名古屋・広隆堂ブログ
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広隆堂(こうりゅうどう)

Author:広隆堂(こうりゅうどう)
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1976年10月26日名古屋市千種区生まれ。小学校卒業まで名古屋で暮らし、中学・高校時代を岐阜の山奥で過ごす。都会へあこがれ、大学卒業後、名古屋へ舞い戻る。乗り物と旅行、そして中日ドラゴンズを心から愛する。
 子どもの頃からモノ集めに凝っていたが、最近はポイント集めに凝っており、特に航空会社(ANA・JAL)のマイル集めに熱中している。
 人と同じ事をするのが苦手。協調性が無いせいもあって集団で浮きやすい。できないことを無理にするのは疲れるので、典型的なオレ流・ワンマンだとよく言われながら、迷惑をかけないように好き勝手にやっています。
【「広隆堂」の由来】
 「こうりゅうどう」と読んでください。名前は本名の姓名から一字ずつ頂き、人が集う意味のある字「堂」を加えたものです。コミュニケーションの場として活性化されることを願って名付けました。古臭い名前ですが、本人はかなり真剣に考えて付けました。

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図書館建設に市民が反対する街
 「街に図書館ができる」というと、大概は歓迎されるものです。それも「22万冊の蔵書で県下最大級の図書館にする」というと、図書館好きならワクワクするじゃないですか。しかし、図書館の建設に地元住民から大反対の声が上がってしまう異常事態に陥ってしまった街があるというので、現場を見に行ってきました。
SSCN8854.jpg
 名古屋から電車で1時間ほど。岐阜県の南東部・長野県に接する街、中津川市は人口8万人、東濃東部の中核都市です。
 中津川市の中心部を貫く旧中山道中津川宿のど真ん中、栗きんとんの名店「すや」の3軒隣にあるこのスペース。現在は駐車場になっていますが、ここに中津川市が総事業費18億円をかけて図書館を新築し2013年に開館する計画を立ててから、建設の是非を争点に市議会・市議会・中津川市民を巻き込んで大揉めになっています。
 この場所は元はユニー中津川店のあった場所で、1997年にユニーが閉店しアピタとして移転してしまったことから地域再開発の一環として複合ビルを建設しようとしたものの頓挫し、地権者が新図書館用地として誘致しようとすることにしたようで、これに中津川市が乗ってきたということです。「市長が地元の有力者が持っていた土地を買ってやるために建設する事にした」なんて噂も出てきたことから揉めてしまっており、先日の市議選でも新図書館建設推進訴えた市長派候補は反対派の市議候補に主導権を取られた末に複数落選しているとのことです。
 中津川市には既存の市立図書館がすぐ近くにあり、建物がやや古め(昭和54年開館)ではありますが、8万人規模としてもごく標準的なレベルの図書館があります。また、中津川市の財政状況が県内でワースト1とのことで、財政が逼迫している最中にわざわざ新館を建設する必要があるのかという声が挙がってきたわけです。
 しかし、傍から断片的な情報ですが、既に異常事態だと思うのは私だけでしょうか。図書館の建設でここまで揉めている例を私は他に知りません。

 現地を撮影していると、地元の方に声を掛けられました。お話を聞いてみると、
「大山(市長)が●●して、▲▲して、××して…。」
 いきなり際どいお話に仰天しました。アカン、アカン。すみません、もう少しブログに書ける内容でお願いしますね。すると、
「財政状況が県内ワースト1だというのに、図書館を造る余裕は無い。」
「今時、熱心に図書館で勉強する人なんていない。」
「駅前の旧ダイエー跡ビルが空いているから、新規で用地を購入する必要は無い。」
などのご意見がありました。唸る部分もありましたが、公立図書館への理解が少し足りない印象を持ちました。
 今年3月に中津川市議会の会派が独自で市民アンケートをとったところ、9割近い市民が新図書館建設に反対しているというデータも登場しました。回答率が僅か22%ではありますが、この数字は興味深いものがあります。
引用元:中津川のブログ人http://ykasagi.blog.ocn.ne.jp/blog/files/img120.pdf
 更に中津川といえば、あの図書館蔵書検索サイト「カーリル」を作成された方が旧坂下町のご出身だそうで、今回の計画にも中津川市からアドバイザーとして参加依頼を受けていたそうですが、このゴタゴタで降板されたという情報も。

 どうして、ここまで揉めてしまったのでしょうか。

 この異常事態、特に新図書館建設についての反対要因を考察すると、旧市域と旧周辺町村との間に図書館に対する意見の乖離があるように思います。
 旧市域では、お隣の恵那市が一昨年に立派な新図書館(恵那市中央図書館)をオープンしたことから、「恵那市があんな立派な図書館を造ったのなら中津川でも」という、我田引水のような思考で計画を進めたように見える部分もあります(従前より、中津川市は恵那市を下に見る傾向があります)。中津川市立図書館が中央公民館との一体型であるため、独立した新図書館への移行を目指したくなったきっかけかもしれません。でも、行政に図書館に理解があるのなら、旧市時代に旧市域の周辺部である坂本・落合・苗木あたりに分館・分室があってもおかしくなかったはずです。そんな背景を見ても、行政が市民の意見醸成より前に図書館建設を急いだ感があります。既に述べましたが、中津川駅前にある旧ダイエー跡の「にぎわいプラザ」という建物があり、建物の活用法について迷走しているビルがあります。もう少し意見醸成が早ければ、にぎわいプラザに移設という手もあったでしょうが、駅の真ん前という立地の為に駐車場確保が困難であることや、建物が古いために耐震問題などがネックになったかもしれません。しかし、恵那に立派な新図書館ができてしまった以上、中津川市はにぎわいプラザへの移設で市民感情を抑えられるかは疑問です。
 一方、周辺部では旧市域中心部との地域間格差から生まれる反発も見え隠れしています。中津川市は平成の大合併で旧恵那郡の恵北地域(坂下町・川上村・加子母村・付知町・福岡町・蛭川村)と長野県山口村の3町4村と合併しました。今回の図書館建設で反対意見の多い要因には、周辺地域からの利便性の悪さも上げられます。中津川市街地へ直通する交通機関の無い旧市域の阿木地区や旧蛭川村・旧川上村の他、中津川駅前までクルマで1時間近くかかる上に、バス運賃が片道1,000円以上もかかる旧付知町・旧加子母村からの頻繁な利用が難しいことも挙げられます。これらの地域の方は、仮に新図書館が開館しても実質的に日常的かつ積極的な利用する機会は少ないと思われます。
 根本的な問題として、この東濃東部地域の自治体が公立図書館の設置に極めて消極的であったことが挙げられます。平成の市町村合併以前に公立図書館(公民館図書室は含まない)を設置していた自治体は恵那市・中津川市と旧蛭川村のみでした。三重県いなべ市となった旧員弁郡の各町や三重県津市に合併した旧安芸郡の町村など、平成の大合併を前に図書館を設置した自治体もありました。平成の大合併を前に周辺地域として埋没する恐れがあったにもかかわらず、地域振興の一環として図書館設置を見送ったということは、この地域の図書館設置への意識が低かったことが否めない事実だと思われます。

 私はかねがね公立図書館の設置について、「一点豪華主義」にするか「エリア別分散設置」にするかを地域事情を元に選択すべきだと思います。最近の公立図書館でも、東海地方では岡崎市や春日井市など一点豪華主義に走る傾向のある自治体が多いのが実情です。
 平成の市町村合併の終息で表面化していますが、合併はしてみたものの中心部(旧市域)と周辺部との地域格差が拡大する傾向にあります。これは図書館行政でも同じで、周辺部は旧自治体時代と変わらず図書館利用が不便な地域が多々あります。自治体としては合併したものの、地域コミュニティは旧自治体時代を踏襲しているのが実情であり、合理化の名目で一点豪華主義化してしまうのは、新自治体の旧市域住民にはメリットがあっても周辺部住民にとっては何のメリットも無いのです。
 一方、エリア別設置でうまくまとまっている例は東海地方では津市など、ごく僅かに限られています。平成の大合併を行った地域では、このエリア別設置をもっと進めるべきだと思います。現に豊田市や高山市、郡上市・下呂市など、市町村合併によって市域が大幅に増大した自治体のなかには、合併後に旧市域と周辺部との格差是正の一環として、図書館・分館の設置を積極的に行っているところもあります。
 先ほど紹介した恵那市中央図書館も実態は一点豪華主義であって、その恩恵は日常的な利用が可能である旧市域中心部ぐらいであり、周辺部である岩村・明智方面からは日常的な利用は非常に不便なのが現実です。恵那市は分館すらない(旧上矢作町に旧上矢作町時代に造られた公民館図書室がある程度)状況であり、最低でも岩村と明智に分館を造るぐらいすべきだと思います。
 今回の中津川市についても、本当に新図書館にこだわる必要があるかと言われると疑問が残ります。既に述べた通り、市街地まで出てくるだけでも相当な時間と費用を要する地域が多いからです。
 したがって、中津川市全域に濃密な図書館利用機会を提供するのなら、一点豪華主義よりもエリア別分散設置の方が現実的です。既存の中央館と蛭川図書館に加え、以下の地域に図書館分館を設置するのが理想的です(カッコ内は主となるカバーエリア)。
・中央館(旧市域の中津)
・蛭川(旧蛭川村)
・坂本(旧市域の坂本)
・落合(旧市域の落合・神坂と旧山口村馬籠)
・坂下(旧坂下町・旧川上村・旧山口村山口)
・福岡(旧福岡町と旧市域の苗木)
・付知(旧付知町)
・加子母(旧加子母村)
・阿木(旧市域の阿木)

 既に中津川市でも坂下・川上・加子母・付知・福岡・山口の各地区に公民館図書室を設置していますが、公民館図書室の収容能力には限度があり、最低でも独立した分館への昇格が求められます。ただ、費用の問題もありますので、すべてを独立した図書館分館として設置するのは難しいと思われます。そこで、既存2館の他に利用が見込まれる坂下と付知(又は福岡)は分館とし、残りは分室又は公民館図書室として整備する事から始めてみてはどうでしょうか。
SSCN8855.jpg
 今回の中津川市新図書館問題について、私は新図書館の建設より先に周辺部の分館整備を行い、市民の図書館利用環境を底上げ整備してから再度検討するという形が良いのではないかと思います。特に地元から県立高校も無くなり、地域の疲弊が目立つ付知川沿いの福岡・付知・加子母エリアの救済は急務だと思います。

 今回の中津川市の騒動は足元を見ていない行政の暴走が目立つ格好になっています。しかし、市議会や市民が図書館建設に反対するという異常事態は、公立図書館の配置について議論に一石を投じる一方、公立図書館への理解が地域というレベルでまだまだ道半ばだと考えさせられる出来事でもありました。
 果たして新図書館は建設されるのでしょうか。中津川市の今後の行方に注目していきたいと思います。
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この記事に対するコメント
間違っとるよ。
「一点豪華主義」vs「エリア別分散設置」ですか。
中津川市とか恵那市のような市町村合併によって市域が増大したような地域には、後者の方法が適していると思います。どちらも周辺部から中心部への交通が便利とは言い難い地域ですから、前者の方法は好ましくありません。
結局は、行政のやり方が間違っていたとしか言いようがありません。行政が現状を把握し、きちんと見極めればこんなことにはならなかったと思います。
恵那市の場合、旧岩村町とか旧明智町の住民から今回の中津川市のような反対の声は起きなかったのでしょうか。まあ、こちらは明智鉄道がありますから中津川市ほど利便性が悪くないからそれほど問題がなかったのかな(そういう意味では北恵那鉄道の廃止は今更ながら痛い)。
中津川市の場合は、今からでも遅くないから新図書館建設案を白紙に戻し、もう一度案を練り直すべきだと思いますね。

あと、どうして旧阿木村と旧蛭川村は中津川市と合併したのでしょうか。生活圏としては恵那市の側に入っていると思うのですが。
【2011/05/11 10:06】 URL | massan #t2LN9IJ6 [ 編集]

Re: 間違っとるよ。
 「一点豪華主義」か「エリア別分散設置」。難しい選択でしょうが、地域特性を考えて図書館の設置を考えて欲しいものです。基本的に小中学校と同じ性格で考えて欲しいです。
 中津川市の例では新自治体にも問題ありますが、旧町村部にも相当の問題があると思います。消防・救急の様に隣接自治体を連携するとか考えられなかった柔軟性の無さを指摘したくなります。

>恵那市の場合、旧岩村町とか旧明智町の住民から今回の中津川市のような反対の声は
>起きなかったのでしょうか。
 恵那市中央図書館は、恵那発祥の企業・バローから用地と10億円の寄付があり、これを元に建設した経緯があるので反対も何も挙がらなかったわけです。旧図書館は市民会館の間借り状態で、鰻の寝床状態な館内構造で、更に蔵書がパンク状態で棚に入りきらない本は書棚の隙間に横向きで入れるなど、涙ぐましい努力をしていました。

>あと、どうして旧阿木村と旧蛭川村は中津川市と合併したのでしょうか。
 昭和の市町村合併で、2村とも岐阜県から恵那市との合併を勧められたものの拒否したようです。この地域については文献もあります。ただ、蛭川村については逆にこれが功を奏し、村単独で上下水道を整備し、図書館も設置しましたが、同じ木曽川以北で隣接する恵那市笠置・中野方・飯地の各地区は下水道はおろか上水道も普及せず、ここ10数年でやっと簡易水道が普及した程度だったそうです。
【2011/05/17 01:02】 URL | 広隆堂@管理人 #- [ 編集]

どうして旧阿木村と旧蛭川村は中津川市と合併したのでしょうか。
表向きには、恵那に合併するなら、阿木川上(かおれ)は分村して中津に合併するという
ことになるので分村を避けたらしい。
【2011/10/12 09:46】 URL | noname #mQop/nM. [ 編集]

Re: 旧阿木村
>表向きには、恵那に合併するなら、阿木川上(かおれ)は分村して中津に合併するという
>ことになるので分村を避けたらしい。

 旧阿木村は村域が広大で、中津川上流の川上集落まで含まれていました。川上集落は児童・生徒を中津川市の学校に委託しており、飯沼地区は恵那市、阿木地区・広岡地区は岩村町への流動があり、昭和の合併の際に村が二分割・三分割されることを危惧され、一括合併を受け入れた中津川市へ合併したようです。どうも、森林の扱いが影響しているようです。
【2011/10/18 01:25】 URL | 広隆堂@管理人 #- [ 編集]


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