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名古屋・広隆堂ブログ
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広隆堂(こうりゅうどう)

Author:広隆堂(こうりゅうどう)
FC2ブログへようこそ!
1976年10月26日名古屋市千種区生まれ。小学校卒業まで名古屋で暮らし、中学・高校時代を岐阜の山奥で過ごす。都会へあこがれ、大学卒業後、名古屋へ舞い戻る。乗り物と旅行、そして中日ドラゴンズを心から愛する。
 子どもの頃からモノ集めに凝っていたが、最近はポイント集めに凝っており、特に航空会社(ANA・JAL)のマイル集めに熱中している。
 人と同じ事をするのが苦手。協調性が無いせいもあって集団で浮きやすい。できないことを無理にするのは疲れるので、典型的なオレ流・ワンマンだとよく言われながら、迷惑をかけないように好き勝手にやっています。
【「広隆堂」の由来】
 「こうりゅうどう」と読んでください。名前は本名の姓名から一字ずつ頂き、人が集う意味のある字「堂」を加えたものです。コミュニケーションの場として活性化されることを願って名付けました。古臭い名前ですが、本人はかなり真剣に考えて付けました。

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東美濃ナンバー問題を振り返る1
 岐阜県東濃・可児で1年近くに渡った東美濃ナンバー騒動。行政と商工会議所による反民主主義行為を住民の皆さんの正しい判断により無事に闇に葬ることができ、次の世代の若者にも美しい郷土を残すことができました。
 今回から、東美濃ナンバー問題への取り組みについて、裏話を少々書いておきたいと思います。

 東美濃ナンバー問題が急浮上したのは昨年初秋でした。「東美濃って何?」「どうして東美濃なのか?」東美濃ナンバーの問題点は当時から既に明らかでした。しかし、地元市民の声を拾うメディア報道が一切無い。このままでは、議論も一切ないままで推進論者の一方的な意見で決まってしまう。岐阜県東濃地方では東海環状自動車道の「土岐南多治見インター」命名事件の前例もあり、地域自治意識や住民のアイデンティティを守るためにも、この問題に一石を投じないといけない。そう思ったのが昨年11月末でした。
 東美濃ナンバー問題最大の課題は、「東美濃ナンバー」の問題点や地元からの声を発信していく力が無いことでした。まずはSNSで発信するのは簡単ですが、その広がりには限度がある。SNSで何度か書き込みをしていると、「早くロビー活動した方が良い」という助言を複数頂きました。ネット上で叫んでも、かつて筑紫哲也が自身のニュース番組でネット投稿を「便所の落書き」と述べたように、声が広がらぬままに終わってしまう。だから、声や活字として不特定多数に伝播させるためには、行動に移すしかないわけです。

 方法はいくつかありました。まず、思いついたのは街頭演説。しかし、一人でのゲリラ演説は根性が要ります。田舎ですので「お宅の息子が隣町の駅前で演説している」なんて噂は光の速さで出回ってしまいます。また、商工業者や市会議員などの推進勢力と個人が対決するのはあまりにも非力です。また、この地域は出る者は徹底的に打ちのめす閉鎖性が残っており、闇討ちなどの警戒も必要です。20年ほど前に産業廃棄物処分場建設の是非について反対派だった当時の御嵩町長を襲撃した事件はその典型です。
 次は署名活動でしたが、個人情報保護が叫ばれる時代に署名活動が予想以上に困難であることや、署名活動のルールや個人情報の管理が予想以上に厳しかったこと、更には恵那地方の自動車関係の事業者が早い時点で東美濃ナンバー反対署名の受け取りを行政に拒否されていたという情報もあることから頓挫。市議会への嘆願も市議会が東美濃ナンバーへの反対意志を持つ議員が少ないことから断念。ビラ撒きを思い立つも、東濃・可児全域へ行うには個人の財力では苦しいし、一人で配るのも限度がある。そこで、メディアの力を借りることに決めたのです。

 しかし、岐阜県東濃地方にはコミュニティFMとミニコミ紙がある程度で、地元密着の新聞や放送局などメディアがありません。一応取材拠点となる支局はありますが、地元行政と経済界の犬と化している支局は、行政や商工会議所が推進する東美濃ナンバーに反対する市民の声など取り上げるとは思えない。そこで、地元を飛び越えて岐阜県全域でこの問題を知らしめる必要があるのですが、岐阜市中心の岐阜県では東濃地方は「化外の地」扱い。県庁所在地の岐阜市のメディアに情報を流しても、岐阜新聞・岐阜放送じゃメディアとして機能しません。そもそも、岐阜新聞は県内シェアが25%程度。東濃では、ほとんど読まれていません。更に岐阜県政の御用新聞ですから反対意見は掲載されません。ましてや、1日の3/4がテレビショッピングの岐阜放送はメディアとしての認知もできないところ。
 したがって、新聞・放送局のある名古屋へ情報を流さないといけません。名古屋のメディア、特に中日新聞とCBCが取り上げてくれると、東海地方全体で多大な効果があります。県境を跨ぐ地域間の情報。岐阜県東濃の地域問題を名古屋のメディアが拾ってくれるのか。しかし、東濃では中日新聞のシェアが7割。まずは中日新聞にターゲットを絞りました。効果絶大な社会部へ投稿も良いですが、問題を提議するためにもハードルの低い読者投稿に賭けてみることにし、ダメ元で原稿用紙に文章をしたため、12月上旬にポストへ投函しました。
 しかし、何の連絡もないまま年末に入り、次はCBC、そして朝日新聞と名古屋テレビへ垂れ込みを思い始めていた頃、12月20日に中日新聞から電話がありました。東美濃ナンバー問題については中日新聞本社では情報が無かったようで、土地勘も乏しいと思しき女性の担当者と10分ほどお話をしました。「1月下旬に掲載します」とだけ連絡を受け、その日を待っていました。 1月18日からの住民アンケートに何とか影響を与えることができるように早めに掲載されることを願いながら。

 年が明け1月14日、中日新聞読者投稿欄に私の投書が掲載されました。記事を見て驚きました。文章の半分は手直しがされ、子どもでも分かるような文体になっていました。「手直しをすることがある」という条件は飲んでいましたが、ここまで変わるとは。ちなみに投書の原題は「東濃の名に誇り持て」で、全編「である」調の文体でした。更に神奈川県箱根の「湘南ナンバー」や兵庫県城崎温泉の「姫路ナンバー」を例に、ナンバー名称が観光ブランドに与える影響の無さを論じたのですが、これは全文カットされていました。女性編集者に地理の知識が無かったのでしょう。何か「中高生の主張」みたいな感情むき出しの内容で、41歳のオッサンの文章としては恥ずかしいのですが、東美濃ナンバーの核心と趣旨はだいたい伝わったかなと思います。

 ありがたいことに、後日同じ中日新聞読者投稿欄で賛同していただける瑞浪市在住の方の投稿が掲載され、更に中津川市在住の方からも東美濃ナンバー反対の投稿と東美濃ナンバー反対への援護射撃が続きました。東美濃ナンバー問題の根の深さと地域での批判の大きさを、東濃・可児に限らず東海地方全域の一人でも多くの方に伝わってくれたのだと思います。
 この頃からSNSでも東美濃ナンバー反対の声が徐々に盛り上がり始めており、追い風が吹き始めていることを感じていました(続く)。

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テーマ:地方行政と政治 - ジャンル:政治・経済