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名古屋・広隆堂ブログ
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広隆堂(こうりゅうどう)

Author:広隆堂(こうりゅうどう)
FC2ブログへようこそ!
1976年10月26日名古屋市千種区生まれ。小学校卒業まで名古屋で暮らし、中学・高校時代を岐阜の山奥で過ごす。都会へあこがれ、大学卒業後、名古屋へ舞い戻る。乗り物と旅行、そして中日ドラゴンズを心から愛する。
 子どもの頃からモノ集めに凝っていたが、最近はポイント集めに凝っており、特に航空会社(ANA・JAL)のマイル集めに熱中している。
 人と同じ事をするのが苦手。協調性が無いせいもあって集団で浮きやすい。できないことを無理にするのは疲れるので、典型的なオレ流・ワンマンだとよく言われながら、迷惑をかけないように好き勝手にやっています。
【「広隆堂」の由来】
 「こうりゅうどう」と読んでください。名前は本名の姓名から一字ずつ頂き、人が集う意味のある字「堂」を加えたものです。コミュニケーションの場として活性化されることを願って名付けました。古臭い名前ですが、本人はかなり真剣に考えて付けました。

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不発弾の撤去作業
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 大正時代から名古屋市の水道を支えてきた千種区の鍋屋上野浄水場で、今月4日に太平洋戦争中に投下された不発弾が見つかり、7月17日の朝に撤去作業が行われました。今回はその模様をお届けします。
 鍋屋上野浄水場は名古屋市最古参の浄水場で、こちらのポンプ室が有名です。年に数回一般公開もありまして、私も子供の頃に見に行ったことがあります。老朽化が進んだことから、鍋屋上野浄水場は全面改修工事を行っており、今回見つかった不発弾は地中1mという極めて浅いところに埋まっていたようです。地中1mなら、ちょっとした振動で反応しかねない深さですが、よく爆発しなかったものだと思います。きっと、浄化施設である「ろ過池」だったところに落ちたので沈黙が保たれたのかもしれません(名古屋市役所公式サイトによると、ろ過池内に発見地点の印がありました)。
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 千種区の谷口交差点側からレンガ造りのポンプ室の左手奥を眺めますとその先に…。

 ありました!!

不発弾!!


事故対策でしょうか、こんもりと土が盛られていました。しかし、現場は見事なぐらいきれいにできています。日本最南端の沖ノ鳥島の様な厳重かつ正確な構造です。自衛隊員が既に不発弾の脇の常駐しており、着々と準備が進んでいるようでした。
 この鍋屋上野浄水場、千種区側に正面玄関があるのですが、地形の関係や周辺に高層の建物等がないので全貌を眺めることができません。そこで…
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 こちらは先ほどの画像の向こう側、東区砂田橋側にある某マンションから眺めてみることにしました。鍋屋上野浄水場の全貌がお分かりになるかと思います。
 不発弾処理に当たるのは自衛隊。自衛隊といえば、すぐ近くの矢田川を超えた先に陸上自衛隊第十師団守山駐屯地がありますので、隊員さんも結構楽かと思いきや、今回の作業は別の師団が担当しているらしい。少し調べますと、不発弾処理の専門教育を受けているを不発弾処理専門の部隊が全国に4つあるそうです。その部隊はこちら。

第101不発弾処理隊(那覇駐屯地:第15旅団隷下)
第102不発弾処理隊(朝霞駐屯地:東部方面後方支援隊隷下)
第103不発弾処理隊(桂駐屯地:中部方面後方支援隊隷下)
第104不発弾処理隊(目達原駐屯地:西部方面後方支援隊隷下) 
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 そのうち、今回の不発弾処理を担当するのは、京都市の桂駐屯地に在籍する第103不発弾処理隊の皆さん、京都からわざわざご苦労様です。
 ところで、ここで素朴な疑問。こういう作業って危険手当とか付くのでしょうか?国民の安全の為に奉仕しているのだから無償なのか、それとも任務の特殊性ゆえに手当があるのか?
 その答えは、「防衛省職員給与施行細則」というものの第18条に規定があり、
・不発弾処理を行った場合の特殊勤務手当は出動1回につき5,200円
・ただし、危険性の低いものについては1時間当たり110円が支給される。

 という手当制度があるそうです。
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 不発弾から半径300m以内の住民に対し、周辺にある小学校などの公共施設に避難するように指示が出ました。鍋屋上野浄水場は千種区と東区の境界にあり、千種区側は古い住宅街、東区側はマンション街なのですが、今回避難対象になった住民は不発弾が東区側に近い位置にあったため東区側の住民の方が圧倒的に多かったようです。
 東区側では朝8時半頃から警官や消防等の職員がクルマだけでなく、ハンドマイク持って歩きながら9時45分までに避難するように呼びかける姿が見られ、9時を過ぎると続々と避難する地元の人の姿が見られました。
 また、東区砂田橋のショッピングセンターは避難区域に入ってしまったことから、不発弾処理の為に臨時休業の処置をとりました。稼ぎ時の日曜日、更にスタートダッシュをかけたい朝に休業させられるとは不運なことでしょう。こういう場合、損害賠償などの請求とかはおそらくできないはずですから、経営側からしたらたまらないでしょうね。
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 9時35分頃から、周辺道路も不発弾処理作業の為に通行止めになりました。特に出来町通は交通量も多く、周辺に迂回路も少ないことから、千種区茶屋ヶ坂を先頭に都心方向は大渋滞になったそうです。また、基幹バスも出来町通が通行止めになったことによって、谷口~茶屋ヶ坂間の1区間のために、谷口~姫ヶ池~自由ヶ丘~茶屋ヶ坂と通常の3倍近い距離を迂回することとなり、運行が大幅に乱れたようです。
 不発弾は1時間程で2本の信管を抜き取って無事に終了、めでたしめでたし。直径36cm、長さ1.2mメートルのアメリカ製だそうです。

 不発弾というと、沖縄や東京の話かと思いきや、戦後65年を経ても日本全国にまだ埋まっているようです。名古屋も例外ではありません。


 第二次世界大戦中にアメリカ軍により名古屋市は幾度も空襲を受け、甚大な損害と罪の無い尊い人命が犠牲となりました。まず、アメリカ軍が攻撃対象としたのは軍需工場でした。現在も大曽根駅の脇に三菱の工場が鎮座していますが、当時は現在の名古屋ドーム付近まで三菱の軍需工場で埋め尽くされていたそうです。また、出来町通の南側、現在の千種公園には名古屋陸軍造兵廠千種製造所があったため、名古屋でも特に重要な攻撃対象エリアとして爆弾の雨が降り注いだのです。そのうちの1発が不発弾として、鍋屋上野浄水場で65年間も眠っていたのです。

 余談ですが、父の実家は既出の千種公園のすぐ近くです。父は昭和18年生まれですので、私の祖父母は赤ん坊だった父を背負って空襲を逃げ迷ったことになります。祖父母は昭和30年代に相次いで亡くなっているのですが、祖父母が父と共に戦火を逃れてくれたおかげで、私はこの世に生を受けることができたわけです。写真で数回眺めただけの祖父母。どんな人だったのかすら良く知りませんが、先祖の苦労の末に現在の私があるのだと思うと感慨深いものがあります。
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