数年前に鳴り物入りで始まったスマートフォン向け放送「NOTTV(ノッティーヴィー)」のサービスが2016年6月30日を持って終了することになったそうです。累積損失1,000億円。当期純損失も500億円と最大出資者であるNTTドコモは大ピンチのように見えますが、営業利益7,000~8,000億円のドコモにとっては、特別損失を一度出して膿を吐き出せばそれでおしまいという程度のトカゲのしっぽ切りとなることでしょう。 根本的にドコモのスマホ、しかもAndroidのユーザーしか見られない。こんな状況で展開難になるのは時間の問題でした。全国各地に電波の送信塔を建て続けた努力は認めますが、そんな会員限定のサービスでは伸びる時代じゃないんだよ。結局、1度も見る機会もなく、終わってしまいましたね。 名古屋のテレビ塔もこのNOTTVの電波を流していましたが、来年の夏以降、電波を飛ばさない名ばかりのテレビ塔に戻ってしまいます。でも、別に良いんじゃないですか。名ばかりテレビ塔でも。凱旋門などと同じで、テレビ塔は名古屋の象徴でもあるのだから。そして、オブジェで良いんです。これからも名古屋のど真ん中でデンと構え続けて欲しいものです。
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