 中日新聞を読んでいますと、週に2回は絶対に載っている名古屋市交通局がらみの事故・トラブル・不祥事ネタ。既に「不祥事の総合デパート」になっている名古屋市交通局。そのなかでも特に重大なものやメディアが大きく取り上げた案件について、弊ブログでは毎月1回まとめて見る企画を初めてみることにしました。今回はその第1弾です。 1月10日、名東区平和が丘で走行中の名古屋駅発猪高車庫行き市バスが対向車線に飛び出し、走行中及び停車中のクルマに次々と衝突する事故を起こしました。バスの乗客12名にケガはなかったそうです(画像は2013年1月11日中日新聞朝刊より)。 現場は片側1車線の緩やかな下り坂で、猪高車庫バス停の手前50mほどから対向車線にはみ出し、対向車線の車と衝突。更に停車していたクルマに正面衝突。偶然バスに乗っていた別の交通局職員が運転席でぐったりしていた運転士を発見し、ブレーキをかけて停車したそうです。運転士は警察の調べに「意識が朦朧としていた」と話したそうです。また、昨年5月と10月の健康診断で異常はなかったそうです。 ここはスーパーとハローワーク(職業安定所)が道路挟んだ両サイドにあって普段から交通量が多く、特にハローワーク駐車場待ちのクルマが慢性的に行列をなしている場所です。もし、バスに職員がいなかったら、下り坂を暴走し続け大惨事になりかねない事例だけに、背筋が寒くなる重大事故です。
これは交通局に限りませんが、人件費圧縮の影響でバス運転士の労働環境は厳しくなっていると聞きます。しかし、人命を預かっているのですから、運転士の脳や心臓など精密な健康診断の徹底を交通事業者には願いたいところです。
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