名古屋・広隆堂ブログ
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広隆堂(こうりゅうどう)

Author:広隆堂(こうりゅうどう)
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1976年10月26日名古屋市千種区生まれ。小学校卒業まで名古屋で暮らし、中学・高校時代を岐阜の山奥で過ごす。都会へあこがれ、大学卒業後、名古屋へ舞い戻る。乗り物と旅行、そして中日ドラゴンズを心から愛する。
 子どもの頃からモノ集めに凝っていたが、最近はポイント集めに凝っており、特に航空会社(ANA・JAL)のマイル集めに熱中している。
 人と同じ事をするのが苦手。協調性が無いせいもあって集団で浮きやすい。できないことを無理にするのは疲れるので、典型的なオレ流・ワンマンだとよく言われながら、迷惑をかけないように好き勝手にやっています。
【「広隆堂」の由来】
 「こうりゅうどう」と読んでください。名前は本名の姓名から一字ずつ頂き、人が集う意味のある字「堂」を加えたものです。コミュニケーションの場として活性化されることを願って名付けました。古臭い名前ですが、本人はかなり真剣に考えて付けました。

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近江八幡散策1・「たねや」鄙美の美学
 名古屋と京都・大阪を毎年何度も往復しながら、通過するだけで意外と歩いていないのが滋賀県です。しかし、滋賀県には魅力的な街が点在しています。そのなかで、かねてから散策したいと思っていた滋賀県近江八幡市へ出かけました。私を近江八幡に誘ったのは、この街に根付いている3つの思考の存在でした。これを元に近江八幡の魅力に迫りたいと思います。
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 近江八幡は滋賀県の中央部に位置し、近江商人と水郷で知られる人口8万人の街。名古屋からも在来線で約1時間半。大垣駅と米原駅で列車を乗り継いで行きます。

 今回、近江八幡を訪ねるきっかけとなったのは、昨年8月に放映されたテレビ東京の「カンブリア宮殿」で紹介された、滋賀県の和菓子店「たねや」。いまや、百貨店にも出店するほどの有名な和菓子店ですが、企業としての取り組みと考え方に大きな刺激を受け、私の脳裏に「たねや」の名が刻み込まれており、その拠点である近江八幡で「たねや」イズムを感じて来ようと思ったのです。
 近江八幡駅から北へ、市役所を目標に駅前のメインストリートを進むこと10分ほどで、たねやの本店に到着しました。百貨店に出店する店舗にありがちな、無駄なぐらいの華美や自意識過剰なブランド意識、客への上から目線はここにはありません。店員さんは皆柔らかい応対で、柔らかい近江弁(江州弁)が非常に心地よく感じます。

 「たねや」は江戸時代に材木商を生業とした家系が、近江八幡で穀物類・根菜類の種子を商う「種屋」を創業したのが発祥。1872年(明治5年)に7代目山本久吉が京都の和菓子店「亀末」で修行を積み、栗饅頭と最中を製造販売する和菓子店に商売替え。1921年(大正10年)に東京「塩瀬総本家」で修行を積み宮内省大膳寮に2年奉職していた8代目山本脩次が種屋2代目を継承。物資不足の太平洋戦争直後には栗饅頭が人気を博し、現在のたねやに続く土台となりました。
 業界を問わず、評判が広がるとお客さんも増え、売上が伸びます。すると、たねやも例外無く拡大路線に転じ、1976年(昭和51年)6月に大津西武に百貨店初進出。百貨店に進出したことにより、今までの商品を一新させ「高級路線」で経営に乗り出しましたが、この「背伸び」が大失敗。地元では有名なのに百貨店での売り上げは常に最下位争いをする程に低迷します。その原因は消費者ニーズの読み誤りだったのです。消費者が「たねや」に求めていたのは雅美(みやび)ではなく、鄙美(ひなび)であったと気づいたのだそうです。高級な創作和菓子ではなく、地元の人が普段着で昼下がりに食べられるような素朴で実用性の高い和菓子だったのです。
 たねやが陥ったパターンは、最近では洋菓子店や高級レストランに多いパターンですね。やれ「パティシエ」だ、やれ「〇×コンクール優勝」だ、やれ「海外修業」だという看板をあげて、商業プロデューサーや広告代理店に丸め込まれている経営者風な洋菓子職人の方々。大都市の高級ビルや海外進出する報道がなされますが、職人が進む道は面的拡大なのでしょうか?基本を忘れてしまった著名な職人達を哀れに思います。
 「たねや」は常に発祥地の近江、滋賀県を意識した商売を営んでおられます。だから、原料も滋賀県産、店員さんも近江弁。創作意欲の高い商品も企画しつつ、「たねや」ブランドを確立した栗饅頭やどら焼きを決して手抜きしない。これが「たねや」をこれまでも、これからも地元の素材・人材を重視する地に足を付けた経営につながっているのだと思います。自分良し、相手良し、世間よし。三方良しの近江商人イズムが継承されています。
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 本店の前からバスに乗り込み、古い街並みに向かいます。ロープウェイのある八幡山の麓にある「日牟禮ヴィレッジ」は日牟禮神社そばに作った和菓子と洋菓子の販売と喫茶ができる複合施設で「たねや」イズムの総決算。そして、近江八幡観光の目玉の一つとして、全国からお客さんが集まってきます。販売だけでなく、店内で軽食も可能な点はポイントが高いですね。
 ここまで来ると、さぞ「たねや」は儲かっているんだろうなと思いたくなりますが、この企業がすごいのは、その源泉となる製造ノウハウをライバルともなりかねない同業者の職人さんにも門戸を開けて教えていることです。その理由についてのコメントがすごい。「和菓子業界全体が縮小しているのに、業界全体が盛りあがらなくてどうするんですか」。製造技法を秘密にしたところで、それは看板を温存させるに過ぎず、和菓子全体では技術継承が断絶することで和菓子離れを食い止めることはできないのです。だから、技法伝承を限定することで目先の利益を確保しても、和菓子業界全体で言えばマイナスでしかないわけで、いかに和菓子業界を活性化し盛り上げるかを考える視点に大いに唸りました。
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 日牟禮ヴィレッジのもう一つの核が、こちらの「クラブハリエ」。目の前で焼き上げ、アツアツのバウムクーヘンを切り分けて売るスタイルで革命を起こし、百貨店で大行列をつくるお店でもあります。赤煉瓦の洋館の中に一歩足を踏み入れると、甘い香りが鼻を癒します。洋菓子の工房と販売スペースが大きくとられており、その奥に進むとカフェがあり、イートインも可能です。石畳のヨーロピアンなテラス席もあり、ステキなお庭を拝見しながらティータイムが楽しめます。
 この「クラブハリエ」もたねやの経営です。1951年に洋菓子の製造を開始して以来、工房を売り場に併設し、改良を続けながら客の目の前で製造し、切り分けて販売スタイルを行っています。お菓子は主食ではないので、いかに魅せて満足させるかというクオリティが求められます。その継続がお客さんを繋ぎ、リピーターを増やしていく。たねやはその王道を歩んでいるのです。
 しかし、和菓子屋がなぜ洋菓子にも手を広げるのか。和菓子屋さんの家系で、親から子へ継承しながらも、親は和菓子・子は洋菓子と転向する例がよくあります。しかし、「たねや」の場合は事情が違うようで、明治から昭和初期にかけて近江八幡に暮らしたアメリカ人の助言によって始まっているのが特徴です。近江八幡に大きな影響と功績を残した、このアメリカ人。弊ブログでも後ほど取り上げます。

 たねやの魅力をたどるだけで、お腹一杯になってしまいますが、もう少し近江八幡の魅力に迫ってみましょう(続く)。

【参考】
テレビ東京「カンブリア宮殿」2012年8月16日放送
たねや社長 山本 昌仁氏
http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/backnumber/20120816.html
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この記事に対するコメント

>明治から昭和初期にかけて近江八幡に暮らしたアメリカ人
あの人ですね(ニヤリ)。近江八幡と聞いてピンときましたよ。
彼の作った豊郷小学校を見に行ったことがあるのですが、オシャレさと教育とが上手いこと融合している部分があって、なかなかすごい人だなと思いましたね。
【2013/01/30 23:50】 URL | アレックス #uclkFch2 [ 編集]

Re: タイトルなし
>アレックスさん
>あの人ですね(ニヤリ)。近江八幡と聞いてピンときましたよ。

 そうです。あの人です。あの人を語らずして、近江八幡は語れませんよね。
↓あの人の特集できました。
http://kouryudo.blog61.fc2.com/blog-entry-1207.html
【2013/02/08 02:08】 URL | 広隆堂@管理人 #- [ 編集]


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