ついに愛知県内でも百貨店の閉店が決まった。
松坂屋岡崎店は旧市街地の康生町(こうせいちょう)エリアにあるのだが、10年ほど前、この地域にあったジャスコ岡崎店が撤退(現在のイオン岡崎へ移転)してから、一気に街が寂れていった。岡崎市民の間でどんな存在だったかは知らないが、その当時から松坂屋は地味な存在で、地域商業の核ではなかったのは間違いない。さらにイオン岡崎の隣に豊橋から西武百貨店が移転し、存在感を無くしていたのも間違いない。そもそも松坂屋って、本店・静岡店・高槻店だけが黒字という状況だから、大丸と統合したとはいえ、この不景気で苦しい状況になっているようだね。頼みの外商も不振が伝えられているし。 松坂屋は三河地区では豊田で頑張るしかないね。といっても、松坂屋の豊田店もずいぶん中途半端な店(そごうの抜け殻だし)なのが気になるけど。ただ、イオンは古参店舗(豊田・高橋)ばかりで、唯一大型の三好も大したことないし、豊田は名古屋への依存度が低く、地元で生活を完結する傾向があるので、こちらは当面安泰かと思います。
わざわざ百貨店へ行かなくても、郊外に大型ショッピングモールが続々と開店し、都心まで出かける必要性が無くなりつつある。また、ネットショッピングが全盛となり、急いでない場合は自宅から出る必要もなくなった。もう、都心の百貨店まで出かける必要性自体は薄れつつある。私自身もデパチカか物産展ぐらいしか、プライベートで百貨店に行かないようになって久しい。
名古屋でも「栄か名駅か」なんて百貨店同士で言っている時代ではなくなっているのだ。百貨店最大の敵は郊外の大型ショッピングモールとネットなのだ。
百貨店大手のJ・フロントリテイリングは25日、松坂屋岡崎店(愛知県岡崎市)を来年1月31日で閉店すると発表。大型ショッピングセンターや専門店などとの競争激化に加え、景気悪化で売り上げ回復のめどが立たないため。J・フロントは昨年10月に横浜松坂屋(横浜市中区)、同12月に今治大丸(愛媛県今治市)を閉店しており、百貨店業界で不採算店の閉鎖が加速している。 (中略)岡崎店は売り場面積1万1429平方メートルの小規模店で、市街地の商業ビルの地上5階~地下1階を使い71年に開店。ピークの92年2月期には129億円の売上高を計上した。 しかし、00年に大手スーパー、イオンのショッピングセンター開店などで、顧客が流出。09年2月期の売上高はピークの4割にとどまる50億円まで落ち込んでいた。 引用元:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090825-00000071-mai-bus_all
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