集団で浮きやすい。できないことを無理にするのは疲れるので、典型的なオレ流・ワンマンだとよく言われながら、迷惑をかけないように好き勝手にやっています。
【「広隆堂」の由来】
 「こうりゅうどう」と読んでください。名前は本名の姓名から一字ずつ頂き、人が集う意味のある字「堂」を加えたものです。コミュニケーションの場として活性化されることを願って名付けました。古臭い名前ですが、本人はかなり真剣に考えて付けました。

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集中豪雨・可児市の現場にて2
 可児市のレポートの続きです。
SSCN5999.jpg
 被害を受けたトラックの駐車場前。柵にも1m近い高さまでゴミが積まれています。
SSCN6001.jpg
 駐車場にはゴミを被ったトラックがズラリ。被害の大きさを窺います。車内まで冠水しているので当然廃車になるはずですから、運送業者さんも相当な損害となります。28台が被害を受けているとかで、すべて買い替えとなると1台1000万円以上しますから、少なく見積もっても3億円近い被害額になると見られます。また、クルマが揃わないうちでもこの会社はすぐ脇にあるカヤバ工業の関係会社ですから、運搬の仕事が絶えず入るはずですので、輸送を確保すべく代車の確保に奔走せねばならないはずです。
 運送会社の方が「ご迷惑をかけてすみません」と野次馬にあいさつされていました。今回は運送会社さんに責任はありません。それは後述にて。
SSCN5994.jpg
 では、可児川の氾濫による悲劇が起こったか。背景を検証してみます。氾濫は可児川の中州にある通称「鬼ヶ島」の脇で発生しました。
SSCN5997.jpg
(戸走橋より可児川上流部を眺める)
 可児川は、可児市全域及び隣接する御嵩町と多治見市の一部地域を流れる川が合流する構造になっています。木曽川がすぐ近くにありますが、分水路などは一切なく、可児市を東西に縦断して可児市のはずれで木曽川に合流します。今回氾濫のあった、鬼ヶ島の直前までは河川改修がなされています。
SSCN6000.jpg
(戸走橋より可児川下流部・鬼ヶ島南側を眺める)
 ところが、中州の鬼ヶ島から下流は河川改修が行われていないのです。コンクリート壁も無ければ堤防もありません。可児川はここで2つに分かれます。南側の川はどちらかというと本流で、北側に比べ水量があります。
SSCN5998.jpg
(戸走橋より可児川下流部・鬼ヶ島北側を眺める)
 一方、北側は鬼ヶ島を囲むように緩い左カーブを描きます。もし、可児川が増水したら、水量が少ない北側にも水が流れ込むはずです。南側と異なり直線ではありませんので、遠心力に従い水が外側(画像右側)へ押し出されます。ましてや、時間雨量が50ミリを超える豪雨ですから、わずかな川べりをえぐるように猛烈な勢いで水は流れてきたことが容易に想像できます。
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(可児川・鬼ヶ島北側・トラック駐車場付近)
 しかし、ここには堤防が無いので、氾濫したら最後、左手の農地及びトラックの駐車場は濁流に呑みこまれて全滅する構造です。
SSCN5992.jpg
 逃げ道を失った濁流は低い所を狙います。したがって、すぐ脇で立体交差する市道の名鉄電車ガード下を襲ったのです。おそらく、豪雨の中では逃げる時間はまったくなかったものと見られます。
 現場にいた方にも数人お話を伺ったところ、
・県が上流から河川改修するのは、土木の常識からしておかしい。
・大雨の際に下流部が危険になることを分かっていたはずなのに放置していた。
・可児市が鬼ヶ島を史跡として街おこしに利用すべく、河川改修に消極的だった。
などのお話を聞きました。

 今回の災害では疑問点がいくつか残りました。
・なぜ、川幅が狭まる鬼ヶ島付近にゲリラ豪雨対策として堤防を造らなかったのか。河川管理のいい加減さ。
・名鉄電車の下をくぐる市道は、なぜ冠水時対策として信号機やバーなど、通行止めにする設備を設けなかったのか。道路管理のいい加減さ。
 前者は「未曽有の」なんて、言い訳が通じるとは思えません。可児川は上流部での河川改修により、ある程度スピードを上げた状態でまとまって下流部に流れる構造になっていますから、河川改修未実施の下流部が脆弱であることは分かっていたはずです。また、後者についても、近年の都市災害であれほど立体交差のガード下が危険であることがわかっていたはずなのに、道路整備をしなかったことが、クルマが冠水して立ち往生して流されてしまう悲劇を誘発してしまったのです。河川管理は岐阜県、市道の管理は可児市です。今後、災害を引き起こした原因として責任を追及されることでしょう。
 私達ができることは、これを教訓にすることです。大雨の時は川へ近づかない。クルマでガード下などへ行かない。安全なところへ避難する。逆に安易に動かない。もしもの時に備えて、様々なシュミレートをすべきです。
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(戸走橋北詰にて、可児川氾濫現場を眺める)
 7月18日、菅直人総理大臣が可児市へ視察に来るそうです。現場で県庁及び警察関係者が集まって、駐車場の清掃と準備が大急ぎで進んでいました。総理はこの現場を見て、何を考え、どんな指示を出して地域に手を差し伸べるのでしょうか。(完)

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集中豪雨・可児市の現場にて1
 全国で集中豪雨被害が出ています。被害を受けられた皆様にお見舞い申し上げます。
 私の準地元である岐阜県でも大きな被害が出ました。そのうち、河川が氾濫した可児市の現場に行ってきました。本来だったら野次馬なので公開を控えたいところでしたが、少し思うことがあったので敢えて公開します。
SSCN5990.jpg
 名鉄可児川駅から徒歩10分ほど。氾濫した可児川の畔へやって来ました。テレビで見た大型トラックが次々と流された現場です。野次馬と共にテレビ局クルーが集まっていました。NHK・CBC・東海テレビ・中京テレビ・フジテレビ…。
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 現場では氾濫した可児川の濁流に押し流され、名鉄電車のガード下を塞ぐ形で激突し停まったトラックの引き揚げ作業が続いていました。
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 1台ずつ、慎重に作業が進められていました。
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 なかには原形を留めていないトラックもあり、濁流の恐ろしさを伝えています。
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 洪水被害現場の脇には名鉄広見線の鉄橋があり、線路のバラストの流出の他、流されたトラックの中には橋脚に激突したものもあり、橋脚への影響も心配されました。
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 名鉄も必死の復旧作業の末、広見線は通常運転に戻りました。
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 ただ、橋へのダメージがあったのか、橋上は30kmの徐行運転規制になっていました。

 後半では今回の洪水を引き起こした構造的な問題をお話します(続く)。

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「丸栄」、「興和」の子会社に
 名古屋のデパート「丸栄」が希望退職を募ったうえに、名古屋の商社「興和」の子会社になるそうです。ということは、夏はウナコーワ、冬はバンテリンで赤字を埋め立てるということです。
 興和の子会社といえば、先月に9月末での廃局を決めたRADIO-i(愛知国際放送)があります。まさか、丸栄も?なんてことはないか、ちょっと心配です。また、ラジオ局は捨て、百貨店をとった商社興和の思惑には、栄のど真ん中という貴重な土地に目をつけているのでしょうか。そして、何とか黒字が出る可能性がこちらにはあるという判断なのかな。
 丸栄といえば、一時はドン・キホーテの進出も噂されていましたが、これで消滅かな。

 名古屋市が拠点の百貨店の丸栄は15日、筆頭株主の医薬品メーカー、興和(同市)を引受先とする第三者割当増資を8月に実施し、34億5000万円を調達すると発表した。興和の出資比率は50%を超え、興和の子会社になる。丸栄は10年2月期に9年ぶりに連結営業赤字に転落するなど業績が低迷、大規模な人員削減を7月に実施する。資本注入により、興和は丸栄の経営再建を加速させる方針だ。また、4年連続の赤字決算が続く子会社の豊橋丸栄(愛知県豊橋市)は本体から切り離し、投資ファンドに売却することも決めた。

引用元:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100715-00000076-mai-bus_all

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「池上彰の選挙スペシャル」

 さすがテレ東、伝説の選挙特番になりましたね。新聞のテレビ欄の「池上解説タブーなし」の通り。テレビ見ながら久しぶりに拍手喝采、心からスッキリする番組でした。

 中身空っぽの谷亮子氏に「柔道と政治両立できるんですか?」、「試合と国会重なったらどっちにくるんですか?」とたたみかけ、谷氏が棒読み返答すると池上氏は「参院ではどこの委員会に所属しようと思ってるんですか?」と切り込んで、柔道金メダリストから一本を取った池上氏。
 また、周知の事実とはいえ、他局ではタブー視されている「公明党と創価学会の関係」を公明党党首に切り込んだり、民主党と日教組など、他局じゃ絶対にタブーとするネタに生放送で切り込むジャーナリストを初めて見ました。

 池上さんは別に毒を吐いているわけじゃありません。ストレートに剛速球を投げているだけです。目線の位置が庶民からのそれなんです。テレ朝・古館伊知郎のまわりくどい割に的外れな質問や、シナリオ通りで何の捻りもないNHK・武田アナは的が外れていました。
  池上さんとテレ東のコラボじゃないと成立しなかった伝説の選挙特番。いつもは2~3%の視聴率というテレ東の選挙特番を、なんと通常の3倍・最高で9.3%という恐るべき数字を叩き出したそうです。おめでとうございます。今後もテレ東は池上さんでぜひ頑張ってほしいものです。

テレビ各局が11日夜に放送した選挙特番で、関東地区の視聴率(ビデオリサーチ調べ)は
(中略)民放各局では、日本テレビ「ZERO×選挙2010 第一部」(午後7時58分~122分間)が9.7%で首位。2位以下は、TBS「乱!参院選2010 第一部」(午後7時57分~93分間)が9.2%、フジテレビ「FNN踊る大選挙戦2010」(午後7時58分~92分間)が8.2%、テレビ朝日「選挙ステーション2010 第二部」(午後10時~90分間)が9.1%、テレビ東京「池上彰の選挙スペシャル」(午後9時~84分間)が9.3%だった。(いずれも関東地区)

引用元:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100712-00000607-san-pol

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2010年参院選期日前投票
 7月10日夜、名古屋市S区役所へ期日前投票に行ってきました。


 愛知県のポスターにはイメージキャラクターとして、ここ数年の常連・ドアラに加え、今回はSKE48も加わっています。こちらはあんまりカネかかってなさそうですね。ところで、彼女達には選挙権あるんですか?


 いつも思うのですが、名古屋市S区役所職員作成のこんな装飾、無駄以外の何物でもありません。こんなの造るために人件費を割いていると思うとムカつきますね。

 6階の会議室が投票所になっていました。期日前投票なのでおなじみの「宣誓書」を書くとカウンターへ向かう。カウンターには優秀な名古屋市職員がずらり並んでお出迎えです。驚くのは投票所の入場券にあるバーコードを読み取るだけの係が1名、宣誓書をチェックするだけの係が1名という構成で2組・合計4名が並んでいました。1人で2役ぐらい平気でこなせるはずなのですが、優秀な名古屋市職員はわざわざ分割して職場内で残業手当のシェアリングを実践しているようです。
 選挙区と比例代表の投票をサッサと片付けて帰ってきました。

 S区役所での宣誓書や会場の外観はこちら→http://kouryudo.blog61.fc2.com/blog-entry-459.html昨年の衆院選での模様です。これとほぼ同じです。


 投票すると、こんな証明書を手に入れることができます。「1人1枚」と掲示はありますが、実質的に適当に並べているだけで欲しい人は勝手に持ってけ程度の扱いです。少し前はスーパーで5%引きなど、特典も各地でありましたが、不況の影響でしょうか、そんな話もパッタリと聞こえなくなりました。


 実は、今回の選挙で期日前投票のお手伝いをさせていただく機会がありました。後日、その模様を報告したいと思います。

テーマ:日記 - ジャンル:日記

全国一斉地デジテスト

 7月4日、17時59分から1分間、NHK及び民放すべてのTVチャンネルで『全国一斉地デジテスト』が放送されました。全てのチャンネルを砂嵐にして「いまだにアナログテレビを見とる奴は、来年7月からこうなるから覚悟しいや!早く地デジに変えろ~」っていういわゆる脅迫啓蒙番組。出先だったので、近くの電気屋さんで比較してみることにしました。


 画面はNHK総合テレビ。左がデジタル。右がアナログです。「ゲゲゲの女房」のキャスティングでパロディドラマを流していたNHK。松下奈緒ええなぁとTVを眺めていたら、横で「旦那の左手が生えとる!」と驚く婆さま。あれはフィクションですから(笑)。


 午後5時59分、地デジカと地デジ推進大使の在京女子アナが登場。


 放送はデジタルとアナログの2つの扉が用意されていて、それぞれの扉が開くというものです。地デジカが扉を開けると…。


 アナログテレビの場合は映像の無い画面となり、地デジ化を呼びかけるという内容。完全地デジ化まで1年、こんな放送が増えてくるのではないでしょうか。砂嵐は実質10秒ほどでした。


テストはあっさり終わり、何事もなかったかのように6時のニュースが始まりました。

 少し前、石川県珠洲市で先行実施された実験では、一斉にアナログ放送が完全停波し、純粋な砂嵐になった映像をニュースで見ていたので、ああなるのかと思いきや、ちょっと期待外れでした。
 しかし、全国の9割以上の地域で何らかの形で地上デジタル放送を見られるようになった状況で、まだ地デジ化できてない家庭(私の家も含む)って多くは経済的理由が絡んでるんだと思うんです。経済的弱者を精神的に追い詰めて何が「最小不幸社会」なんでしょう。 今後も月一・週一、そして毎日と回数が増えて、最終的には1時間1回とか、ドラマやバラエティが佳境となる毎時40~45分頃に仕掛けてきたりして、アナログ視聴者への嫌がらせは更に加速するのでしょう。
 しかし、今回の実験を機に改めてアナログ最後の日まで頑張るぞ!って決意をした人、結構多いかも。 

テーマ:TV番組 - ジャンル:テレビ・ラジオ

自宅に警官が来たる
 警官がうちにやってきました。別に悪いことしちゃいませんよ(笑)。

 「お住まいの方の氏名と、何かあったときのために緊急連絡先を教えてくれませんか。」とのこと。

 私、疑い深いので「消防署の方から来ましたっていう消火器売りもいたので…」と悪態ついて警察手帳を見せてもらいました。ニセ警官だっていてもおかしくない世の中ですから。警官は自宅近くにある交番の人のようで、管轄内の住人の氏名を把握しているとのこと。警官のもつ台帳をのぞき見すると私の暮らすアパートも1部屋ずつ1ページも割いているじゃないですか。私の名前と実家の場所を伝えると警官は鉛筆で走り書きを始めました。しかし、その内容に唖然とした。
 私の部屋のページには前の住人の名が記載されていたのです。ちなみに、私が今のアパートに引っ越してきたのは2001年の4月ですから、交番は9年以上も住人(少なくとも私のこと)を把握していなかったことになります。いい加減なものです。これではいつ何が起こっても初期対応が遅れるはずで、警察も当てにならないことを改めて知った瞬間でした。ひどいなぁ。名古屋のS警察管内の某交番は。やっぱり「自分の身は自分で守る」、これが基本ですね。
 そもそも、うちの近くにある交番は、いつ行っても警官がいません。警官が交番で仕事をしているのを見たことがありません。一体、おまわりさんは日頃どこで仕事をしているのでしょうか。不思議で仕方ありません。

テーマ:日記 - ジャンル:日記

波に呑まれ「あおなみ線」経営破たん
 「ついに」といいますか、「やっぱり」といいますか。名古屋の第3セクター鉄道「あおなみ線(名古屋臨海鉄道)」が経営破綻しました。累積赤字が570億円という途方もない数字。新聞では朝日・毎日・読売が結構大きく載せていましたが、なぜか中日新聞だけは「市民版」ページに小さく載せるだけでした。実は中日新聞では今年1月にリニモ(愛知高速交通)と並んであおなみ線への経営支援を表明していたためとみられます。その記事がWEB上に残っていましたので引用します。

 名古屋市は12日、赤字経営が続く第3セクター、あおなみ線の運営主体である名古屋臨海高速鉄道に対し、新年度に総額400億円規模の金融支援を実施する方針を固めた。利用者の低迷から、債務超過に陥るのが確実なため。事実上の債権放棄や、銀行借入金の肩代わりを通じて、負債を大幅に圧縮し、抜本的な経営再建を図る。
 市は開業当初、あおなみ線の平均利用者数を1日6万6000人と予測。だが、沿線開発の遅れや需要予測の甘さから、2万6000人(08年度)に低迷。走れば走るほど赤字を出し、単年度ベースの赤字は20数億円で、09年度決算で数億円の債務超過に陥る見込み。
 448億円に上る借入金の金利負担が年6億円と経営の重しになっており、負債を圧縮する。市は同社への貸付金266億円を株式化し、事実上、全額放棄する。愛知県にも貸付金39億円の株式化を求める。
 さらに日本政策投資銀行からの借入金142億円を市が肩代わりする。原資は市が100億円規模で発行する「第3セクター等改革推進債」を充てる。3セク債は09年度に国が導入した制度で、3セクの再建に活用するのは全国で初めて。
 一方、10年後の需要予測を1日平均で3万2000人に下方修正。名古屋港に来年、JR東海の鉄道博物館が完成するため、08年度の実績からは6000人上積みする。追加の人件費カットや、同社の保有資産の評価額を引き下げ、運賃収入で費用を賄える態勢をつくる。
 市は、愛知県が最大出資者であるリニモ(東部丘陵線)の運営会社、愛知高速交通への追加出資にも応じる意向。市と県は経営難の3セク鉄道の再建に向け、共同歩調を取る。

引用元:http://www.chunichi.co.jp/article/feature/railway/list/201001/CK2010011202000232.html
 もともと、名古屋の交通網は中村区や西区など一部地域を除いて、栄を中心にした交通網を形成してきました。そのため、あおなみ線沿線でも荒子駅あたりは名古屋駅・栄に直通する地下鉄東山線高畑駅と競合し、中島・名古屋競馬場(土古)や稲永・野跡も地下鉄名城線と市バスとの連携を元に古くから交通網が構築されており、名古屋駅に向かう流れは地下鉄東山線の影響が少ない中島以南の地域に限定されていました。
 また、沿線は工業地域であるため、いわゆる「9時出勤5時退勤」のホワイトカラーのライフスタイルと異なり、電車通勤できない時間帯に出退勤する(=あおなみ線が利用できない)マイカー通勤者が主流で、かつ自宅と勤務地が近い地元完結型生活の人が多く、名古屋駅まで通勤する需要は少ない地域でした。
 野跡駅から南は人口ゼロ地帯でポートメッセなごやのイベントがない日は、文字通りの空気輸送で無駄の極致でした。野跡駅までで半数の列車を止めるなど工夫する余地はあったはずですが、結局は第3セクター特有の無責任な放漫経営で累積赤字の山を築いたのです。

 根本的に東海地方の都市鉄道は計画そのものに問題が多いと思います。このあおなみ線でも名古屋駅への需要が小さく、新規の利用予測がポートメッセのイベントなど限定的で、既存の交通網からの移動も想定を遥かに下回りました。ちなみに名古屋の地下鉄は既存路線の利用者を新規路線が奪うだけのものが多く、来年開業する野並~徳重間も既存の野並駅(地下鉄桜通線)や原駅(同鶴舞線)の利用者を奪うだけなので、需要予測を大幅に下方修正せざるを得なかったのです。

 あおなみ線沿線では、ささしまライブ駅周辺の開発が進んでいますが、あのエリアだと名古屋駅から歩いても15分ほどなので、わざわざあおなみ線を利用するほどの価値はJRからの乗り換え客で大急ぎである場合を除いて少ないかと思います。また、金城ふ頭駅前に建設中の「JR東海博物館」のフィーバーに賭けたいところですが、ブームが沈静化してからの落ち込みを想定すると、あてにするのは危険かと思います。
 名古屋の都市計画で致命的な欠陥であるのは、都心から近いエリアに低層住宅街が広がっており、新住民の入る余地が少ないため地域の保守化や沈滞化、更には少子高齢化による人口減少が顕著となって都市のドーナツ化をより鮮明にする傾向が強い気がします。この沿線でもマンション建設が盛り上がった時期もありましたが、南荒子や中島など、あおなみ線の影響が強い肝心なエリアで開発ができなかったことも乗客の伸び悩みに影響したと思います。名古屋駅での乗り換えが猛烈に不便であるのも影響していたでしょうが、まずは日常的に利用する沿線住民の掘り起こしを図るのが先決かと思います。
 ゼロからの再出発。こんどこそ、波に呑まれることは許されません。

 あおなみ線を運営する名古屋市などの第三セクター、名古屋臨海高速鉄道は5日、企業再建手法の一つである事業再生ADR(裁判外紛争解決手続き)を6日に申請し、私的整理による経営再建を目指すと発表した。同社は今年3月末時点で債務超過に陥っており、負債総額は約570億円。愛知県や名古屋市からの財政支援を受けて再建を進める。名古屋市出身の斎藤圭三社長は退任する。
 あおなみ線の営業区間は名古屋-金城ふ頭間の全長15.2キロで、破綻(はたん)後、再建計画実施中も運行を続ける。1日当たりの乗客数は約2万7000人で、04年の開業当初の需要予測(6万6000人)の約4割の水準。利用者が低迷する中、建設時借入金約450億円の利息や、750億円の建設費用の減価償却費が負担になり、開業後は赤字続きだった。
 5日発表した再生計画案によると、資本金157億円を100%減資して負債を返済したうえで、さらに県、市を引受先として新たに20億円の増資を実施。県と市による債務の株式化に加え、日本政策投資銀行の借入金を市が肩代わり弁済するなど、行政から約430億円の金融支援を受ける。人件費の追加削減も実施し、3年以内の黒字化と債務超過の解消を目指す。斎藤社長は会見で「市民や県、市、株主の皆様には多大なご迷惑をおかけして申し訳ない」と謝罪した。

引用元:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100706-00000003-mai-bus_all

 400億円を超える負債を抱えた「あおなみ線」を運営する第三セクター、名古屋臨海高速鉄道は、第三者機関のもとで経営再建を目指すことを明らかにしました。
 名古屋臨海高速鉄道は、名古屋駅と名古屋港金城ふ頭を結ぶ「あおなみ線」を運営する第三セクターで、名古屋市や愛知県、それに民間企業19社が出資しています。
 利用客の伸び悩みから、2004年の開業から6年間赤字が続き、負債総額は昨年度までに、およそ415億円に増加、事実上の経営破綻に陥っていました。
 このため、自力での再建は難しいと判断し、弁護士や公認会計士などでつくる第三者機関のもとで経営再建を目指すことを明らかにしました。
 また、会社側は、市や県が持つ債権を株式に転換することなどの事業再生案を提示しています。(5日18:59)

引用元:http://hicbc.com/news/index.asp?cl=c&id=0002C548

名古屋駅と名古屋港を結ぶ第3セクターの「あおなみ線」は、利用客が年間約1000万人と開業前の見込みに比べ半分以下にとどまっており、巨額の建設費が経営の重荷となって今年3月末の累積損失は572億円にのぼっています。このため会社側では、抜本的な経営の建て直しが必要だとして「事業再生ADR」という国が設けた新しい経営再建の制度を利用することになりました。この中では 157億円の資本金を全額、減資するとともに、名古屋市と愛知県から借入金の肩代わりなどあわせて 450億円にのぼる金融支援を受けて借入金を圧縮します。その上で、名古屋市役所出身の齋藤圭三社長は退任し、人件費の削減などによって3年以内の黒字化を目指します。

引用元:http://www.nhk.or.jp/lnews/nagoya/3005547091.html

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