名古屋・広隆堂ブログ
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広隆堂(こうりゅうどう)

Author:広隆堂(こうりゅうどう)
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1976年10月26日名古屋市千種区生まれ。小学校卒業まで名古屋で暮らし、中学・高校時代を岐阜の山奥で過ごす。都会へあこがれ、大学卒業後、名古屋へ舞い戻る。乗り物と旅行、そして中日ドラゴンズを心から愛する。
 子どもの頃からモノ集めに凝っていたが、最近はポイント集めに凝っており、特に航空会社(ANA・JAL)のマイル集めに熱中している。
 人と同じ事をするのが苦手。協調性が無いせいもあって集団で浮きやすい。できないことを無理にするのは疲れるので、典型的なオレ流・ワンマンだとよく言われながら、迷惑をかけないように好き勝手にやっています。
【「広隆堂」の由来】
 「こうりゅうどう」と読んでください。名前は本名の姓名から一字ずつ頂き、人が集う意味のある字「堂」を加えたものです。コミュニケーションの場として活性化されることを願って名付けました。古臭い名前ですが、本人はかなり真剣に考えて付けました。

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「四海王」福井酒造酒蔵開き
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 3月4日、『四海王』のブランドで知られる愛知県豊橋市にある福井酒造の酒蔵見学に行ってきました。少し前に読んだ本でこの蔵の話題が出ており、手造りが基本の醸造で機械化に1980年代から取り組み、新種品評会で金賞を獲得している蔵。機械化しても大量生産に移らず、200本限定の大吟醸から純米酒までカバーする蔵。今回名鉄の『三河の酒紀行』というハイキングイベントに参加しており、酒蔵開放を行うというので強い関心を持って豊橋まで出かけてきました。
 まずJRで豊橋まで行き、豊橋鉄道渥美線に乗り換え南栄駅まで乗ります。豊橋はかつて暮らしていた街なので良く知っているつもりでしたが、まだまだ知らないことばかりだったのかと痛感させられました。南栄駅から歩いて15分ほど。まさか、13年前に自分が通った悪しき思い出しかないY自動車学校の向かいにあったとは!
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 福井酒造さんは1912年(明治45年)に渥美半島の福江(現在の田原市)で創業し、今年が記念すべき100年目。敷地内の地下102mから水を引いているそうです。中に入ると、酒蔵見学の整理券を配布していたので確保。整理券番号は「四海王」の4番。良い番号を頂きました。
 酒蔵見学までの時間があるので、試飲を堪能。私は個人的に純米吟醸の四海王「真」と本醸造が良かったです。純米大吟醸も作れど、基本は純米酒や本醸造が軸というだけに、手頃な商品でも手が込んであるのがよく伝わる酒です。そして、樽酒や甘酒も美味い!
 今回のイベントでは豊橋名物ヤマサちくわや渥美半島の干物、蒲郡のミカンなど、地元の特産品販売もありました。蔵の表では七輪のサービスもあって、買った干物をその場で焼いてつまみに宴会が盛り上がっていました。撮影していると宴会会場からお誘いをいただき、輪に入れていただきました。みんな酔いも回っているせいか、上機嫌な! こんなフレンドリーな蔵開きは初めてです。
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 さて、酒蔵見学の時間が来ましたので、蔵の中へ行ってみましょう!
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 酒蔵見学は社長さん自らハンドマイクを持って案内して下さいました。まず、瓶詰めのシーンを公開。酒蔵内部見学の多くは、瓶詰め工程を醸造と関係ないと思っているのか、見学ルートから外したり紅白幕で隠している蔵が結構多いため、見学者用にわざわざ製造ラインを動かしてくれる蔵は非常に珍しいです。
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 空瓶が1本ずつラインで流れてきます。空瓶がフルゲート揃うとノズルが降りて来て、瓶の上部をつかむと一斉に持ち上げて酒を詰めていきます。なお、今回は見学用に水を使用していました。この機会1台で1升瓶から1号瓶まで対応できるそうです。規定量を詰めると、瓶は降ろされ、コンベアで次の工程に運ばれます。
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 職人さんが軽くフタをかぶせて、
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 機械を使って1本ずつ蓋を密封し、次の工程(ラベル貼り等)に進んでいきます。
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 奥へ進み階段を下りると、ズラリと並んだタンク群。社長さんの説明によれば、タンク1つで8,000L。1升瓶で換算すると約6,000本になるそうです。生涯かけても飲みきれない量です。また、タンクの中に落ちると炭酸ガスによって即死するそうです。酒って結構怖いものですね。なお、タンクはホーロー製で魔法瓶の様な構造になっているそうです。
 そして、醸造に使われる麹の試食もありました。これも珍しい。初めて食べましたが、甘いですね。
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 そして、これが福井酒造の名物、液化槽です。ここからが福井酒造の真骨頂です。日本酒の醸造は手造りであることが原則であり、機械化されているのは大手醸造メーカーに限られているものと思いがちです。しかし、こちらでは1980年代から原料である米を液化し、コンピュータ管理による醸造を行っているのです。これを見たくて今回豊橋までやって来たのです。
  この酒蔵、1980年頃から杜氏・蔵人の確保の難しさから、自社での蔵人育成を行うかシステムの抜本的に変更するかの選択を迫られていたそうです。醸造にコンピューターを導入した長野県の酒蔵のビデオを一緒に見たエンジニアから「米を砕いて液化すればできると思う」という言葉を聞き、これをヒントに液化システムによる醸造を思い立ったそうです。
 酒造りは米を蒸し、窯から取り出して平らに伸ばして冷やし、発酵用タンクに移すなど重労働が続きます。ところが、米と水に液化酵素加えて液化すると蒸し米工程を飛ばして一気に発酵段階に移ることができ、労働の効率化ができます。この研究は1956年の時点で理化学研究所が発表していたのですが、「米1トンに対して使える酵素の量は2000分の1まで」という酒税法の規定があり、この量では米を液化できなかったことから実用化する酒蔵はありませんでした。しかし、それから25年も経過しており、技術改良で克服できると確信し開発に取り組みました。
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 1984年冬に機械を一新し液化システムを導入。その後、試行錯誤や共同開発者との決別などありましたが、専門機関や大学の協力もあって、1990年に液化酵素を用いて米を煮るタンクの温度を沸点近くまで上げる「高温強火炊き酒造りシステム」が完成。その後もタンクの水の自動計量装置やタンクの温度設定できるコンピュータ制御など、バージョンアップが続けられているそうで、このシステムは山形県から山口県まで全国6つの蔵で導入されているそうです。
 米を液化した酒粕とはどんなものか、現物を見たかったのですが既に品切れで見られず残念。ただ、振る舞われた甘酒の美味さを見るに、このシステムの完成度が相当高いことは良く分かりました。

 製造に限らず、機械化によって商品や仕事において人間性が損なわれると良く言いますが、その機械を操るのは所詮人間。機械も所詮道具でしかないのですから、品質を左右するのは人間の操作、つまりカギは人にあるのです。作業効率化は現在社会に課せられた至上命題でありますが、電算化・機械化は表面上の効率化であって、それを使いこなす人の力無くして本質的な効率化は達成できないのです。
 酒造りに限らず、現代のあらゆることに通じる哲学的な真理を突かれ、美味い酒を飲みながら唸る福井酒造の酒蔵開放でした。

【参考】『幻の地酒尽くし-酒師が選ぶ蔵元の美酒-』木村克己 青春出版社2003年
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