名古屋・広隆堂ブログ
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広隆堂(こうりゅうどう)

Author:広隆堂(こうりゅうどう)
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1976年10月26日名古屋市千種区生まれ。小学校卒業まで名古屋で暮らし、中学・高校時代を岐阜の山奥で過ごす。都会へあこがれ、大学卒業後、名古屋へ舞い戻る。乗り物と旅行、そして中日ドラゴンズを心から愛する。
 子どもの頃からモノ集めに凝っていたが、最近はポイント集めに凝っており、特に航空会社(ANA・JAL)のマイル集めに熱中している。
 人と同じ事をするのが苦手。協調性が無いせいもあって集団で浮きやすい。できないことを無理にするのは疲れるので、典型的なオレ流・ワンマンだとよく言われながら、迷惑をかけないように好き勝手にやっています。
【「広隆堂」の由来】
 「こうりゅうどう」と読んでください。名前は本名の姓名から一字ずつ頂き、人が集う意味のある字「堂」を加えたものです。コミュニケーションの場として活性化されることを願って名付けました。古臭い名前ですが、本人はかなり真剣に考えて付けました。

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愛知のコミュニティバス・明と暗2
 過日に明るい愛知県のコミュニティバスの話題として、奥三河の「おでかけ北設」を取りあげた。
http://kouryudo.blog61.fc2.com/blog-entry-573.html
 しかし、新しいコミュニティバスが誕生する陰で、ひっそりと廃止されたコミュニティバスもある。今回はこのバスの話題を取り上げたいと思う。
SSCN3779.jpg
 1月12日の運行を最後に春日井市で運行されていたコミュニティバス「かっちぃ」は、開業後わずか1年1ヶ月で廃止されてしまった。乗客の伸び悩み及び広告スポンサーが集まらず、運営費用枯渇により昨年11月に「半年の休止期間を設定して再検討する」と発表。再開が前提の休止だったはずが、翌月になって急に「廃止決定」を宣言してしまったのだ。
 「かっちぃ」は春日井市南西部の勝川・味美地区を巡回するコミュニティバスである。このバスには特筆すべき点がいくつもあった。まず、コミュニティバスは本来自治体が運営するものが圧倒的だが、「かっちぃ」は春日井市の商店街連合会がバスの運営(バス運行は小牧市のあおい交通にバス運行を委託)を行った。この運営形態を取った理由は、この地域を走っていた名鉄バスの路線が廃止となったことに加え、隣町の豊山町に大型店舗(エアポートウォーク)が開店したことによって、地元商店が打撃を受けることを危惧したことから、気軽にバスで買い物ができるように春日井市商店街連合会が企画したという特殊事情がある。ショッピングセンターが買物客輸送のためにバスを走らせるケースが増えているが、商店街がコミュニティバスを走らせるケースは全国的にも稀である。
SSCN3699.jpg
 廃止直前の1月8日、勝川駅から「かっちぃ」に乗車してみた。このバスは勝川駅に乗り入れておらず、駅から5分ほど歩いた商店街にあるスーパーの脇から乗車する。
SSCN3700.jpg
 勝川駅はこの突き当たり。改札口までは徒歩5分です。

 商店街への輸送を目的にしているので、通勤通学者の利用及びその時間帯のバス運行や、勝川駅及び味美駅乗り入れ想定していないということらしい。このバスは地域間を最短距離で結ぶバスではないので、勝川・味美の各地域をくまなく回る。このエリアには名鉄バス・あおい交通のバス・名鉄小牧線・城北線・春日井市が運営する「はあとふるライナー」が走っているものの、それぞれの管轄が異なることからバラバラで連関性が無く、拠点間を結ぶ性格のバスばかりで地域を包括的にカバーするバス路線が無かったから、地域を循環する「かっちぃ」はここに活路を見出したのだ。
 味美方面へ行く夕方の便に乗ったのだが、先客がいた。少ないながらも固定客がいたようだ。しかし、運転士が記入していた運行日誌をのぞくと、1便当たりの乗車人数欄は「0・1・1・6・2・4・1・1」と悲観的な数字が続いていた。
SSCN3780.jpg
 「かっちぃ」は1度乗車すると、このような券がもらえる。2回目からはこの券を運転士に見せれば、その日の運賃は無料で何度でも利用できるというサービスである。このサービスは小牧市のコミュニティバス(かっちぃと同じく、あおい交通が受託している)でも行われているのだが、小牧市が官主導のバスに対して、春日井市は民主導型のバスである。官主導でも運営が困難な料金設定なのに、多少の補助金は貰えても民間主導の「かっちぃ」に運営ができるはずがない。
 運行開始当初、中部経済新聞にかっちぃを運営する春日井市商店街連合会会長のコメントが掲載されていた。しかし、「1日の利用者は約30人」という私にとっての予想外の数字が大変気になっていた。運行開始前に毎月2,000人の利用を見込んだはずなのに、これでは半数にも届かない。また、仮に全員が現金で運賃を支払ったとしても、1日当たりの運賃収入はたった6,000円であり、これでは運転士の日当はおろかガソリン(軽油)代すら賄えないレベルである。実際、利用者数は予測の半分、広告スポンサーも予測の4割にとどまっていたという。運行9ヶ月目、ついに左右両回りから左回り一方通行の巡回バスに変更、運転本数を半分に削減していた。運行経路がややこしいという利用者側の事情を理由にしていたが、これはあくまで建前上の理由で、実際は運営面の問題だったのだと思う。

 「かっちぃ」は、需要予測の無謀さや収益を考えない運賃設定に加え不況によるスポンサー不足など、開業直後から相当苦しい運営だったことがわかる。同じ春日井市でも鳥居松や高蔵寺の商店はカネを出すだけでバスの恩恵を受けられないから、赤字が膨らめば商店街連合会内部でも反発が出る恐れもあっただろう。運営側の問題点はいくつもある。しかし、今回の戦犯は他にもいる。それは春日井市の「地域公共交通会議」である。
 地域公共交通会議は鉄道・バスの開業・廃止の決定で最近よく出てくる名前である。2006年10月の道路運送法改正によって制度化されたもので、地域の公共交通で開設・廃止・変更をする際は地域公共交通会議で合意が得られたら、容易に開設・廃止・変更ができるシステムにしたものである。更に2007年10月に制度化された地域公共交通の活性化および再生に関する法律(地域公共交通活性化・再生法)では、地域公共交通計画の策定に必要な調査費や事業に国から補助金が出るようになったので、地域公共交通会議による地域公共交通計画の策定が各地で行われている。
 地域公共交通会議のメンバーは行政・交通事業者・一般市民・有識者・警察などで構成され、様々な視点から意見を出し合っていく。しかし、地域公共交通のあり方を議論する場ではなく、実際は既存の交通事業者との調整の場に終始しているケースが多い。「かっちぃ」でも当初はタクシー業者の反対があったらしい。また、開業を急ぐあまり、事業者側が勝川・味美両駅への乗り入れを放棄するなど地域住民の要望と反する面も目立ち、春日井市の公共交通会議の議論・検討に市民が不在であったことを指摘せざるを得ない。
 なかには、味美方面行「かっちぃ」(春日井市商店街連合会運営)が勝川駅前を発車する数分前に味美方面行「はあとふるライナー」(春日井市運営)が勝川駅にやって来て、味美方面の利用者を奪っていく悪質なパターンもあった。いかに行政が「かっちぃ」に対して冷酷であり、「やれるもんならやってみろ」程度の姿勢で「かっちぃ」を扱っていたということを示している。また、これについて地域公共交通会議は調整すらしていないのだ。何をしていたのだろうか。そのくせ、春日井市商店街連合会が休止を発表すると「やり逃げは許さない」と休止について反対を唱え始めたのだ。最終的に「かっちぃは廃止」で決着し、再開の芽を摘む形でまとまったらしい。
 さらに指摘したいのは、春日井市役所の排他性の強さである。春日井市は「はあとふるライナー」の利用者を奪いかねない「かっちぃ」に対して、嫌悪感を持っていたのではなかろうか。また、運行委託先が市外のあおい交通である。春日井市はあおい交通が運営する桃花台バスや名古屋空港行バスが市内のJR駅ターミナルに乗り入れができず、一部の春日井市民も影響を受けながら救済はおろか無視を決め込んでいる。この路線を「かっちぃ」でも踏襲されていた気がしてならない。そもそも、あおい交通に対する春日井市役所の対応はあまりに冷たい。春日井市役所は、どっかからお金もらっているんですか?それとも圧力ですか?
SSCN3701.jpg
「かっちぃ」廃止のお知らせ

 名古屋から庄内川を越えただけの隣り街で、恐ろしく保守的な一部の人が原因でコミュニティバスが廃止に追い込まれた。本当に残念なコミュニティバス廃止であった。

かっちぃ公式サイト(春日井市商店街連合会)
http://www.kasugai-shoren.org/katty/index.html

春日井市地域公共交通会議公式サイト(議事録あります)
http://www.city.kasugai.lg.jp/gyousei/jouhoukoukai/kaigikoukai/huzoku/kaigi91/007923.html

【参考】秋山哲男、吉田樹『生活支援の地域公共交通』 学芸出版社 2009年
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この記事に対するコメント
ダメだこりゃ
北設楽郡に比べると、こちらはもう何やってんだか。
春日井市のこのザマを見ていると、お隣の県の県庁所在地を思い出します。
この街では、数年前まで路面電車が走っており、近隣の市町村に路線網を広げておりました。しかしながら、自家用車の普及により利用客が減少し、赤字が増大しました。それでも通勤通学客がかなりあって、やり方次第では何とかなるところがあり、元々運行していた業者が撤退しても、市民の有志が新たな運行業者を探してきて後を継ごうと準備を進めておりました。
ところが、この県庁所在地の市長はこの動きを快く思わず、加えて閉鎖的な土地柄も相俟って地元の住民も一緒になってこの動きに非協力的な態度をとり、最終的にに有志達の運動は頓挫してしまいました。その結果、周辺の自治体に済む住民が通勤通学に困る自体が未だに解消されず、人の動きがこの県庁所在地を見捨てて直接名古屋に向くようになり、某市はドンドン衰退するようになったのです。
で、この街の市長はこれだけでなく市政の運営上で様々なトラブルを引き起こし、街を益々混乱させたりと、どうにもならない存在に成り果てました。これならリコールが起こっても不思議ではないのにそれも起こらず、挙げ句の果てには先日行われた市長選挙で再選してしまいました。
もうどこの街かおわかりでしょうね。敢えて名前は書きませんけど。
余所者を徹底して排除するという排他的な土地柄は、この某市と春日井市に共通しております。見てくれは都会でも、その中身というか本質は超ド田舎だもの。
この感じだと、春日井市も某市みたいにダメになってしまうのではないかと、老婆心ながら心配になってしまいますが…。
【2010/02/11 21:53】 URL | massan #t2LN9IJ6 [ 編集]

Re: ダメだこりゃ
>massanさん

 「かっちぃ」については、地元で検証セミナーが行われたそうです。

かちがわ通信
http://blog.livedoor.jp/mizutoku/archives/51777565.html
 何百万円もの損失を出してしまったことから、実質的には反省会だったようです。

 アドバイザー側の企画はいいが、イベント費用が国からの助成というのが…。こんなことで
税金を使われるのってどうよ? そして、アドバイザーの責任って…(以下略)。
【2010/02/14 22:41】 URL | 広隆堂@管理人 #- [ 編集]

Re:Re: ダメだこりゃ
>広隆堂さん

「かちがわ通信」、読ませていただきました。
今回の「かっちぃ」の失敗について、春商連の方々がこれだけ反省点を検証されていたのは、これからの街づくりに向けて意義のある事だと思います。前回、私は行政側の問題について書きましたが、勿論運営する側にも落ち度があったと思います。広隆堂さんが書かれた春商連会長のコメントから見ても分かるように、些か楽観的過ぎたように見受けられますもの。
しかしながら、そこまで反省点を出したという事は、運営者側は「かっちぃ」について飽くまでも廃止ではなく休止でいくつもりだったのでしょう。それが行政側の圧力で廃止に追い込まれてしまうとは…。勝川の駅舎及び駅前のビルだけが立派で、それ以外はパッとしない。なんて事になれば、やっぱり私が前回書いた某市の駅前と一緒だ…。
そういえば、このセミナーに春日井市の関係者は来ていませんでしたね…。どうせそんなものだろう。

>アドバイザー側の企画…

名大の加藤博和氏のことですよね。東海地方を中心とした地域のコミュニティバス運行に多く関わっている人物であり、「かっちぃ」だけでなく広隆堂さんが以前書かれた「おでかけ北設」にも関わっています。
この「かっちぃ」についても、多分加藤氏が運行ルート・ダイヤの作成について色々アドバイスを送ったのでしょう。しかし、今回はそれが実らなかった。この場合、アドバイザーである加藤氏の責任はどうなるのだろうか。
そりゃ、加藤氏の関わっているプロジェクトが全てうまくいっているとは限りませんが、他の事例も含めてうまくいかない場合どう責任をとるのだろうか。
【2010/02/15 09:29】 URL | massan #t2LN9IJ6 [ 編集]

Re3: ダメだこりゃ
広隆堂様の鋭いご意見を読むのが楽しみで、時々拝見させていただいております。
このたびは、「かっちぃ」の件で、広隆堂様、massan様にご意見をいただき、誠にありがとうございます。
かっちぃが継続できなかった件については、サポートをしておりました当方にも当然責任はあります。その点については特に申し開きすることはございません。
責任の取り方についていろいろ考え、至った結論が(恥を忍んで)「検証セミナー」を開催することでした。継続できなかった理由や、それを乗り越えて商店街が今後どうしていくべきかを議論し、また皆様にもその議論を見ていただくことで、今後の各地での取り組みに反映していただければと考えたわけです。
国費を使用したことにご批判があるかもしれませんが、この国費とは、当方が代表を務めている、地域公共交通に関する研究グループの研究費で、文科省からの補助金です。もともとこの予算で「かっちぃ」の取り組みに関連した調査を行うことを予定していたのですが、継続できないことが確定した時期に、他の研究メンバーと話し合って、地域公共交通の失敗事例の検証が行われることは非常に少なく、同じ失敗を繰り返す原因になっているので、あえてそれをやろうということになりました。当然ながら、結果は報告書にまとめ、HPでも紹介し、経験を世の中に還元してまいります。
massan様ご指摘のとおり、当方のかかわったプロジェクトには、うまくいかなかったものもいくつかございます。ベストは尽くしているつもりですが、かっちぃのように予期できないトラブルが次から次へと出てコントロール不能になってしまうこともございます。「勝利の方程式」があるとよいのですが、それは「危うきに近寄らず」しかない状況です。今回は勝川・味美の皆様の一生懸命さにほだされて、危うきに近寄ってしまいました。いずれにせよ、今の段階では、失敗の原因をしっかりと明らかにし、一緒に取り組んできた皆様とともに反省して次に生かすことしかないと考えております。
なお、おでかけ北設の方はおかげさまで順調に推移しておりますが、こちらも油断はなりません。特に予約バスはうまくいくか心配しております。きちんどフォローしていくつもりですので、お気づきの点がございましたらご遠慮なくお知らせください。
今後ともよろしくお願い申し上げます。失礼いたします。
【2010/02/18 02:22】 URL | Hirokazu Kato #ZPbuKh.w [ 編集]

Re4: ダメだこりゃ
>massanさん
 公共交通の計画は別に官主導でなければいけないという規律は無いですが、民間主導のバス登場に行政が露骨に嫌い、既存交通事業者を巻き込んで極端に排他的な空気を作ってしまったことが本当に残念です。三重県四日市には、NPO主導で行政を巻き込んで運営されるコミュニティバスもあるというのに。ホント、恐ろしく保守的な土壌なんだということを感じる一件です。
 「かっちぃ」「おでかけ北設」の両路線で名大の加藤さんのグループが関係していることは、私も把握しておりました。今回の件で派手に下手打ったなと思い、気になっていたんです。

>Hirokazu Katoさん

 コメントありがとうございます。
 「検証セミナー」の実施ついてのお話、参考になりました。最近は「失敗学」というジャンルが確立していますから、学会誌ではなく一般人でも分かりやすい本やサイトで紹介してください。「かっちぃ」が投じた一石を無駄にしないためにも。
 今回の「かっちぃ」でも走らせたまではよかったが、その後の検証が遅れたことが傷口を悪化させる要因になったかと思うのです。コミュニティバスに限らず、公共交通は廃止・継続の如何を問わず、年1~2回程度は公共交通のアフターケアとして、この類の会合を一般住民を巻き込んで行う習慣付けが必要に思います。また、地域公共交通会議も春日井市の様なものでは機能していないようなものですから、これも何とかしないと別の街で第2の「かっちぃ」を産みかねません。
 様々なところで感じます。「作る」だけじゃダメなんだということを。そして、モノづくりもいいけど、もっと育てることを大切にしないといけないということを。
【2010/02/21 00:44】 URL | 広隆堂@管理人 #- [ 編集]

Re5: ダメだこりゃ
広堂様>
 以前、「失敗学会」にお招きいただき、ピーチライナーとリニモのことを話しました。他人の失敗はしゃべりやすいですが、自分の関わったものだと、言い訳や自己弁護に聞こえるのもいやなので、なかなか難しいですね。
 勝川や常滑とことこバスのように商業主導のものは、コントロールが難しい(ありていに言うと言うことをきいてくれない)傾向が強いです。商売をやっておられる皆さんはご自分のカンに頼る傾向が強いようです。いい方向に回転しているときはよいのですが、逆回転するとたいへんです。常滑も一時危なかったですが、活性化・再生法のおかげで救うことができました。
 「運行開始が本当のスタート!」といつも口を酸っぱく申しているのですが、ほとんどの方が運行開始までで疲れ切ってしまい、その後ボーっとしている間に半年くらい過ぎてしまいます。特に勝川の場合は前交渉が激しかったこともあって、その傾向が強く、運行開始後、地道な運動がほとんど行われなかったのが実情です。本当は運行開始後半年後くらいに「つどい」をやろうとも考えていたのですが、多忙なまま過ぎてしまいました。
 大学教員はどうしても失敗を隠したがったり、言い訳を弄して逃れようとする傾向があります。また、総括した場合も、論文として公表することが一般的です。これは、大学教員は論文数で評価されることと、他の先生方に知っていただけることからです。今回も論文には書くつもりですが、(オフレコのこと以外は)HPにもわかりやすい形で公表するつもりです。
 公共交通については本も出すべきかもしれませんが、大学教員にもかかわらず文章が苦手ですのでご容赦願います。代わりに、当方も含む13名で書いた「成功するコミュニティバス」という本が今出ております(宣伝みたいですみません)。この副題には、当方がいつも申している「みんなで創り、守り、育てる地域公共交通」を採用していただきました。本当に、「つくる」だけではだめだと、当方も常日頃思っております。もう少し手伝ってくれる人が増えるとフォローも十分できるのですが・・・。
 では、今後ともよろしくお願い申し上げます。失礼いたします。
【2010/02/22 00:07】 URL | Hirokazu Kato #ZPbuKh.w [ 編集]

Re6: ダメだこりゃ
>広堂さん
春日井市は私の住む瀬戸市の隣町であり、遊びとか買い物なんかでよく訪れたりしますので、この街の事についてよく知っているつもりでした。しかし、広堂さんのブログに書かれている事を読むにつけ、ここまで保守的且つ排他的な街であったのかと、驚きと失望感を隠せずにはいられません(それは、私がこの項目で度々批判している某市についても同じ事です)。
今後「かっちぃ」のようなコミュニティバスが市内の各地域に生まれるかもしれません(現に高蔵寺のサンマルシェの循環バスがあります)が、それをお考えになっている方がいるとしたら、名鉄バス以外の運行業者に運行を依頼するのはやめておけと言いたい(勿論サンマルシェの循環バスも名鉄バスの運行です)。いらぬお節介ですが。

>地域公共交通会議
広堂さんが書かれたように、本来あるべき姿とはかけ離れた方向に動いているのは、憂うべき事態ですね。我が町瀬戸にもありますが、こうなってしまうのを防がねばなりません(念の為申し上げますが、春日井みたいに露骨に特定の業者を排除しようという動きは、瀬戸にはありません…恐らく)。
その為には、一般市民がもっと意見を言わねばならないでしょう。電話・FAXを送るのも良し、市役所のHPにメールを送るのも良しです。利用者はただ利用するのではなく、意見を出さなければなりません。
「モノづくりもいいけど、もっと育てることを大切にしないといけない」
全く同感です。瀬戸でも昨年10月に市内のJR東海バスの路線が名鉄バスに引き継がれ、他にもコミュニティバスの路線が運行されています。利用者は、存続したからホッとするのではなく、それを育てていかねばなりません。

>失敗学
なるほど、ジャンルとして確立されているのですね。
我々人間は失敗について、その責任をとやかく追及しますが、そこで終わってしまう場合が多い。だからその失敗の原因を追究し、そこから同じ愚を繰り返さぬ為にはどうすればいいのか、更に他にも似たような失敗を起こさせないようにするにはどうすればいいのか。それが失敗学の中心となるものです。
「失敗学のすすめ」(畑村洋太郎著)という書籍が出ているそうなので、今度読んでみたいと思います。
【2010/02/25 12:33】 URL | massan #t2LN9IJ6 [ 編集]

Re7: ダメだこりゃ
>Hirokazu Katoさん
>商売をやっておられる皆さんはご自分のカンに頼る傾向が強い
 なるほど。これ、わかりますね。地元のことは自分達が一番知っているという意識過剰なところが逆に仇になってしまったパターンですね。そんなカンが冴えるなら、エアポートウォークに対して商店街が危機意識を持つことにならないはずです。行政だけでなく、民間主導でもこの現象が見られたのは本当に残念です。利用者とのコミュニケーションが足りませんでしたね。

>特に勝川の場合は前交渉が激しかった
 いずれにせよ、「かっちぃ」は見切り発車せざるを得なかったと思います。だからこそ、やはりアフターケア。バスもアフターケアが必要なのだということを「かっちぃ」は教えてくれましたね。
 市民の集いといえば、名古屋市交通局の市バスを語る地域懇談会が3年間開催されていませんが、こちらの動向も気になっています。
 これから常滑の酒蔵へ出かけてきます。「とことこバス」にも乗ってみたいと思います。

>massanさん
名鉄バス以外の運行業者に運行を依頼するのはやめておけと言いたい
>(勿論サンマルシェの循環バスも名鉄バスの運行です)。

 春日井については、そんな悪しき前例を作ってしまったようなものですね。
 「かっちぃ」の失敗で最も警戒すべき点は、今後も全国各地で計画されているであろう民間主導型のコミュニティバス運行計画に影響を及ぼしはしないかということです。30万人都市の春日井市ですら成立しなかったという誤った認識による風評が出ないことを願います。
 殊に東海地方はこの種のサービスは官主導型で進めるものという考え方が強い気がしますが、今回の「かっちぃ」の失敗はきちんとしたとしたレポートや論文などで、いかに「かっちぃ」が既得権と戦ってきたのかを論証する必要があると思うのです。

>失敗学
 最近、私は失敗学に凝っています。単なる結果論という批判もありますが、モノの見方が随分多角的になります。たとえば、日本史教科書のストーリーは勝ち組史観の歴史であって、負けを認める部分は、太平洋戦争と秀吉の朝鮮出兵ぐらいです。夏の高校野球でありがちな「敗れし者にも光あれ」じゃないですが、敗れし者が「なぜ、こうなったのか」という疑問を常に持ちながらモノを見ていくと視野が広がってくるような気がします。
 私も乗り物や酒など興味のある分野から、この視点を忘れることなく精進していきたいと思っています。
【2010/02/27 11:38】 URL | 広隆堂@管理人 #- [ 編集]

Re8: ダメだこりゃ
 28日は珍しく完全休日だったので(といっても今出勤していますが)、某公園
に行きました。園内循環バスに乗りましたが、これにたくさんの方が200円払っ
て乗るのですから、「かっちぃ」のような市街地循環バスだって条件さえ整えば
乗るはずであると考えておりました。とはいえ、その条件を実現するのは途方も
なく難しいことですが・・・。

>春日井みたいに露骨に特定の業者を排除しようという動きは、
>瀬戸にはありません…恐らく
 春日井はずいぶん早い段階から名鉄が引き継ぐことが内定していた一方で、
瀬戸では排除しようとする動きはなかったかもしれませんが、直前まで決まら
ず、最後にプロポで名鉄に決めたという違いが興味深いですね。

>地域公共交通会議
 お時間があれば傍聴をおすすめします。当方も春日井の会議は1度傍聴い
たしました。

>利用者とのコミュニケーションが足りませんでしたね。
 今となっては、これはバスに限らず、全国の商店街衰退の原因そのものだと思
えます。

>名古屋市交通局の市バスを語る地域懇談会が3年間開催されていませんが
 交通事業経営委員会委員なので答えづらいですが(当方が何か言って変わるわ
けではないですが)、交通局は、路線再編の前と後に行う方針と考えているようで
す。したがって、来年度あたりには行われるように思います。

>誤った認識による風評が出ないことを願います
 むろん、そういうことにならないよう当方も努力するつもりです。
 どうもありがとうございました。

 では、失礼いたします。
【2010/03/01 00:49】 URL | Hirokazu Kato #ZPbuKh.w [ 編集]

会議?圧力?
初めまして。

広隆堂@管理人様

>地域公共交通会議のメンバーは行政・交通事業者・一般市民・有識者・警察などで構成され、様々な視点から意見を出し合っていく。しかし、地域公共交通のあり方を議論する場ではなく、実際は既存の交通事業者との調整の場に終始しているケースが多い
>運行委託先が市外のあおい交通


 ピーチライナー廃止のときも、M鉄バスが春日井側に代替路線を敷いたのは「桃花台バス」に対する「圧力」そのものというか。
 何社か路線競合があればまだ融通が効くかもしれませんが、バス事業者が(実質)一つだと、強い事業者の声が大きくなり、自治体も抑えられないのが実情のようにも。massan様が申す通り、もしM鉄関連の委託であれば若干変わっていたかもしれません。
 
massan様

>某市
>瀬戸にはありません…恐らく


Hirokazu Kato様
>春日井はずいぶん早い段階から名鉄が引き継ぐことが内定していた一方で、
瀬戸では排除しようとする動きはなかったかもしれませんが、直前まで決まら
ず、最後にプロポで名鉄に決めたという違いが興味深いですね。


 某市も瀬戸市もかつては「同業他社」がいて、その路線を一業者に「統合」している面では同じですが、最大の違いは某市の場合は内二社が「親子」関係であったことが大きいように(廃止になった路面電車も含めて。多少ですがそのような動きを見ていたので....)。
 瀬戸の場合は長年JR東海バスの一般路線バスが存在していたことも大きいのですが(コミュバスについては逆のその撤退の動きが重なったことも大きいかと)。

>地域公共交通会議
>>利用者とのコミュニケーションが足りませんでしたね。
>今となっては、これはバスに限らず、全国の商店街衰退の原因そのものだと思
えます。


 商店街と利用者もそうですが、それ以上に自治体と商店街・利用者とのコミュニケーションの問題にも。私が住む名古屋市でも地下鉄桜通線徳重延長の再編に関して、一定の「声」を上げているところはともかく、一定の利益を挙げている地域にも関わらず、「声」が聞こえないため調整の対象になっていたり、支所に近いのにバス路線がなかったりと、?と思う箇所が多いように思います。
【2010/12/26 02:03】 URL | rif-nagoyan #Fag3cygo [ 編集]

Re: 会議?圧力?
>rif-nagoyanさん
>ピーチライナー廃止のときも、M鉄バスが春日井側に代替路線を敷いたのは「桃花台バス」に対する「圧力」そのものというか。
そのものでしょうね。愛知県・小牧市・M鉄の3者によるカルテル状態でしたから。

>バス事業者が(実質)一つだと、強い事業者の声が大きくなり、自治体も抑えられないのが実情のようにも。
 安城市みたいに複数の事業者に担当させレベルの底上げを図るのも一考の価値がありますが、これは特殊なパターンの様です。実態はバス事業者が既得権益を守りたいのか、地域公共交通会議で必死になるんですよね。地域交通をダメにした戦犯であることを棚に上げて。ピーチライナー代替の春日井線については、M鉄である必然性が特に無いにもかかわらず、あおい交通と競合関係にするあたりに異常さを感じます。
 このような件は各地で起きているようです。岐阜県の某市でもこの秋にコミュニティバスの再編が行われましたが、蓋を開ければ運行受託者の地元・T鉄バスへの露骨な誘導が明らかなものでした。一般路線バスへの接続(=誘導)が軸で、本来の地域住民の利便性確保がおざなりになっていたのです。これも地域公共交通会議でT鉄が春日井でのM鉄同様の傲慢ぶりを示した結果だと思います。正直なところ、近隣の平和コーポレーションやあおい交通と委託経費を比較するなどの検証が必要なのに、地元事業者というだけの理由で委託業者が事実上1択状態となり、居座るバス事業者が原因でコミュニティバスによる地域内交通網が中途半端になってしまうのです。会議には役人の他に学識経験者と称する外部メンバーもいながら、結局は直接的な決定に関与しない御用役人状態というのも悲しいですね。
 地域によっては、いっそのこと長野県のおんたけ交通や信南交通の様に一般路線から撤退してもらい、コミュニティバスのみで地域内交通を守るという発想も出てきても良いかと思います。某市に隣接するK市のように、事業者が居座るために市内交通が壊滅的になってしまうことだけは、何としても回避して欲しいと願うばかりです。
【2010/12/30 04:46】 URL | 広隆堂@管理人 #- [ 編集]

Re2: 会議?圧力?
本年もよろしくお願いいたします。

>広隆堂様
>>rif-nagoyan様
>>ピーチライナー廃止のときも、M鉄バスが春日井側に代替路線を敷いたのは「桃花台バス」に対する「圧力」そのものというか。

>そのものでしょうね。愛知県・小牧市・M鉄の3者によるカルテル状態でしたから。

 名鉄バスが春日井への路線を設けた唯一最大の理由は、採算が見込めたことであると認識していま
す。小牧方面についてはあおい交通がいち早く手を挙げましたので競合しても共倒れになると考え、
春日井であれば既存路線の再編でカバーできる(投資が少なくて済む)ことや、桃花台バスと競合し
てもやっていける見通しがある(実際、両者とも採算は確保しているようです)と考えたようです。
 本来なら、名鉄バスは親会社の駅への路線を運行すべきところ、自社の採算を優先してJRへの路
線を運行している点がおもしろいのですが、小牧市とあおい交通、春日井市と名鉄バスの関係が深い
ということで説明がつきます。それぞれ各市内に営業所があり、コミュニティバスも一括受託してい
て、棲み分けをしているということですね。小牧市にとってはピーチライナー代替交通確保が大事で
すから、地元のあおい交通としては、ピーチバス運行の方が桃花台バスより優先しますし、会社の規
模から考えて両路線を一気に充実することはできませんでした。逆に名鉄バスは、小牧からは撤退傾
向でしたし、桃花台バスが拡充されないのであれば、春日井線を運行する余地があると考えたわけで
す。

>岐阜県の某市でもこの秋にコミュニティバスの再編が行われましたが、蓋を開ければ運行受託者の
>地元・T鉄バスへの露骨な誘導が明らかなものでした。一般路線バスへの接続(=誘導)が軸で、
>本来の地域住民の利便性確保がおざなりになっていたのです。

 某市のように黒字路線が皆無のところでは、路線設定においては既存事業者の意向よりも、補助制
度の考え方に大きく影響を受けます。現行の補助制度では、複数市町村をまたぐ10km以上の路線で、
一定以上の乗客がいるなどの要件を満たす路線について、国と県が赤字を半額ずつ負担する(市は負
担ゼロ)のですが、この要件を満たさないと、国の補助はゼロで、県の補助率も下がります。詳しく
は下記をご参照ください。
http://www.pref.gifu.lg.jp/kurashi/kurashi-chiikidukuri/kokyo-kotsu/bus/kyougikai/kyougikai.html
 また、国庫補助路線とコミュニティバスが並走することも基本的には認められていません。以前関
市がこれをやっていましたが、利用者は運賃の安いコミバスに流れ、既存路線バスの補助額(つまり
国・県の支出)が増えてしまいました。むろん、コミバスも赤字です。現在では関市は、並行部分に
ついては完全にコミバス化して、国庫補助をもらわないこととしたのですが、市の負担額は大きくな
ってしまいました。国庫補助に認定される路線は幹線的な路線なので、コミバスよりも欠損額がずっ
と大きいのです。既存事業者が路線バスから総撤退した南信州も木曽も、市町村の負担は大変な額で
すし、委託先の多くが既存事業者にならざるを得ません。K市も、国庫補助要件を満たす路線がなく
なったため、市内を結ぶ路線バスが壊滅してしまいました。

 以上のことから、某市では、国庫補助路線を幹線として活かしながら、それに結節する支線をコミ
バスで運行するという選択をとったと思われます。国庫補助路線は乗客が減ると補助要件を満たさな
くなるので、支線で乗客を集めることが大切になります。しかし、これは乗客に乗り継ぎを強いるこ
となので、利便性という面では疑問が残ります。
 また、コミバスの事業者選定は地域公共交通会議が行うのではなく、事業主体(市)が行うことに
なっております。某市ではプロポーザルで実施し、複数会社が参加した結果、T鉄バスが選ばれたと
聞いております。価格だけで事業者選定すると安かろう悪かろうになる可能性がありますし、プロポ
ではどの要素を重視するかで結果が変わってしまいます。なかなか難しいです。

 国庫補助制度については、先の政府予算案で、23年度から抜本的な改正が行われることが確定して
います。新しい補助制度(生活交通サバイバル戦略)では、今までのように、補助制度の考え方に追
随するあまり地域のニーズに対応できない路線網になってしまうという状況を防ぐことができるしく
みになっていますので、自治体や事業者は新制度をよく研究する必要があります。

 以上、長文失礼いたしました。


【2011/01/05 13:08】 URL | Hirokazu Kato #ZPbuKh.w [ 編集]

Re3: 会議?圧力?
>Hirokazu Katoさん
 こちらこそ、よろしくお願いいたします。詳しいご説明に感謝しております。

>小牧市とあおい交通、春日井市と名鉄バスの関係が深い
 春日井市とあおい交通とのこれまでの経緯とそこで最前線に立たれた加藤さんに言われると、こちらは何も言えません。JR春日井駅前のバスブースで、名鉄も旧JRバスブースまで強固にブロックするのは過剰な行為と思うところがあります。利用者不在の論理で利便性が損なわれることは、できる限り避けて欲しいものです。

>岐阜県の某市
 別に自治体名を隠す必要無いんですが、お付き合い頂いて恐縮です。
 某市のバス再編については2年ほど前から議会で出ており、昨年は市民からのヒアリング募集もあって、小生もコメントを書き期待していたのですが、過去の議事録を見る限り地元住民の現状や利便性、そしてニーズとの乖離ぶり、更にヒアリングの結果を元に話し合われたはずの地域公共交通会議の議事録がその回に限り非公開など、気になっていました。
 ご存知の通り、某市は大きく分けて2つ、細かく分けたら8つのコミュニティがバラバラで、自治体内で一極集中しない地理的な特殊事情があって、中心市街地へ集まる流れは北半分(3町)だけ。南半分(5町)は隣接するT市やM市へ流れてしまう度合の強いグレーゾーンなわけですよね。地域事情も差が激しいので、すべてに応えられないのは分かるのですが、スーパーへも病院へも駅へも(路線にもよりますが)途中乗り換え必須であること。また、T鉄との連携を重視するなら運賃の割高感を打ち消さねばならず、収益性の悪い100円バスを(1路線だけ運賃境界を作りましたが)継続せざるを得ないことなど、利用者が運賃でバスを育てる環境をより厳しくしている残念な点がいくつもありました。
 財政難の某市、そしてT鉄バスも500円上限運賃制度を実施(これ自体は評価しています)しているので一定の理解はすべきなのでしょうが、やはり、地域住民の利便性確保がおざなりになっている印象があります。

>コミバスの事業者選定
 これだけコミバスが各地に登場すると、自治体や受託事業者も自ら運営状況を比較できるかと思うのですが、この辺りの検証が甘い気がします。例えば、某市でも別にバス車両である必要はなく、稲沢市や恵那市の一部のようにワゴンでもいいわけです。自治体や事業者も視察や研究をしているはずですが、某市やT鉄の動きをみる限り、利用者不在で話が進んでいるようで不安に思いました。
【2011/01/10 00:51】 URL | 広隆堂@管理人 #- [ 編集]

Re4: 会議?圧力?
ホーチミン市におります。便利な時代ですね。ベトナムからこのブログへ
のアクセスは初めてでしょうか?
この街はバイク天国で、公共交通は極めて貧弱です。
「公共交通を大切にしないとそのうちとんでもないことになるぞ」と講演
しました。

・桃花台について
 桃花台のある旧東春日井郡篠岡村が、小牧か春日井かいずれに合併す
るか紆余曲折の結果、小牧についたことがいまだに尾を引いています。春
日井になっていればピーチライナーも春日井に行っていたでしょうに。
 春日井から見れば「なぜ小牧市に入ったのにうちに来るの?」、小牧から
見れば「小牧市なんだからうちに来るのが当然でしょ?」となるわけです。
そんないきさつを知らない新住民にとっては迷惑なことですが。

>これだけコミバスが各地に登場すると、自治体や受託事業者も自ら運営
>状況を比較できるかと思うのですが、この辺りの検証が甘い気がします。
>例えば、某市でも別にバス車両である必要はなく、稲沢市や恵那市の一
>部のようにワゴンでもいいわけです。

 稲沢は逆で、最初から運び切れないことが予想されたのに9人乗りにして
しまい、現在は15人乗りを入れました。市内にバス会社がなく、タクシー会
社に頼まざるを得ないことが原因です。恵那市もタクシー車両に切り替えた
方がいいところがいくつかありますが、現行車両がまだ使え、新車を買うよ
り安いのでそのままになっています。国の補助制度の変更で、車両購入費補
助がなくなった(運行費に償却費として参入されることになった)こともあ
り、だんだんと置き換わっていくのではないかと思っております。

 いずれにせよ、地域・利用者目線でなければうまくいかないということですね。

 では、失礼いたします。
【2011/01/12 01:56】 URL | Hirokazu Kato #ZPbuKh.w [ 編集]

Re5: 会議?圧力?
>ホーチミン市におります。便利な時代ですね。ベトナムからこのブログへ
>のアクセスは初めてでしょうか?

 お返事しているころにはお戻りでしょうか。ホーチミン、暖かいというか、暑いでしょうね。でも、乾季だと過ごしやすいのでしょうか?ベトナムの都市部は意外とネット環境が良いと聞いております。タイからのアクセスは定期的にいただいているのですが、ベトナムは初めてかもしれません。

>「公共交通を大切にしないとそのうちとんでもないことになるぞ」と講演しました。
 ベトナムはようやくこの分野に投資できる状況になったようで、公共交通の整備計画が進行しているようですね。

>桃花台のある旧東春日井郡篠岡村が、小牧か春日井かいずれに合併するか紆余曲折の結果、
>小牧についたことがいまだに尾を引いています。
 ピーチライナーのときもそうでしたが、小牧市街地と旧篠岡村エリア住民との間に移動について意識の相違がはっきりしていました。経済圏の境界線エリアでは、市町村合併による成功を得たエリアもありますが、一方、弊害を受けた地域も少なくありません。一方、独立を選んだことが逆に幸いする例もあります(近隣なら岩倉市、旧東春日井郡なら現在の尾張旭市)。悲劇の多くは明治の合併が影響している(加藤さんのお詳しい郡上市小那比もこのタイプ)のですが、昭和・平成でもこの悲劇は続いています。本来、旧篠岡村は大草地区を中心に分村合併が向いていたのですが、こういうものは争いごとを避けられないため流れに従ったものの、その当時は小牧市に属する弊害(この場合は春日井市の発展や桃花台の開発)を想定できなかったということも言えるかと思います。
 
>そんないきさつを知らない新住民にとっては迷惑なことですが。
 新住民の方で、そこまで考えられた方が少なかったかも。ピーチライナーが桃花台から先、高蔵寺まで延びると便利になると考えていた住民が、ピーチライナーの存廃で揺れた頃もある程度いたのも、今と思うと驚きです。高蔵寺へ伸ばしても名古屋へは遠回りのまま。採算が改善するとは思えませんでしたから。

>地域・利用者目線でなければうまくいかないということですね。
 そう思います。
【2011/01/15 17:02】 URL | 広隆堂(こうりゅうどう) #- [ 編集]


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