少し前に運転免許の更新をしてきました。 これまで愛知県在住でしたので、ずっと名古屋の平針で更新を行っていたのですが、岐阜県に移住したことにより、初めて岐阜県のルールに従い更新しました。内容は根本的にはどこでも同じはずですが、県境を跨ぐことにより、随分違うのだと感じることが多々ありましたので、少し取り上げます。
愛知県の平針は、土曜・日曜でも更新は可能であるため、受付時間だけ合わせれば、いつ行っても良いという認識だったのですが、岐阜の片田舎ではこれが通用しません。岐阜県は県内数ヶ所に運転者講習センターというのがあって、窓口は平針・豊川の2ヶ所しかない愛知県より分散され敷居が低そうに見えるのですが、更新の講習を受けるための門戸が非常に狭く、土曜日は全センターが休みで日曜日に更新できるのは岐阜市の講習センターだけ。平日の受付も各センターによって受付日と時間がまちまちという惨状であることが判明(ただし、岐阜県在住者なら、どの講習センターでも受付してくれるそうです)。 私の暮らす東濃地区は窓口が多治見と恵那に2ヶ所あれど、優良更新の場合、多治見は毎週月・木・金の3日間は午前・午後の2回講習実施、水曜日は午後のみ講習実施。恵那は毎週月・火・水・金の午前午後各1回と異なります。人口が少ない恵那が週4日計8回の講習を行うのに対し、人口が恵那の3倍近くいる多治見は1回少ない配置。いったい、どういうことなんでしょうね。岐阜県でも最も冷遇されている東濃地区ですが、その中でも多治見地区は特にひどい状況です。名古屋よりも遠い岐阜市まで休日潰して1日仕事で行くなんて、アホらしくてできません。 参考:岐阜県 更新手続きについて http://www.pref.gifu.lg.jp/police/unten-menkyo/untenmenkyo-koshin/koshin/annai.html
しかし、免許証の有効期限は徐々に迫ってきますので、渋々某日に某講習センターへ更新に行ってきました。 更新に集まった人は20名ほど。仕切っている現役警官が3人ほどいる他はパートと思しき事務のおばちゃんが数名いるだけ。仕事らしい仕事もなく、事務業務だけでメシの食えるうらやましい職員たちを尻目に行列に並びます。初めに交通安全協会のおっちゃんが協力金(1000円)の寄付を求めるスピーチをし、一人ずつ更新料金の徴収を始めます。平針は極めて事務的なのに対し、ここは非常にのんびりとしており、一人一人丁寧に説明をしています。平針じゃ、協力金支払いを拒否する人続出なんですけど、ここはかなりの高確率で払っています。私は拒否しましたけどね。 お金を払うと更新手続きスタート。まず、視力測定です。私、近眼で「No メガネ No Life」状態のため、メガネかけたまま検査台に向かうと、「先に裸眼視力の調査します」と係員。平針では免許証に「要眼鏡」の記載を容認したとみなされ即検査スタートなんですが、ここはそうではないらしい。係員曰く「裸眼で視力が足らないことを確認するために必要です」だって。はっきり言って無駄な工程としか思えません。岐阜県の基準、良く分かりません。というわけで、メガネ外して裸眼で視力検査チャレンジ!!ひたすら、雪原の中の風景が続く。 係員「これ、わかりますか?」 オレ「わかりません。」 係員「これは、どうですか?」 オレ「(適当に)右!」 係員「あっ、ここカタカナなんですが…。」 オレ「変化球投げてきますね。」 係員「わからなければ、わからないでいいので・・・。じゃ、これわかります?」 オレ「さっぱりわからない。ちなみに、これが読めると視力は?」 係員「はい、0.1です。」 雪原の中にうっすら物陰を感じる程度だった。まったく意味の無い視力検査終了。大学生の頃に確か0.06だったはずだが、今の裸眼視力はどの程度なのだろうか。せっかくなら、裸眼視力をキッチリ調べて欲しかったものだが、そういう配慮をしてくれないのが岐阜県クオリティ。 聴力検査は会話できるので省略。顔写真を適当に撮ってもらい、2階の講習室へ。しかし、撮影のセンス無さすぎ。潤沢な予算使って撮影技術学んで来い!バカモン(怒)! 2階の講習スタート。天下りオーラ全開のやる気の無さそうなオジサンの説明スタート。しかし、眠い。どうして、こんなに眠くなる講習を仕掛けるのか。一つだけ驚いたんは、夜間走行時のライトの点灯についての説明。最近、対向車とすれ違うというのにハイビームのまま突っ込む大バカ野郎に怒り心頭だったんですが、実は自動車教習所が「通常もハイビームで走行し、対向車とすれ違う時のみヘッドライトの向きを下に向けて下さい」と教えているらしい。数年前かららしいけど、聞いたことなかったので驚いた。オレが習った時と真逆のことを教えているのか。こんなことしているから混乱するんだよな。 そして、ビデオ上映。つまらない。本当につまらない。どうしたら、こんなつまらない映像ソフトにOKを出してしまうのか。ひきつける映像作ってこい!警察24時を少しは見習え!バカモン(怒)!と吠える気力もなく適当に時間を潰して終了。免許証貰って、無罪放免となりました。 クルマ無ければ生活できない岐阜県ですが、免許更新については愛知県の方が何かと便利です。次の更新までに名古屋に戻れるといいけどなぁ。
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