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2012年5月を送る |
いつも幣ブログをご覧頂きありがとうございます。 新聞ネタばかりになってしまい、レポートネタが少なくてごめんなさい。書きたいことは山の様にあり、下書きは作成しているのですが、納得いく文章が仕上がらないため、更新が遅れています。 東北レポートはあと3~4回の予定。東京レポートはネタとしての旬を過ぎてしまったので、折を見て小ネタで出していくことにしました。東北レポート終了後、長野レポートの予定です。
都道府県別アクセス状況ですが、5月は45都道府県よりアクセスをいただきました。1位は愛知県でシェア57.1%。今回も目標(60%未満)突破です。続いて東京都(9.6%)、岐阜県(7.7%)、三重県(4.4%)、大阪府(2.9%)。6位以降は岩手県、神奈川県、静岡県、長野県、埼玉県の順。東北レポートを続けていたためか、いつもアクセスが少ない岩手県が急増しました。ありがとうございます。 実は弊ブログ、プロバイダ別のアクセス解析もできまして、大学さん、企業さん、教育委員会さんからもアクセスをいただいております。こんな稚拙な文章でお役に立っているのでしょうか?
世の中の流れに乗り遅れまいと、スマートフォンを導入しました。まだ、手さぐりですが、結構奥深いですね。新機種の為、ガイドブックも少なくて困っているのですが、ここまでケータイが進化しているのかと驚く毎日です。スマホの話もいずれ取り上げていきたいと思います。 今後とも御贔屓に。よろしくお願いします。
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テーマ:ブログ日記 - ジャンル:ブログ
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ダイエー金山店閉店 |
 最近はすっかり凋落のイメージがついてしまった総合スーパー・ダイエー。1990年代初頭までの全盛期を知っているだけに、トップバリュ製品に売場を占拠される店舗を見ると本当に悲しく思います。東海地方も今や名古屋市内の6店舗のみ(今池・金山・上飯田・名古屋東・鳴子・メイトピア)となりました。その中で、辛うじて競争力を持っているのは上飯田ぐらいでしょうか。 2001年に開業した名古屋東店を除き、軒並み1970年代にオープンした古参店舗ばかりです。柱の多さ、天井の低さ、幾度の改装を繰り返しても修正不能になった経年劣化が随所に目立つようになっています。名古屋市内ではイオンが古参店舗を軒並み閉鎖し、ユニーも大曽根・笠寺・柴田・黒川など猛烈な古参店舗が閉店又は建て替え、今や古参店舗は新瑞と守山ぐらいになりました。その中で嗜好の多様化・店舗の大型化に対応できなかったダイエー各店の競争力は明らかに低下していたのは事実です。 そのなかで、金山駅前に君臨していたダイエー金山店が9月30日を最後に閉店することが明らかになりました。ただこの閉店は撤退ではなく、改築の上で2014年夏頃に復活するとのことですので安心しています。
 この店舗は駅前立地という特徴から、近隣住民に限らず電車利用の通勤通学者に重宝されていました。名古屋は夜が早い街です。郊外部では尚更です。したがって、帰宅時に寄り道する人が多いわけです。地下食品売場は平日の昼間でも来客数が多いのですが、2階以上に上がるとお客さんは激減。4階の紳士服売り場はお客さんより店員の方が多いぐらいの惨状でした。 金山駅隣の高層ビルより撮影。ダイエーも街に馴染んでいるように見えますが、同時に埋没していると見ることもできます。ダイエーの前をひっきりなしに走るイオン熱田店へのシャトルバスには、イスに座れないお客さんの姿が見られるのが皮肉です。鉄道利用者や高齢者に頼って辛うじて生き残っていたというのが正直なところかもしれません。今回の建て替えでどう甦るか、楽しみなところです。 ダイエーが店舗建て替えに踏み切れるまでに再生しているのは評価すべき点でしょうが、ダイエーは体質的にも随分課題が多く、やる気を問いたくなるような店も多いので、いかにして再生すべきかを現場の人はもっと考えるべきです。スーパー好きな方は、機会があれば平日夕方に名古屋東店の見学をおススメします。
【参考】ダイエー公式サイト 金山店建て替えに関するお知らせ http://www.daiei.co.jp/corporate/index.php/release/lists/detail/773
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金環日食狂奏曲 |
 全国の大半の地域で見られた金環日食、楽しまれましたか? 私はグラスが手に入ったら、仕事サボって中心線に極めて近い浜松の中田島砂丘あたりで観察しようとしていましたが、グラスが手に入らなかったのでTVで楽しませてもらいました。全国の広範囲で眺められるのは932年ぶりの日食。全国各地でで日食グラスを付けて一斉に眺める現象、非常に滑稽でしたが、日本人が久しぶりにまとまった瞬間になりました。 近所の某コンビニでは、ダメ元で置いた日食グラスがバカ売れだったことに目を付け、日食前日に100本を仕入れる荒業を仕掛けていました。案の定、数時間で完売。1本1,480円ですから、数時間で15万円近い売上。1日40万円の売上が必要といわれるコンビニでこの数字ですから明らかに特需です。まぁ、グラスメーカーもとんでもない特需だったようですね。この国にもまだ、それだけの埋蔵金があったことを見せてもらった金環日食でした。
 テレビのバカ騒ぎぶりには驚きました。特にフジテレビ、SMAPを呼ぶ意味があるの?どうしてこんな時までタイアップなのか、本当に意味不明でした。名古屋ローカルの番組も騒ぐ騒ぐ。特にラジオで実況していた東海ラジオ。ラジオじゃ伝わらんやろ。しかも、天文観測なのに「報道」と言い始める始末に大爆笑。単に騒いでいるだけじゃないか(笑)。
しかし、日食終了数時間後には「日食グラスの使い道がない」なんて話が出てくるのですからおかしなものです。6月6日にも日食があるそうですが、捨てずにちゃんと使えよ!!と私は知人に言いましたが、既にゴミ箱に消えた日食グラスも相当数あるようです。にわか天文ファンの姿に、真の天文ファンは嘆いていることでしょう。1,000円以上出して買った日食グラスを平気でゴミ箱に入れる神経がどうかしている。少しは天文ファンにでもならんかい!!
今回の日食グラス販売については、予約制にした店も多かったようです。そりゃ、何本売れるかも予測不可能だし、これを逃したら本当に需要ないですからね。売り切れたら店は在庫リスク解消で万々歳って格好だったんでしょうね。前日、サッサと日食コーナーを潰せばいいのに、予約分の販売をせねばならないためコーナーを潰すことができず、後を絶たない日食グラスを求める客に断り続ける店員さん、本当にお疲れ様でした(名古屋市内某店にて)。
しかし、あれほどアカンと言われていたのに太陽を直視して眼科医に飛び込んだ人が出ているそうですね。それに比べ、932年前の人は日食グラスもありませんから、どうやって金環日食を観察したのでしょう?きっと、影や反射を利用していたのでしょうね。
6月6日の日食、私はパスします。
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競輪・サテライト名古屋 |
 名古屋の栄を歩いていると知らないうちにお店やビルがオープンし、「あれ?いつの間にできたの?」と思うことが度々あります。5月某日、栄の裏通り三蔵通り・住吉町辺りを歩いていると、ビルの前でビラ撒きしているのを発見。何がオープンしたのかと思い近づくと競輪のポスターが貼ってあり、表には「サテライト名古屋」の文字が。いつ競輪の場外車券売場がオープンしたんだ?仰天の余り、平日の昼間から躊躇なく潜入してみることにしました。
私、競馬・競輪・競艇を一通り手を付けているので、だいたいのことは分かります。でも、基本稼ぐとか儲けるという意識は無いので、年に数回GⅠ(競馬・競輪)とかSG(競艇)を楽しむことがあります。ただ、競馬は馬の気持ちが分からなくなり遠ざかり、競輪は選手の駆け引きの複雑さから難しく、最近はもっぱら競艇ばかりになっております。 名古屋の場合、中央競馬は尾頭橋のウィンズか中京競馬場、競艇は常滑や蒲郡が少し遠いので築地口のボートピアにお世話になっています。競輪は名古屋市内にも中村区に名古屋競輪場があるのですが、狭い・バンクが見ずらい・客層が…という理由で、年末の競輪グランプリ程度しかお世話になっていませんでした。 わざわざ、中村区のはずれまで行く必要が無く、栄で車券を買うことができるのなら、これほどありがたいことはありません。表にいたお姉さんから、詳細についてお話を伺うことにしました。
 「サテライト名古屋」は4月5日オープン。7階建ての建物で、通常販売年間350日、ナイター販売年間300日とほぼ1年中毎日どこかの車券を購入できるようになっており、1日で同時に最大4場のレースを楽しむことが可能です。 1階は受付、2・3階は一般フロア(2階は禁煙フロア)。4・5階はラウンジフロアで1,000円(夕方からは500円)の料金が必要。早い話が特別観覧席の様なものです。6階は個別指定席で3,000円(夕方からは2,000円)、7回はグループ向け個室フロアという構成。
この施設の最大の特徴は会員制場外売場であること。誰でも自由に利用できるわけではないのです。実は会員になるためには入会金1,000円と2年分の年会費2,000円の合計3,000円が必要になります。 会員になると、会員ICカードにチャージして車券を購入します。購入時も投票した車券はICカードに記録されるため、紙の車券は出てきません。ハズレ車券の紙吹雪が無くなるのでゴミも減り、エコですよね。的中した場合はICカードを持って払い戻し機で現金で受け取るのだそうです。
正直、サテライト名古屋の情報は全くありませんでした。WEB上の情報も極めて少ない状況でした。3,000円の初期投資を要するのは名古屋人の気質からして非常に厳しく、PRも明らかに不足している状況下でこれでは少し心配になってきます。もっとPRした方が良いと思います。公式サイトも情報量が少なすぎます。公式サイトでもなぜか非公開ですが、施設前のポスターによれば5月31日までに会員登録した人には、車券購入にも使える3,000円分のポイントがもらえます。つまり、
入会金・年会費が実質的にタダ!!
このチャンスを狙わずして、いつ狙うんですか。絶対に買いでしょう。 競輪というのは、結構奥が深く面白いスポーツでありゲームでもあります。競馬・競艇に比べ、ファン拡大が出遅れている感の目立つ競輪。でも、今年夏に神奈川県平塚競輪場で女子競輪が復活するなど注目の話題もあります。少しでもファン拡大に向けて盛り上がることを願いたいところです。
サテライト名古屋公式サイト http://www.st-nagoya.com/
テーマ:競輪 - ジャンル:ギャンブル
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名古屋市「ランの館」廃止へ |
 名古屋市は中区にあるテーマパーク「ランの館」を2013年度で廃止することを明らかにしました。ただ、名古屋市政に詳しい方なら、昨年の名古屋市版「事業仕分け」で廃止と決まっていたのであるから、名古屋市が順当な手筈を進めただけということもできるかと思います(画像は2012年5月8日中日新聞朝刊より)。 愛知県が国内での洋ラン生産一を誇っていることから、ランのテーマパークとして1998年5月に開館。当初は年間40万人もの来場者がいたのですが、開館当初の人気が定着せず近年は年間14万人前後に落ち込んでいたそうです。昨年度は名古屋市からの事業費が1億1000万円が支出されていますけど、その費用対効果が疑問視されていました。要は赤字経営なんですね。
私、市バスや自転車で何百回も前を通っていますが、一度も入ったことありません。その理由は「入場料700円」にあります。500円を超えると、どうしても費用対効果やインパクトを考慮してしまいます。名古屋人に700円の訴求力があったかは疑問視せざるを得ません。 ランという植物を扱う以上、どうしても高コストになりがちですが、それを入場料でカバーしようとする企画者の読みが甘さに根本的な原因があったのだと思うんです。また、リピーターを呼ぶ企画力の弱さも指摘すべきでしょう。そもそも、なぜ都心のど真ん中、矢場町だったのでしょうか。別に東山動植物園でも、鶴舞公園でも、農業センターでもいいわけでしょ? 当時の時勢も考慮すべきなのでしょうが、名古屋市当局にバブル期の幻影が残っていたのでしょう。
廃止になる前に、一度見に行ってみようかな。
テーマ:名古屋・愛知 - ジャンル:地域情報
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ツアーバスを考える1 |
 2012年のゴールデンウィークは、群馬県内の関越自動車道で発生した悲惨なツアーバスの事故で持ちきりとなってしまいました。事故に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。 警察の調べで運転士の背景やツアーバス会社とバス会社のデタラメな対応など、問題点が叩けば埃が出るくらい次々と出てきました。本来、乗客の安全輸送は利用者から運賃を頂いている以上、輸送事業を行う企業として当然の義務行為であり考えるまでも無いことだと思っていましたが、その基本の「き」までもがこの業界では崩壊していた事を知り、モラルハザードの深刻さに怒りがこみ上げました。 今回の事故について、運転士が居眠り運転をしていたと供述した情報もあり、犠牲者も出ていることから運転士や旅行代理店及びバス会社を擁護するつもりは一切ありませんが、本来便利な交通機関でありながら、その存亡にかかわる事態になりかねないことから、夜通しで走り続ける深夜バスの在り方について、少し考えて見たいと思います(画像は2012年4月30日中日新聞朝刊より)。
まず、今回事故を起こした「ツアーバス」は、著名なバス会社が全国各地で運行している「路線バス」と同じように見えますが、実際は性格を異にしています。 路線バスは「道路輸送法」という法令を根拠としており、旅客運送事業の許可を受けるために路線経路や停留所やバスターミナルの設置、運賃の設定、運転士の連続乗務時間と交代回数、車両の運用など厳格に規定し、利用者は旅客として扱い、バスの運営や実務を自社及び共同運行会社との間ですべて行うのが特徴です。 一方、ツアーバスは「旅行業法」に基づき、旅行代理店等の主催者が観光バスを借り上げて、添乗員無しで現地解散という企画旅行の形態で乗客を募集しており、利用者は旅行会員として扱われ、旅行代理店とバスの運行会社が領域をすみ分けて共同運営するのが特徴です。ツアーバスにはバス停やバスターミナルを設置・確保する義務が無いため、低コストで運営できるメリットがあります。旅行会員への安全の担保として、運転士の処遇改善については国土交通省が規定した指針に基づいて行われているものとされています。
近年、全国各地で夜行列車の相次ぐ廃止により、特に夜出発して朝目的地に到着する夜行バスは貴重となり、夜行列車の代替交通機関として年々人気が高まっています。規制緩和によって、既存の夜行路線バスの運賃競争が激化し、路線バスより大幅に安い運賃で展開するツアーバスが台頭し、路線数も爆発的に増えていきました。 東京~名古屋間で比較すると、新幹線が1万円強、東名ハイウェイバスが5,000~6,420円に対して、ツアーバスの場合は2,500~3,000円というプランが多く、ツアーバスの安さは他を圧倒しています。しかし、座席は4列シートの詰め込み方式だったり、バスにトイレが無いため休憩は2~3時間に1回とか、安さの代償や制約は有る程度呑む必要があったりします。 それにより路線バスも早期購入による割引制度を設けるなどの動きを見せており、ツアーバスの台頭による効果があったのは事実です。実際に前述の東京~名古屋間ではJR東海バスでも最安値が2,400円というプランも設定されました。しかし、ツアーバスの隆盛に伴いツアーバスによるターミナルの違法駐車の問題や、コンプライアンスに問題のあるモラルの低いバス会社も現れ、居眠り運転による事故も実際に発生するなど、ツアーバスによる問題も浮上していました。 路線バスとツアーバス双方を管轄する国土交通省は、ツアーバスが路線バス事業と事実上同質の運送であることから、高速ツアーバスを路線バスに組み入れ、現在のツアーバスを企画している事業者にも新たに路線バス事業参入を容易にするようにする方針のようです。 確かにツアーバス業者は小規模事業者が多く、聞いたことも無い会社が運行するバスに乗るのは利用者としては不安です。いくら日本バス協会に加盟していたって、不安を払拭するのは程遠いわけです。ツアーバスにも路線バスと同等のハードルを設けて、安全輸送とサービスの底上げを図ることができるのなら、むしろお客のためになると思います。 しかし、それで規模事業者にはツアーバス事業を維持できなくなるところも出てくる恐れがあります。本来、安価に移動を実現することを目的としたツアーバス、コンセプト自体は間違っていませんから利用者がいるわけですし、これは既存の路線バスや鉄道への運賃割高感が潜在的に存在している現れです。仮にツアーバスが禁止となり路線バスで統一されたとしても、ツアーバスのような柔軟な事業展開をするとは思えず、深夜移動の大幅な制約や既存事業者による殿様商売によって運賃の高止まり現象を招きはしないかと疑いたくもなります。 また、路線バスが絶対的に安全でツアーバスが明らかに危険であるかは必ずしも断言できず、規模は小さくても孫請け・ひ孫請けでも安全対策に手を抜かないツアーバス会社や、激務をこなすプロ意識の高い運転士さんもきっといるはずですので、逆に偏見ではないかと思うこともあります。 事実、JR東海バスは10年前に山梨県内の中央道で飲酒運転事故、静岡県内の東名高速で逆走事故、東名ハイウェイバスでは高速道路で定員以上乗せて立席乗車客を出したまま高速道路走行を強行など、不祥事を次々を起こし問題となったことがありました。行政の指導のもと、大手事業者が安全対策に本腰を入れるようになったのは、そんな事故があってからの話です。 でも、なぜツアーバスにお客さんは流れるのか、ツアーバスの現場で何が起こっているのか、名古屋でのツアーバス事情を見に行くことにしました(続く)。
テーマ:夜行バスで行こう - ジャンル:旅行
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