名古屋・広隆堂ブログ
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広隆堂(こうりゅうどう)

Author:広隆堂(こうりゅうどう)
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1976年10月26日名古屋市千種区生まれ。小学校卒業まで名古屋で暮らし、中学・高校時代を岐阜の山奥で過ごす。都会へあこがれ、大学卒業後、名古屋へ舞い戻る。乗り物と旅行、そして中日ドラゴンズを心から愛する。
 子どもの頃からモノ集めに凝っていたが、最近はポイント集めに凝っており、特に航空会社(ANA・JAL)のマイル集めに熱中している。
 人と同じ事をするのが苦手。協調性が無いせいもあって集団で浮きやすい。できないことを無理にするのは疲れるので、典型的なオレ流・ワンマンだとよく言われながら、迷惑をかけないように好き勝手にやっています。
【「広隆堂」の由来】
 「こうりゅうどう」と読んでください。名前は本名の姓名から一字ずつ頂き、人が集う意味のある字「堂」を加えたものです。コミュニケーションの場として活性化されることを願って名付けました。古臭い名前ですが、本人はかなり真剣に考えて付けました。

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ある酒蔵の最期
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 9月某日、中部経済新聞を読んでいたら、非常に残念な記事が飛び込んできました。岐阜県八百津町の古田酒造さんが経営に行き詰まり、自己破産の準備に入ったとのこと。負債総額は約4億5,000万円。
 古田酒造さんといえば「雪中寒梅」「蘇水峡」などの銘柄で知られ、特に「雪中寒梅」は岐阜県内で「白川郷」「美濃菊」「千代菊」「奥飛騨」「女城主」などと並ぶメジャー銘柄の一つで、酒屋さんに限らずスーパーやコンビニでも簡単に手に入るほど知名度も高い銘柄で、愛知県内でも手に入りやすい岐阜県の日本酒でした(画像は2012年9月21日中部経済新聞より)。
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 名古屋市内、某酒販量販店にて。
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 10月某日、八百津町へ行ってみました。八百津町は名古屋から名鉄電車とバスを乗り継いで約2時間。木曽川沿いの街で人口1万人ほど。木曽川上流から流してきた材木をここで集積し、筏に仕立てて桑名や名古屋に運ぶ運材の中継基地として、また、木曽川の舟運の上流端としても栄えました。現在も和菓子店や酒蔵が多く残るのは、その名残でもあります。
 八百津には「玉柏」で知られる蔵元やまださん、「花盛」で知られる花盛酒造さん、そして古田酒造さんと3軒の酒蔵がありました。他の蔵が和菓子店と共に八百津町のメインストリートにあるのに対して、古田酒造さんは八百津町中心部から少し東へ行ったところに蔵を構えていました。
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 どうもこちらは裏側のようでしたので、表へ回ってみました。古田酒造さんは1887年創業。明治時代中頃からこの地で醸造を続けてきました。蔵は比較的新しく、改築していたようです。ちなみに、最盛期は1993年6月期決算で8億円の売上があったとか。
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 古田酒造さんの建物。やや小さいながら、杉玉もぶら下がっていました。そして、玄関にはこんな張り紙が。
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 蔵元の無念さが伝わってくる張り紙です。中部経済新聞の報道によれば、事業停止日が9月10日。この日は単に2度目の不渡りが出てしまっただけなのかもしれませんが、この日付は結構重要です。
 酒蔵では10月下旬から新しい酒造りが本格的に始まります。しかし、杜氏さんへの給与が払えないなんてことは酒蔵として許されませんし、繊細な作業を要求される酒造りでカネの話が頭をよぎるようでは、雑味の残るできそこないの酒になってしまうことでしょう。自転車操業の様なことまでして強行する手もあるかもしれませんが、既に原料購入にも事欠くほど運転資金が完全に枯渇していたのかもしれません。
 したがって、新年度の製造計画を立てる時点に杜氏さんを呼ぶかどうか、そこで最終決断をせねばならなかったのでしょうね。先日、岐阜県内のバロー某店で今年8月に製造・出荷した「雪中寒梅」1升瓶を発見しました。これが本当に最後の最期だったのかと思うと感慨深いものがあります。
 今年の6月期で売上高が8,800万円。17~8年で全盛期の1/10にまで減ってしまったのは、新聞報道による「規制緩和や日本酒離れ」という外的要因だけではないように思います。日本酒離れは既に数十年続いている現象です。苦しい台所事情を抱えながらも頑張っている蔵元は全国各地にあります。そこで思い当たるのは、やはり根本的に経営面に問題があったわけです。
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 八百津の3蔵でも「玉柏」「花盛」に比べ、「雪中寒梅」の販路は広範囲に及んでいました。その安易な拡大志向や設備拡充による不要な投資が自らの首を絞めてしまったのではないでしょうか。企業として、地域の為、蔵元の伝統やプライドなど体裁を守るがために、本当に守らねばならないモノを守りきれなくなったのが、今回の結果を招いたのでしょう。
 蔵元の張り紙には「廃業」とあるだけで、倒産や破産といった文字はありませんでした。蔵元側のプライドだったのかもしれません。しかし、張り紙の横にある、もう1枚の張り紙が現実を叩きつけていました。こちらには可児市の弁護士事務所の名前で「破産」という文言がハッキリと書かれていました。
 「雪中寒梅」は岐阜県を中心にまだ店頭で残っているところもあります。今年の年末年始辺り、幻になる「雪中寒梅」を呑む最後のチャンスになりそうです。最後に1度呑んでみたいものです。
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