最近、耳にこびり付いて離れなくなったフレーズです。おそらく、今年の流行語大賞ノミネート確実でしょう。

　正直、ＡＣ（旧：公共広告機構）のＣＭは嫌いです。全般的にメッセージ性が強すぎる上に、特に最後のサウンドロゴ「エィ～シィ～♪」の声が通るので、夜中に一人で見ていると30過ぎのオッサンの私ですら怖い。もともと、ＡＣのＣＭは各広告代理店がコンペで競っているようなものなので、それぞれのＣＭがインパクト強めなのだ。あの「エィ～シィ～♪」だって、インパクトを考慮した意図的な音響効果です。
　東日本大震災以降、ＣＭスポンサーが自粛モードに入り、その穴埋めにＡＣが大増発されました。その内容に非常に大きな批判になってしまった。ひどかったのは、出演者の仁科亜季子親子に飛び火した件。明らかに行き過ぎであり、本来ならブログに謝罪文を書くようなことではない。行き過ぎた世論醸成の恐ろしさを感じます。
　こんな事態になってしまった根本的な原因について、当のＡＣはＣＭバージョンの少なさを認めて謝罪文を掲載していたが、本来ＡＣが謝罪するようなことではありません。根本的な原因は、15秒ＣＭを乱れ打ちさせた民放各局です。単純な話だが、ＡＣのＣＭを30秒ＣＭ中心に切り替えれば半減します。噂によれば、このＡＣシリーズで話題の「ぽぽぽぽ～～ん！」のＣＭには60秒バージョンがあるらしい。

　私はオンタイムで見たことはありませんが、関東では流れているとか。だったら、意図的に60秒バージョンを組み込めば良く、これによりＣＭによる不快感も随分軽減されたはずである。要はＣＭの流す手法に問題があったのではないかということです。

　一方、ラジオでは相変わらず「エィ～シィ～♪」が流れる（ＡＣジャパンと読み上げるＣＭも出てきたが、名古屋ではまだ少数派）。これが無いと、どこのＣＭか分からなくなるためであろう。まぁ、名古屋のＡＭラジオは以前から１日中流れとるようなもんだし。

　しかし、このＡＣ連発。名古屋では阪神淡路大震災の時よりひどい。それだけ景気が冷えてしまったのと、消費者側の企業イメージを意識する企業が増えたのだと感じます。世知辛い時代ですね。