名古屋・広隆堂ブログ
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広隆堂(こうりゅうどう)

Author:広隆堂(こうりゅうどう)
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1976年10月26日名古屋市千種区生まれ。小学校卒業まで名古屋で暮らし、中学・高校時代を岐阜の山奥で過ごす。都会へあこがれ、大学卒業後、名古屋へ舞い戻る。乗り物と旅行、そして中日ドラゴンズを心から愛する。
 子どもの頃からモノ集めに凝っていたが、最近はポイント集めに凝っており、特に航空会社(ANA・JAL)のマイル集めに熱中している。
 人と同じ事をするのが苦手。協調性が無いせいもあって集団で浮きやすい。できないことを無理にするのは疲れるので、典型的なオレ流・ワンマンだとよく言われながら、迷惑をかけないように好き勝手にやっています。
【「広隆堂」の由来】
 「こうりゅうどう」と読んでください。名前は本名の姓名から一字ずつ頂き、人が集う意味のある字「堂」を加えたものです。コミュニケーションの場として活性化されることを願って名付けました。古臭い名前ですが、本人はかなり真剣に考えて付けました。

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中部地区地方鉄道サミット2011(上)
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 中部地方各地の鉄道の支援団体と専門家が集まって、地方鉄道のあり方を語る「中部地区地方鉄道サミット」というイベントが、11月12日に三重県桑名市「くわなメディアライブ」で行われました。今回はそのうちのシンポジウムの模様をお届けします。
 元々は「中部地区路面電車サミット」という名称だったそうですが、路面電車に限定せずに垣根を取り払って地方鉄道も加えて考えようと装い新たになったそうです。このイベントでは鉄道界の第一線で活躍する方のお話を聴ける大変貴重な機会なのですが同業者の姿は少なく、当日夜のFM三重のニュースによれば参加者は90名だったそうです。寂しい入りでしたが、鉄道について非常に濃いお話を聴くことができる貴重なイベントとなりました。
 今回、このイベントに参加した最大の目的は、この方のお話を聴くためです。
DSCN9957_convert_20120125001529.jpg
 両備ホールディングス会長の小嶋光信氏。「東の遠州鉄道(静岡県)・西の両備グループ(岡山県)」と私が勝手に注目し続けている地方公共交通事業者2強のうちの西の経営トップです。
 小嶋氏の功績として有名なのは、2006年に南海電鉄が運営を断念した貴志川線の経営に名乗りを挙げ和歌山電鐵を設立し、社員が一人三役をこなす徹底した合理化に加え、ユニークな電車改装や貴志駅の猫の駅長「たま」などのアイデアで話題を集め、地域と共に再建を進めている件です。また、労使関係に重大な問題があり、経営が行き詰まってしまった広島県福山市のバス会社「中国バス」の再建に尽力したことで知られており、いまや「地方公共交通の救世主」や「地方公共交通の再生請負人」とも呼ばれている方です。
 テレビ東京の「カンブリア宮殿」に出演するなど交通事業者トップとしては珍しくメディアでの露出も多い方ですが、そんな「ナマ小嶋」にお目にかかれただけでも乗り物趣味人としては感激モノでした。

 小嶋氏が率いる両備グループは、中核会社の両備ホールディングスを頂点に現在50社を有し、業種は①運輸・交通部門②情報部門③販売部門④レジャーその他の部門、と大きく4つに分かれます。
 両備グループのルーツは、1910年(明治43年)7月31日に西大寺軌道(1914年西大寺鉄道に改称)の設立に始まります。この鉄道は山陽鉄道(現:JR山陽本線)のルートから外れた岡山郊外の西大寺と岡山市街を結ぶ、地方鉄道として日本唯一の914mm軌間を持つ軽便鉄道でした。並行するバス路線が無かったことや、毎年2月に開かれる奇祭「西大寺観音院会陽(えよう)」(裸祭り)による莫大な収入により経営は良好で、戦後廃止に至るまで1度の例外を除き黒字決算を維持する恐るべき優良事業者でした。ところが、戦後西大寺鉄道に並行して国鉄赤穂線の建設が始まり、1962(昭和37)年に全線開業したことから、日本では史上唯一の「黒字経営でありながらの廃線」となっています。
 両備グループは東海地方ではマイナーな存在かもしれませんが、名古屋から岡山・倉敷への夜行バスや、セントレア(中部国際空港)から津・松阪を結ぶ高速船「津エアポートライン」を運営しており、全く無関係というわけではありません。特に後者は「公設民営」型経営として成功し、現在も黒字運営が続いているといいます。津エアポートラインの成功は、後の「公有民営」型経営など公共交通の方向性に大きな影響を与える発端となりました。

 今回、小嶋氏の講演内容は、
1.両備グループの概要と経営理念
2.壊滅状態にある地方公共交通
3.まちづくり・地域づくりと公共交通
4.地方公共交通再生事例の一つとして「和歌山電鐡貴志川線」
5.ネクスト100年(次世代)へ向けた取り組み
だったのですが、特に印象に残った点について少し書きます。

 小嶋氏が強調していたのは、両備グループの経営理念である「忠恕」(ちゅうじょ)と、行動規範とする「知行合一(ちこうごういつ)」の考えが企業経営を考える上で重要であるということでした。
 忠恕とは中国の古典「論語」の一節で、「夫子の道は忠恕のみ(訳:孔子の貫く道は忠(まこと)と恕(思いやり)だけだ)」から引用したもので、両備グループ創業者の松田与三郎が大切にしていた言葉でした。両備グループではこれを「真心からの思いやり」として「忠恕」の更なる発掘と、その展開の経営方針である「社会正義」「お客様第一」「社員の幸せ」の提唱しているそうです。岡山でのバス路線再編や和歌山電鐡の再生事業など、火中の栗を拾って公共交通の再生を行った実績が忠恕の社会への発露であり、利益第一主義の米国型経営に対して一石を投じたことが、多くの共感と両備ファンを増やす原動力になっており、私もその一員です。
 そして、知行同一とは「良いと思うことは必ず実行しよう」という陽明学の言葉で、社会で多くの事柄を学んでも、実行しなければ学ばぬことよりもっと悪いと言う意味です。最近は何でも「想定外」と誤魔化していることを小嶋氏は憂いていました。小嶋氏は岡山藩主・池田光政の補佐役として土木事業を行い、藩の産業・生活の基盤造りに尽力した、江戸時代前期の岡山藩士・津田永忠(つだ ながただ)を例に出し、経営の模範とは何かについてもお話しされました。
 土木建築の天才としても知られた永忠は、後楽園や日本最古の庶民向け学校である閑谷(しずたに)学校を建設したことでも知られます。この学校、エリートしか学校に行けなかった時代に、農民でも通える画期的な学校だったのです。
 そして、特に凄いのは岡山平野南部の干拓事業。洪水や飢饉で藩の財政は危機的状況だった頃、これを脱するためには、徴収対象となる農民への勤労意欲を高めること(→農業生産石高増加→税収増加)が最善策と考え、干拓を行い農民に農地を与える構想を打ち出します。周囲は反対しますが、藩財政や武士の生活は農民の努力によって成立しており、農民への投資無くして解決しない。信念を持った永忠は藩主の池田を説得するために一人大阪に出向き、費用を捻出するために自分名義で巨額の負債を抱えながら干拓事業を断行し、干拓事業を完成させて藩財政の危機を脱したといいます。

 答えがそこにあるというのに、どうしてその答えを見て見ぬふりするのか。組織にありがちな保守体質に対して、自分達の今は誰のおかげで成り立っているのかを考え、庶民目線で社会正義を貫いた永忠の300年前の挑戦は、企業経営とは何かを考えるにおいて現在でも通用する理論だと思います。
 今回の大震災で如何に思いやりが大事かを学びました。自分さえ良ければという人が多いですが、社会はお互いに思いやる、人という字の如く互いに支え合って初めて成立するのです。経営においても、損得だけを中心に仕事を考えるのではなく、社会・お客さん・社員への思いやりで考えることが大切と小嶋氏は説きます。もちろん、企業ですから利益を出さねばなりませんが、まず利益の前に社会やお客様への思いやりが大事なのです。儲かるという字は人偏で切れば諸人、信で切れば信者で、諸人が信じてくれるから利益が生まれるのです。この辺り、近江商人の「三方良し」の発想につながっていて、本当に目から鱗でした。

 最後に衰退する地方公共交通の再生と発展の提案をされました。小嶋氏は津エアポートラインでの公設民営経営を確立し、和歌山電鉄では地元住民の熱意から公有民営経営のあり方を訴え、そして中国バスでは補助金ありきの非効率な経営体質に疑問を投げかけてきました。今後も地方の公共交通の問題を全国に問いかけ、公有民営法をはじめ、補助金へのインセンティブの成立や交通基本法の必要性を訴え続けることを述べて、1時間があっという間の講演は終了しました。

 小嶋氏の話で恐ろしく長文になってしまったので、一旦ここで切ります(続く)。
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