 12月25日に行きました、2011名古屋モーターショーレポートの続きです。 何か、1,500円も払っておきながら収穫無いなと思いつつ、最後の望みを賭けて3号館に侵入です。3号館は国内メーカーの展示でした。ブースが無かったのは三菱自動車・いすゞぐらいでしょうか。 まずはトヨタのブース。トヨタはハイブリット車や電気自動車の展示が軸でした。この「86」というクルマが結構すごいそうです。確かにトヨタにしては珍しくかっこいいクルマです。他に何がすごいのか、クルマに疎い私には何がすごいのかよく分かりませんでした。
 トヨタブース最大の特徴は、パンフレットの類が一切無かったこと。これもエコなのでしょうか。それともここが販売の場でないという、投資を徹底的に抑えるトヨタらしい割り切りなのでしょうか。奥の方にはレクサスのブースもありましたが、興味無かったのでレポートはパス。ただ、トヨタはレクサスでハイグレードブランドを作る前に、政府に敢えて自動車税増税を進言してレクサスを真のハイグレードブランドにすべきだと思います。じゃないと、せっかくのレクサスも田舎の暴走族やチンピラに乗られるのが関の山です(警察24時などのTV番組を見れば分かるはずです)。消費税増税よりも自動車税の増税が先です。ブランド育成をもっと真剣に考えないと、高級車ユーザーは海外メーカーに流れ続けることでしょう。クルマが売れたらそれでいい、そんな程度の企業で終わるトヨタじゃない。私は貴社をそう思っていますからね。
 トヨタの向かいにはダイハツのブース。picoという、このクルマは少し前にテレ東の番組で見てから非常に興味を持ちました。ゴルフ場のラウンドカートみたいですが、高齢化社会の進行で普通自動車の運転が困難になった人が増えることを見越し、普通自動車の運転に代わり、高齢者が地域内の利用で使えるクルマをコンセプトにしたクルマで、軽自動車と原付バイクの中間というポジションだそうです。現在、この中間ポジションの種別が無いことから、法の整備無くしてpicoは公道を走ることができないそうです。 自分が時速何㎞で走っているかがドア部分のウエストラインにが表示されます。また、道を譲ると「ありがとうございます」とか、無理に割り込まれてムカついたときにはクラクションを鳴らさない代わりに「気をつけてくださいね」なんて表示されれば、無駄な喧嘩を避けられるかも知れません。ただ、ドアが無いので雨天時や冬場は運転が大変な気もします。
 SUBARUのブース。今回のモーターショーでお姉さんのレベルが最も高く、最も癒されるブースでした。別のエンジンがかかってしまった危険なカメラ小僧が大量にいました。
 次はスズキのブース。あの会長兼社長の個性と相反する、癒し系のお姉さまばかりでした。 今回のイベントでは国産メーカーは電気自動車に力を入れていました。まだ、連続走行距離に問題があるようですが、近い将来に登場するであろう原付バイク以上軽自動車未満のお手軽近距離用自動車といったコンセプトカーを各メーカーが出展していました。 半径10km圏内を生活圏に想定した小型EVモビリティ。電気自動車はモーターの位置に制約が少ないため、デザインの自由度が大きいので、このような思いきった形の車ができそうです。ちょっと奇抜な気もしますが。 高齢者に対して配慮したクルマも必要でしょうが、どこまで配慮すべきかも考えるべきでしょう。かつて携帯電話で液晶画面すら無い、通話機能しかない簡素すぎるな機種が出ましたが、「高齢者をバカにし過ぎ」と不評で流行らなかった(どうも、まだ取り扱いがあるようですが)のが良い例です。
 こちらは日産のブース。こちらのクルマはちょっとクルマらしい。他社はなんか、ぶつかった(ぶつけられた)ら最後かなって感じがしましたが、こちらはそのイメージを払拭しているのが、高齢者に対する配慮のように思います。
 後輪も動くため、後輪の動かない従来型のクルマに比べて小回り(最小回転半径)が効くのが特徴ですが、始めはドライバーも戸惑うでしょうね。小回りが利き過ぎて。逆にこういう機能はワンボックスカーに必要な気がします。ショッピングモールの駐車場で、何度も斬り返してバック入庫させている要領の悪いドライバーが結構いますからね。
 ホンダのブース。車内に電動バイクを搭載するクルマ。そういえば昔、ホンダにはCITYというクルマがあって、トランクに原付バイクを搭載するという、ユニークかつバイクとクルマを扱うホンダだからできるアイデアの詰まったクルマがあったことを思い出しました。
会場で過ごしたのは2時間ほどでしたが、3号館での展示を見て何とか元を取った気がしました。キレイなスバルのお姉様に見送られながら会場を後にしました。
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